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人が育つためには、環境だけでなく根っこが大事

本日は、人が育つために必要だと思う条件についてお話ししたいと思います。


皆さんは植物を育てた経験はありますでしょうか?

小学生の時にアサガオ等を育てたり、家庭菜園でミニトマトやハーブなどを育てたことがある人はいるんじゃないでしょうか。


植物を育てたことがなくても、常識として分かると思いますが・・・

植物が育つためには、いくつか条件が必要です。

種から育てる場合、種をその辺のコンクリートの上にまいても、芽もでませんし、花が咲いたり、実をつけることもありません。


①まず、種を植えるには「土」が必要です。

土がすべてのベースになります。
どんな土でも良いわけではなく、土が汚染されていたり、酸性だと、植物がうまく育つことができません。
表現が適切かは分かりませんが、汚れていない、健康な土が必要なのです。


②そして、植物が育つためには、「太陽」も必要です。
暗い部屋の中で育てても、白っぽい、貧弱な植物しか育ちません。
太陽の光を浴びて、植物は光合成をおこない、エネルギーを作ります。


③他にも、植物が育つためには、「水」や「肥料」も必要です。
 水がないと枯れてしまいますし、肥料がないと大きくは成長できませんよね。

今あげたように、植物を育てるためには、「土」「太陽」「水」「肥料」が最低でも必要です。

「種」だけでは、植物は成長しないのです。


◆人の育成に置き換えると・・

今の植物の成長の話を、人に置き換えるとどうでしょうか?


①土というのは、ベースとなるもの。種の居場所。
つまり、人に置き換えると、「組織」や「会社」そのものだと思います。


②太陽は、エネルギーです。
 私はこの太陽の役割をしているのが、リーダーだと思います。※特に、会社の経営者や責任者だと思います。
 組織を引っ張り、エネルギーを与えている様子は、まさに太陽そのものです。

※多くの企業では、この「太陽」の役割ができるようなリーダーは少なくなってきていると感じますが・・・


③「水」と「肥料」などの栄養はどうでしょうか?

体を成長させるための栄養は、もちろん「食事」です。

それに加えて、人を成長させるために必要な、「考え方」「心の成長」にも栄養が必要です。

考えかの栄養は「本」であったり、「人の話を聞く」ことであったり、今読んで頂いている文章を読むことです。

◆心の栄養を摂取するために「根を張る」

植物がどのように水や肥料などから栄養を吸収するかというと、
根っこから吸収をしています。

根っこは、表面には表れないですが、地中深く、張り巡らされています。

植物が大きく育つためには、それを支えるための根っこがどれだしっかりとしているかで決まります。

これは、人に置き換えても同じだと思います。

皆さんも、自分を成長されるために、「心の栄養」を吸収するために、

ぜひ、根っこを張り巡らされて下さい。


私は、人にとって「根っこを張り巡らせる」というのは、

・素直になること
・謙虚になること
・正しい考え方を身に着けること
だと思います。

これができれば、

あらゆることから気づきを得て、知識を吸収することもできると思いますし、

困難に直面しても、折れない丈夫さも身に着くと思います。


根っこは目には見えませんが、確実に、皆さん自身にもあります。

それが、突風にあおられたらすぐに抜けてしまうような根っこなのか、

掴まれて、引っ張られても簡単に抜けないくらい深く深く張り巡らされているのか。

それは、皆さんの日々の努力次第です。どれだけ「素直」で「謙虚」でいられるかだと思います。


植物は、寒い冬の時期でも、花や実がならない時期でも、根っこを伸ばし続けています。

皆さんも、結果がでていない時こそ、「今は根っこ伸ばす時期だ」と耐え忍んで努力を続けて下さい。

そうすれば、必ずいつか大きな花が咲きます。

繰り返しになりますが、

人を育てるためには、

植物と同じように「土」「太陽」「栄養(水・肥料など)」が必要で、栄養を吸収するためには「根を張る」ということが大切だということをお伝えしました。


会社だけでなく、どんな組織でも同じことです。

誰が、太陽になっていますか。
誰が、土を耕していますか。
誰が水をあげ、肥料をまいてますか。
ぜひ、リーダーの立場の人達は、自分の持ち場に対して、現状がどうなのかも考えてみて下さい。


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