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「情報」との向き合い方

今朝の日経新聞の記事に「インフォでミック」という言葉が載っていました。この記事を読んで思うことを、をまとめてみました。


日経新聞の「きょうのことば」にも取り上げられていますが、【インフォデミック】とは、
ネットなどで噂やデマも含め大量の情報が氾濫し、現実社会に影響を及ぼす影響のことを指します。

今の世の中でいうと
「緊急事態宣言が出されるかどうか・・・」「トイレットペーパーが中国から輸入できず、品切れになる・・・」など、何が本当かが分からない情報がネット上に飛び交っている状況のことを指します。

確かにSNSやネットが普及して、情報は伝達しやすくなり、とても便利な世の中になりました。ただ一方では、情報に振り回せれ、パニックになることもあります。

世の中には良い人ばかりではないので、このコロナ騒動に乗じて、高齢者を相手に詐欺まがいなことをするグループもでてくるのでは危惧しています。

コロナのことだけでなく、情報が溢れている今の時代だからこそ、情報を正しく収集し、その中で正しい判断をしていくにはどうすれば良いかを考えていく必要があると思います。

私なりに、情報を向き合う上での大切な考えを5つにまとめました。


①日頃から、世の中のことに関心をもつ。
大前提として、日ごろから世界のこと、日本のこと、世の中のことに関心をもっていないと、何が正しいかが判断できません。

例えば、自分の仕事のことだけで、それ以外の世界のことをまったく知ろうとしない人。毎日ドラマやアニメ、マンガばかり見ている人。ゲームばかりしている人。
このような人が急に「トイレットペーパーが中国から輸入できず・・・」という情報を聞くと、それが本当かどうか判断できません。
極端な例ではありますが、トイレットペーパーを作っている企業、国内での生産量のことなどを少しでも知っていれば、その情報に振り回されることはないと思います。


②情報の出元をしっかり確認する
次に大事なことは、その情報はどこが発信したものかをしっかり確認することです。
今はネット上に、どんな人でも情報を投稿できますし、拡散もできます。
自分が見たその情報は、「どこが(誰が)」発信源なのかによって、その情報の信憑性は大きく異なります。
分かりやく言うと、国・政府が発信している情報(政府のHPに載っているもの)や新聞に記載しているものはある程度の信憑性はあると思います。
ただ、ヤフーニュースなど、ネットのニュースに出ているものは、その出元の確認が必要です。
また、ツイッターやその他SNSで
「政府が○月○日に緊急事態宣言を出すらしい」という情報が出回った時も、「政府が」と文字として記載がありますが、その投稿者が勝手にそう思って投稿しているだけの可能性もあるので注意が必要です。
※政府がと書いてあっても、本当に政府が言ったかは不確かです。


③自分の頭で考える。一度はその情報を疑う。(別の角度からもみてみる)
情報をそのまま鵜呑みにするのではなく、一度自分の頭で考えてみることも大事です。
例えば、「コロナの感染者数が増えている・・・」という記事を読んで、
「感染者数が増えていて怖いな。」と思うだけでなく。
本当に増えているのか・・・・?
なんで急に増えてるんだとう? と、一度自分で考えてみると良いと思います。もちろん自分の頭で考えて、答えがでるものと、答えが全くでないものとあると思いますが。少なくとも、「一度自分で考える」という行為をして得た情報と、鵜呑みにした情報ではその後の情報の価値が変わると思います。

先ほどの、感染者数が増えた・・・という情報も
①本当に感染している人の人数が増えているという場合もありますし、
②コロナの感染について検査を受ける人の人数が増えているから、陽性(感染した人)の人数が増えているとい場合もあります。
②の場合を考えると、公表されている感染者数よりも、実際にかかっている人の数はもっと多いのではないかを仮説が立てらます。
※実際私は、ニュースなどで発表されている感染者数よりも何倍も感染者はいるのではないかと思っていますし、症状はでていないですが、自分自身も感染している可能性もゼロではないなと思います。

1つの情報に対して、一度疑う、自分の頭で考える、別の視点から考えるということをするだけでも、その情報に対する「解釈」が変わります。

④歴史(過去)に学ぶ
私の好きな言葉の1つに
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」というドイツの宰相ビスマルクの名言があります。

何かを判断するとき、自分の経験則だけに頼るのではなく、
他者も含めた過去の歴史に学ぶことでより良い判断ができる、という意味の言葉です。

先ほどは、自分の頭で考える。ということをお伝えしましたが、自分の経験、頭だけで考えることは限界があります。
何かを判断する時には、歴史や他人の考え(先人の考え)から学ぶ方が正しい判断になりやすいと思います。


⑤自分の軸を持つ(羅針盤を持つ)
情報を得て、何かを判断をする際の大事なポイントの5つ目は、「自分の軸」を持つことだと思います。
もう少し具体的にすると、自分の中で大切にしている価値観・考え方の優先順位をつけるということです。

現状のコロナの件についても、自分が人生の中で大切にしている価値観の優先順位によって判断・行動が変わってきます。

自分の中で一番大事にしているものは何か、
例えば、「家族」「仕事」「友人」「社会貢献」「自由」「お金」「倫理観」・・・等
このようなものの順番を自分の中で定めているかどうかで、判断基準は変わると思います。


以上、5つのポイントを書いてみました。
私自身、どれをとってもまだまだ実行しきれていないものばかりです。
今後、皆さんに様々な情報を発信していくためにも、まずは自分が体得できるよう精進していきたいと思います。

皆さん自身の「情報との向き合い方」について、少しでも参考になれば幸いです。






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