自分を甘やかすこと

私は自分を甘やかすことが苦手だ
何か成し遂げても、何かに失敗しても、
成し遂げて幸せだからそれでいい
失敗して情けないからご褒美なんてダメだ
なんて考えてしまう

一昨日、普段ならまっすぐ帰っているけれど
その場の勢いで
パフェを食べに大きな駅で降りた
でもやっぱりパフェを食べるまでは
ずっと後悔していた
やることはたんまりあるのに
パフェなんか食べている場合では無いと
ずっと心の中で渦を巻いていた

けれど、可愛くデコレーションされた
チョコバナナパフェを見たとき
強く幸せだと感じた

ここ最近、ずっと胃痛と頭痛
たまに手に力が入らないなど
過度のストレスによる体の不調らしきものに
悩まされていた

けれど
最後の一口を食べるまで
その悩みを忘れられたのだ

目の前のパフェだけに神経を注ぐ。
絶妙なチョコアイスの甘さ
チョコレートの中にある、ほろほろのクッキー

その全てに「大丈夫だよ」
と言われている気分だった

まだ帰りの電車では
胃痛に悩まされたものの
気持ちが軽くなった
このままでいいのだ、と思えた

それがもし
自分を正当化するための手段だとしても
自分を守るためにも
甘やかす時間は必要なのだと
考えられるようになった

忘れてしまいたいけれど忘れられない
逃げてしまいたいけれど逃げられない
そんな日々を生きる自分に
後悔してもいい、自己嫌悪になってもいい、
そう緩く捉えられる人間になれるように。
とびきりの甘やかしを
与えてみてもいいと思うのだ

#挑戦してよかった