慰めの流鏑馬

"唯ぼんやりとした不安"に駆られる人生を、筆を執ることにより少しで…

慰めの流鏑馬

"唯ぼんやりとした不安"に駆られる人生を、筆を執ることにより少しでも解剖できたら良いなと思っています。

最近の記事

使わなくなったスマホに外付けHDDをつなぎ、FTPサーバにしてLAN内のローカルNASにしようかと思ったのだが、よく考えたらポートが一つだから充電とデータ転送が同時にできない。 QIなどのワイヤレス給電は負荷がかかりそうで怖いのだが…(想定は常に充電とhddを接続する状態)

    • 死に至る病

      もし誰かが自殺に至った場合、遺族はその”理由”を解明しようとするだろう。例えば「学校でいじめられており、それを苦にして自殺した」とか、「就活に失敗し、以下略…」とか。そういった明確な「ストーリー」があれば、確かに遺族の気持ちも多少は整理が付きやすいのだろうと思う。だからこそメディアもこういったニュースを優先的に報じる。 だからここで、一人の希死念慮を抱き続けている人間の意見として、明確に宣言しておきたい。慢性的な憂鬱傾向によって、そもそも生きることが苦痛である人間もこの世に

      • 創造物と被造物の逆転

        社会とは人間が生きるため必然的に生み出したものであったはずだが、いまやそれは一個の巨大な生命体となり、個々の人間はそれを構成する細胞に成り果ててしまった。生物としての座を、大なる社会に売り渡してしまったのだ。 孤独の解体のために社会を作り、恐怖の解体のために科学を作った我々は、今や生活の大半をスマートフォンに捧げている。しかも、人間が抱える孤独は本質的には一切改善されてはいない。この自殺者数を見よ、この争いを見よ、このフィルターバブルを見よ。人間はもとよりバラバラであったのだ

        • 現在の精神症状について

          適応障害により中程度の抑うつ症状を呈し、当初はロフラゼプ酸エチル(抗不安薬)1mgを服用していたものの、日中の眠気を覚えたため0.5mgに減量。 しかし、10月末頃から効果を感じにくく重い抑うつ、不安を感じるようになったほか、著しい意欲の減退も訴えたために、SSRIレクサプロ(抗うつ剤)5mgの処方が加わる。SSRIが効果を発揮しはじめるにはおおよそ2週間以上はかかるそうなので、それまではなんとか耐え忍ぶ他なかろう。 なお、SSRIが処方されてからの5日間ほどは、ひときわ強い

        使わなくなったスマホに外付けHDDをつなぎ、FTPサーバにしてLAN内のローカルNASにしようかと思ったのだが、よく考えたらポートが一つだから充電とデータ転送が同時にできない。 QIなどのワイヤレス給電は負荷がかかりそうで怖いのだが…(想定は常に充電とhddを接続する状態)

          『僕だけがいない街』を見て

          アニメを一気見する、いや、なにかに集中したこと自体が、かなり久々だったような気がする。 ふとU-NEXTのおすすめに出てきて、そういえばタイトルしか見たことがないなぁと思って見始めた本作だが、想像を遥かに超えるほどの名作であった。 あらすじはネット上にいくらでも転がっているし、今更焼き直したところで陳腐になるだけだから割愛するが、これはきっとSFの皮を被った、一歩踏み出せず漠然とした孤独に苛まれる我々へのエールなのだ。 日常の人間関係の中で、当たり障りなく「友達」を維持する

          『僕だけがいない街』を見て

          ”あなた”とはなにか?

          自分は何者なのか。 はるか昔から、人類が余暇を手に入れてから延々と繰り返されてきたこの議論は、21世紀を迎え大陸間の意思伝達がミリセカンドで行えるようになってからも、絶えることはない。 そもそもの前提として私の考える私とあなたの考える私、道行く人が見る私はいずれも異なるものであり、包括的なすべてが私であると主張するならば私の定義は極めて曖昧かつ不定の物となってしまうし、私の思う私こそが私なのであるというならば社会からの排斥は避けられない。 社会は個人を一つのドットとして扱う

          ”あなた”とはなにか?

