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縁を結び、縁を尊び、縁に随う


昨日は多くの企業で新入社員が入社したと思います。

コロナの影響で、入社式を中止した企業、いつもとやり方を変えて実施した企業、様々あったでしょう。

毎回この時期になると考えますが、日本に約390万社ある企業の中から、1つの会社を選び、入社するというのは奇跡的な出会いです。

まして、新入社員として入社する会社は1社しかありませんから、この「縁」を大事にしてほしいと思います。
※新しく会社の一員となる新入社員だけでなく、迎える側の経営陣、先輩社員としてもです。

偉大な経営者や大成された方々には「縁」を大切にしている人も多くいます。

そのうちの1人が、昨年亡くなった中曽根元首相です。

中曽根元首相は、座右の銘に「三縁主義」を掲げておりました。
三縁とは「結縁(けつえん)」、「尊縁(そんえん)」、「随縁(ずいえん)」の3つの「縁」を重んじるという事です。

ではそれぞれどういうことか。

「結縁」・・縁を結ぶ事。人生で何万人という人との出会いがある中で、本当に一生付き合っていく人はせいぜい100人程度。大切な仲間と出会い縁を結ぶ事はとても大切である。

「尊縁」・・結んだ縁を尊ぶ事。縁を結んだ相手との関係を常に尊んで生きていく。一度の人生の中で奇跡的確率で縁を結んだ人との関係を大切に、お互いを尊敬しながら生きていく。

「随縁」・・結んだ縁に随って生きていくこと。自分が結んだ縁の流れに逆らわずに、その縁に身を任せていきていこうという事。

私自身も、この言葉に感銘を受け、できるだけ実践しようとしていますが、
まだまだ自分の事を優先にして、縁を大切にできていないと感じることも多いです。

◆人が人生の中で出会う人数は・・

一般的には

人生で何らかの接点を持つ人が30,000人。(1度だけ会ったことがある など)

学校、仕事などを通じて近い関係になるのが3,000人。(挨拶をする関係性)

親しい会話ができる関係が300人。(挨拶以外の会話もする関係性)

友だちと呼べる関係が30人。(用事がなくても、話しかける関係性)

親友と呼べるのが3人。

と言われています。

世界の人口約80億人とすると、
接点を持つのが約3万人に出会う確率は、0.0004%。
挨拶をする関係になる約3,000人に出会う確率は、0.00004%。

ちなみに、宝くじ(年末ジャンボ、サマージャンボ 等)の1等の当選確率が約1000万分の1 = 0.00001%
ですので、挨拶する関係ができる人と出会う確率はそれとほぼ同じです。
親しい会話ができる関係性というのは、それ以上の確率です。

それだけ、人との縁は奇跡的なものだという事を知ると、縁を大事にすることができるのではないでしょうか。

この文章を読んでくださった人も、何かの「縁」ですね。

最後まで読んで頂いて、ありがとうございます。









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