noki

どうしようにもなく怖くなるときがあるんですよ

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どうしようにもなく怖くなるときがあるんですよ

最近の記事

朽ちるしかないこのときを

嬉しいことも悲しいことも すぐ忘れられたらいいのに、と思う そうすれば 何も感じなくて済む どんなことをしても、どんなことがあっても 忘れてしまえば 何も無かったように日々が続くだけ 何が悲しいのか 何が嬉しいのか 自分でもよく分からなくて 頭がごちゃごちゃになって 突然涙が出てきてしまうし 何も分からないことが何となく怖くて 何もできなくなってきてしまう 日々胃痛は悪化するし そのせいで頭痛になるし 歯ぎしりのせいで顎も痛いし 堪えきれないほど涙は出てきてしまう 体は

    • 自分を甘やかすこと

      私は自分を甘やかすことが苦手だ 何か成し遂げても、何かに失敗しても、 成し遂げて幸せだからそれでいい 失敗して情けないからご褒美なんてダメだ なんて考えてしまう 一昨日、普段ならまっすぐ帰っているけれど その場の勢いで パフェを食べに大きな駅で降りた でもやっぱりパフェを食べるまでは ずっと後悔していた やることはたんまりあるのに パフェなんか食べている場合では無いと ずっと心の中で渦を巻いていた けれど、可愛くデコレーションされた チョコバナナパフェを見たとき 強く幸せ

      • 何かに酔う力

        ずっと何者にもなれないような気がしていた 幼い頃から あと一歩、で前に進める場所にいたからだ  けれど どんな分野でも完璧にはなれなかった 駅伝、マラソン、カメラ、 ピアノ、勉強、作文、描画、物読み。 私が大好きな分野たち。 だけどあるとき 限界を見せつけられてしまった そこから自分にいつも失望していた 自分自身が大嫌いになった 同級生が表彰状を貰うたびに その横顔を睨んでいた けれども生活は続く。 その少し気だるげな毎日を過ごす中で 自分の唯一の強さを感じた それは

        • 怖い、に犯される日々

          怖いという感情が生まれてからずっと離れない 自分も他人も 心地よい風もひどい雨も  言葉も文字も    何もかもに恐怖を覚えてしまう これはただ私と同じような状態である人に 確認し合えるような記事にしたいと思う お風呂が怖い シャワーが怖い プールが怖い 波打つ水が怖い 魚が怖い 一心不乱に泳ぐ姿が怖い 人間の目が怖い 見られているという部分が特に怖い 自分が怖い 思ってもいないことをしてしまうのが怖い ずっと怖い どれだけひたむきに一生懸命走っていても 自

        朽ちるしかないこのときを

          感情と論理

          感情的な考えは 一般的に避難されがちである 論理的、という言葉があるけれど そんな論理的さえも 「〇〇の方が安全性や信頼が高いから」 という感情から生まれたもの だから一見論理的に聞こえる言葉も 根源には本人の意思や感情が含まれている けれど 感情をそのまま感情的に何かを伝えるよりも、 論理っぽく賢そうに伝えた方が納得されやすい だがこれは得意不得意があるし、 自分の感情を正当化するための論理的な話と 自分の感情をそのまま伝える感情的な話では 実質的な内容は変わ

          感情と論理

          炭酸飲料

          幼いころ、 兄と母が炭酸飲料を飲んでいるのが 羨ましかった お酒ではないけれど まだ私には飲めない飲みもの キラキラしていて 小さな空気がぽぽぽぽっと上がっていく かしゅ、という音と共に 小さくしゅわしゅわしゅわと音がなる 初めて炭酸飲料を飲んだとき 喉の奥が少し痛むような感覚が少し怖かった こんなに綺麗なのに 何かを痛めるものなのかと不思議だった そこから時が過ぎて 中学受験シーズン。 模試や過去問の点が悪いたび 私は塾の自販機で三ツ矢サイダーを買った 悔しくて泣き

          炭酸飲料

          表現と価値

          文章、音楽、絵、ダンスetc... この世には何かを表現するための媒体が 手軽かつ大量にある。 しかしほとんどの人が 「表現された何かにはどのような意味があるのだろうか」 ということばかり気にして、 表現される前の“何か”に 触れたことも、 触れようとしたこともないだろう。 でもきっと、 表現したくなるような 抱えきれないほど重たい“何か”が その人の心の中でどろどろ流れていたのだろう 私は表現に対して ある一種の「逃げ」のような、 「はけ口」のような、 「ゴミ捨て

          表現と価値