          ゆかりねっとを用いリアルタイムで音声入力した文言をVOICEVOXを取り込んだ棒読みちゃんを経由してボイスチャットで使うためのマニュアル

          ☆必要なソフトウェア l ゆかりねっと l VOICEVOX(NVIDIAグラボならGPU版のほうが早い?) l 棒読みちゃん l Voicemeeter(VB-audioはだめ) l SAPI for VOICEVOX l Google Chrome最新版 ☆導入 1. Voicemeeterで仮想オーディオデバイスを導入(その後PCを再起動) 2. Windowsの規定のデバイスが自分の声を入力するデバイスになっているか確認

          ゆかりねっとを用いリアルタイムで音声入力した文言をVOICEVOXを取り込んだ棒読みちゃんを経由してボイスチャットで使うためのマニュアル

          一月経って

          前回の投稿からまたひと月が経って、果たして心境が改善したかといえば、悔しいことに少し改善してしまったのである。 まあ忙しさで思考にかまけている暇すらもなかったからというのもあるかもしれないけども、こうして人は気付かないうちに老いて行くのだと考えるとどうもげんなりしてしまう。 こうして繰り返しに慣れて日々が過ぎて、いつしか変化を恐れる様になる。そうなってしまえばもう人間は死んだも同然である。予想できる刺激と予想できる未来で、予想できる快感で満足しながら、しかし死という逃れられな

          一年ぶり

          そう、そういえば自分は文章を書くのがまあまあ好きだったなあと思うからこそ(才能があるかは置いといて)またnoteで筆を執ることにしたわけだけども、記録を見てみると本当にピッタリ一年ぶりで、どうも僕はこの時期かなり辛い心境に陥りやすいのかもしれない。 無駄にポジティブな考え方をすれば、その場合あと一月くらいすればだいぶマシになっているだろうということで、その希望的観測が紛れもない真実であることを自分自身心の底から祈っている。

          生きるとはかくも難しく

          生きている意味ってなんだろう、という問いだとか、あるいは生きていればいいことがあるとか、そんな言葉は巷にあふれているけども、それらの言葉や認識はすべて生きることを良いこととする前提のもとに成り立っている。結局は生きることに目的を見出している、あるいは動物的な生存本能に支配されることを良しとする人たちが同じような人たちに向ける励ましの言葉に過ぎず、その熱情を死に向ける人にとっては大した意味を持たないのである。 そこまで死を希うにも関わらずまだ生きているのは、それでも何らかの希望

          生きるとはかくも難しく

          生きることへの浮遊感、尽きることない不安感

          死にたい、というと、面白い本や映画に触れられなくなる、とか、この先いいことがあるかも、とか、美味しいご飯が食べられなくなる、などと言われることが多い。ただこれが当て嵌まる人間は、きっと幸せに生きられる素質を持った人間なのだと思う。 無趣味、さらに言えば感受性に劣る人間は、なにものにも執着しえない。なまじ賢く生まれてしまえば、未来の喜怒哀楽を天秤にかけて判断することすらできてしまう。何かへの執着は、生きることへの執着ともなりうる。それに欠ける人間は、そもそも生きることに大した

          生きることへの浮遊感、尽きることない不安感

          自殺についての草稿、世界はかくして悪に満ちる

          自殺をほのめかす人には、正論を投げかけるではなくてまず話を聞いてみるべきだ、というのはよく言われていることだ。 結局辿り着かせたいのが"正しい"結論だったとしても、そこに至るまでの道筋を提示してあげることが外部の人間がすべきことだろう。なぜなら、本人はその気力も視点も確保することができていない状況なのだから。 でも、それができる人間は多分みんな鬱になってしまう。世の中を生きるには、自分以外のことを慮る余裕なんてない。人の立場を考えて、その人がどんな状況にあって何が必要なのかを

          自殺についての草稿、世界はかくして悪に満ちる

          おはようございます。

          題の通り、おはようございます。ひょっとしたら昼過ぎや深夜に見てる人がいるかもしれませんが、世界単位で見ればその程度誤差ですよね。 そういうわけで、(どういう訳?)つらつらと日々の思いとか評論とか、適当な思いをここに綴っていこうと思っています。実を言うとこれを書いている当時、僕は大学4年の就活生、という立場で、はっきり言って精神的にかなり参ってしまっている状態です。鬱という言葉は安易に使うべきではないのかもしれませんが、本当に人には理解して貰いづらい悪夢のさなかに居るのです。

          おはようございます。