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シーフードかパスタか

ペテルブルグまでの移動はアエロフロート使いました。2018年現在、ペテルブルグへの直行便はないので、成田からいったんモスクワのシェレメチェヴォ空港まで飛び、そこでプルコヴォ空港(ペテルブルグ)行きに乗り換える、というルートです(空港名はシェレメチェボ&プルコボ、と表記されることもあります)。ほかに、フィンエアーのヘルシンキ経由で行くとか、ヘルシンキから船や鉄道でペテルブルグに入る、といったルートがあるそうです。

アエロフロートのいいとこは、もともとリーズナブルなうえ、モスクワから先の国内線を追加しても料金変わらないとこです。英語も通じます。

1回目の機内食。選択肢がなんだったか忘れました。炭水化物×炭水化物×炭水化物。行きと帰りで比べると、パンの硬さがぜんぜん違う(日本から積んだものは柔らかいが、ロシアから積んだものは固い)。でもどっちもおいしかったです。とくにロシアで積んだものは、噛み締めたときの味わいが、逆にくせになりました。

座席前のディスプレイ、よく使い込まれたコンビニのコピー機の操作画面のように反応が悪かったです(いいのもあるかもしれないですが、横並びの席全部そんなんでした)。コンテンツがあまりあてにならないことがあるので(機内誌もロシア語)、長時間の暇に耐えられない方は暇つぶしになるものを持って行ったほうがいいのかもしれないですが、わたしは飛行マップが面白かったんで、それずっと見てました。USBで充電できるので、iPhoneの電池切れとかは心配いらないです。

2回目の機内食。パスタかシーフードか、という選択肢で、パスタを選択したらシーフードグラタンのようなものがでてきた。選択肢、基準がよくわからないものが多かったです。

機内食についてくるプラスチックのスプーンやフォークは、回収に出さずそのまま持っておくといいです。スーパーのデリを買っても、日本みたいに「お箸つけますか?」ってことにならないので、カトラリーを持っていない場合は買うことになります。プラスチック製なら買ってもそんなに高いもんじゃないんですけど、基本10本入りとかになり、余っても帰国するときに捨てる羽目になります。割り箸2膳分くらい持っていくのもいいかもしれません。

トランジットで降りた、シェレメチェヴォ(Шереметьево)空港。日本時間で深夜22時くらい、現地は夕方16時くらい。トランジットの時間が2時間くらいとってあるので余裕だと思ってたんですが、実際やってみると、その時間で入国審査と手荷物検査を済ませて搭乗するのは、大変だなあと思いました。行きはターミナル移動がなかったのと人が少なかったので、スムーズだったんですが、ターミナル移動があると、その移動だけで1時間くらい食うことがあるかもしれないです。

ロシアの入出国審査なので、成田の出国みたいに簡単に済ませてくれないこともあります。原因はたいてい団体客と空港職員のやる気。行きはすいてるゲートにいけて比較的すぐ通れたんですが、帰りはあまりやる気のないお姉さんにあたってしまい、けっこう時間かかりました(なかなか通してくれなくっても、べつに怪しいと思われているわけではなく、隣のお姉さんとだべってて遅いだけ…)。このほか、団体客が列をなしていて、進みが遅かったり、割り込まれたりすることもあるそうです。トランジットに余裕がない場合は、「おらおらこちとら時間ないんじゃー」という勢いで割り込むのが正解らしいです。

手荷物検査も厳重で、靴やコートを脱いだり(脱がなくてもいいボディスキャナが用意されている場合もありますが、混んでいて時間がかかることもあり)、電子機器や液体袋を出してトレイに移し替えたりするので、スリなどにあわなくても、この段階で何かを紛失しそうな気もします。入国審査で渡される誰かの出入国カードがそのへんに落ちていたときは、怖、って思って自分のがあるかどうかめっちゃ確認しました(ロシアでは出入国カードを携帯する義務があり、ないと不法滞在扱いになります。出国のときもきっと大変。落とした人大丈夫だったんだろうか…)。わたしは腰痛が突然悪化するのに備えて、いちおう医療用コルセットをつけていったんですが、この中に入れてある支えの鉄板が毎回金属探知機に引っかかって面倒だったので、帰りは外して通りました。

手荷物検査まで終わったら、細長い廊下みたいなところで待機。買い物もできますが、基本あほみたいに高いので、買うとしたら飲み水くらい(それも街中で50円くらいのが400円くらいします)。

日本時間で23時くらい。あんまり遠くにいって戻ってこれないとこわいので、長い廊下みたいなところをうろうろしていました。体はそれなりに疲れているので、やることなかったら座ってたほうがいいかも。

アエロフロートは国内線でも軽食がでます。ちょっとうれしいです。今回は行きも帰りも同じサンドイッチでした。サービス可能な時間は短いので、水平飛行に入ったら、CAさんが急げ急げ、という感じで配り始めます。着陸のベルトサインが点灯するギリ前に食べ終わる、という感じになるかも。アエロフロートで出てくるコーヒー、ブラックかミルク入りの2択で、後者を選択するとミルクが入った状態で提供されます。これを飲み終わるのもぎりぎりでした。

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