ワークアズライフという考え方

皆さんは「ワークライフバランス」という言葉を聞いたことがあると思います。

これまでの日本は、会社に雇われて、働いた対価としてお金をもらっていました。

簡単に言うと、お金を稼ぐための「ワーク」とそれ以外の「ライフ」に分けて、このバランスをほどよく保ち生きるというのが、「ワークライフバランス」という考え方です。

本日は、働き方についての考え方で、私が特に共感をしている考え方がるので紹介します。

それは、筑波大学助教授の落合陽一さんが語っている、「ワークアズライフ」という考え方です。

◆落合陽一さん
 落合さんは、筑波大学助教授、会社経営、本の執筆など非常に多彩で最近はテレビやメディアによく出ています。
 「現代の魔法使い」と呼ばれ、最新の技術を使って世の中を変えていく研究もしています。
 ここでは割愛しますが、書籍なども数冊でていますし、YouTubeなどに動画もありますので、興味がある方はぜひ調べてみて下さい。

◆ワークアズライフとは

今の世の中は、グローバル化、IT化、通信インフラの整備により、いつでもどこでも働けるようになってきました。

そして、この流れはますます加速し、AIやロボットの発展、自動化により、どんどん単純作業など、これまで人間がやってきた仕事は減っていきます。

こうなると、単純労働のような仕事が減っていく分、人間は「自分のやりたいこと」をする時間が増えていきます。

これからは、やりたくない仕事にストレスを感じながら「ワーク」するのではなく、ワークとライフの両方に自分なりの人生価値を見つけることが重要になってきます。

働く時間、それ以外の時間ということで分けるのではなく、ストレスを感じること、ストレスを感じないことで分けるということです。

これが、「ワークアズライフ(ライフとしてのワーク)」なんです。


◆仕事を楽しむために

生きていくために、お金を稼ぐために仕事をするのではなく、

この仕事が好きだから、この仕事が楽しいから仕事をするという感覚になることが大事です。

誤解のないように伝えますが、

仕事を好きになる事、楽しいと思う事と、「楽をする」ということは違います。

どんな仕事も、努力して、勉強して、実践して、できることが増えて・・・・その結果、お客様や働く仲間に喜んでもらい、楽しさを実感するのです。

もしくは、必死に頑張った結果、目標を達成した時に達成感、充実感を得るから楽しいのです。


◆仕事は人生の大半を占める

仕事とプレイべートを分けて考えている人がいますが、人生において、ほとんどの人がその半分以上の時間を仕事に費やします。

仕事がつまらないと、人生がつまらないものになると思います。

会社には、「休み」というものがあります。

ですが、人生に「休み」はありません。

私が新卒で入社した会社では、

「休みというのは、会社がやっていない日なだけであって、皆さんが休む日ではない」と言われました。
「休みというのは、皆さんの人生にとって、最良なことに時間を使う日であり、体を休めるのが最良なら休めばいいし、仕事が今の自分にとって大切なら働けばいい」
と言われました。

今の皆さんにとって、人生を最良にするために、休日をどのように使ったらいいでしょうか。

・もちろん、体を休めることも必要です。
・足りないことを勉強することが必要な人もいます。
・売上達成のために仕事をすることが、自分の人生にプラスになる人もいます。
・友人と会うことで、リフレッシュし、違う視点を得ることが大事な人もいます。

もちろんそれは1人1人違います。

休日だから、休むというのは安易だということを、心のどこかに置いておいてください。
※皆さんに休みなく働けと言っているわけではないです。


仕事について、人生について、この「ワークアズライフ」という考えについて、ぜひ真剣に考えるきっかけになれば幸いです。

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