人って、いつ、どうやって、人を好きになるんだろうか

これはまた、マッチングアプリを巡っての恋愛についての戯言である。

またマッチングアプリで男性の方とお会いしてきた。先日書いた、お財布を忘れてしまった時の人とはまた別の人である。

お相手は30代前半。私より５つ以上歳上。
それでも、あまりマッチングアプリで会うことに慣れていないのだろう。手がすごく震えていた。
(一応私もマッチングアプリで人と会うのは２回目で、全然慣れていない。)

そのお相手とはマッチングアプリのプロフィールを見る限り、趣味が同じで好みが似ていることは分かっていた。アプリ上でのやり取りでも、実際会ってみて話をしている感じでも、とても落ち着いていて優しい雰囲気の人だった。顔はまあ好みではないが、要するにいい人って感じだった。

でも、お会いしてお話して、感じたのは
好きにはならないな、ってことだった。

マッチングアプリって、だいたい趣味嗜好が似ている、自分と気が合いそうな人とマッチング、やり取り、そして実際に会うっていう流れだ。

だからと言って、実際に会う段階では嫌いではない、会ってみてもいいかなっていう程度だと思う。
まだ好きではない。

そして実際に会ってみて、話をしてみて、たしかに好きなものが一緒、自分との共通点が多くて盛り上がったとしても。
だからといって、好きにはならない。なれない。

これは友達から言われて、確かにそうかもと思ったことなのだが、好きになるには何かきっかけが必要じゃないかってこと。

いくら自分と気が合ったとしても、それだけでは好きにはならない。好きになるきっかけがないからだ。

ここで言うきっかけとは、何もロマンチックなものを指しているわけではない。

ただ、「あ、好きかも。」と思える何かがほしいのだ。

もちろん、まだ一回しか会ったことない人との間に、そんなきっかけが生まれるわけないだろうって言われたら反論できないのだけれど。

そんなことを考えながら、今日も車を運転して帰ってきたのだった。