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アメリカのティーンエイジャーはどんなに暑くても分厚いパーカーを着る

何故、日本ではパーカーと言うようになったのだろう。
アメリカではフーディーと言う。

エイデンは12歳、ティーンエイジャーと言われるお年頃。

ハワイの気候でも、学校に行く時、ショッピングモールに行く時、誰かの家に行く時などは必ず長袖の分厚いフーディーを着ていく。

エイデンの通う学校はエアコンはない。

8月になっても、相変わらずフーディーで登校。

多分、昼すぎからは分厚いフーディーはサウナのような役目を果たすのではないだろうか。

分厚いフーディーに包まれた腕や背中から発汗している様子が脳裏をかすめる。

今日もまたフーディ来てくの?
毎日、暑いのに何故フーディー?
と夫が言うと、エイデンは知らないよ!と言うだけ…

学校で皆がフーディを着ているから、それがティーネイジャーのスタイルのようになっていて、何故フーディを着るのかという理由は特にないようだ。

これはハワイのティーンエイジャーだけでなく、全米中がそうらしい。

アメリカのある科学者が真夏でもフーディを着るティーンエイジャーについて考察した。

その科学者の記事がある男性向けのライフスタイル紙に掲載されている。


タイトルは「夏にパーカーを着る者を悪く言うな」

フーディの長所として
1.皮膚がんの原因になる紫外線を防げる 、蚊に刺されにくい
2.ポケットが増える
3.体型を気にしなくていい
4.パーカーは着心地がいいだけでなく、毛布のような安心感も与えてくれる

4に関してフーディーを着ることで、家を出て緊張感の伴う学校や仕事、公共の場に行く時は不安やストレスから身を守るのに毛布のような安心感があるのかもしれない。

私はマウイ島に移住する前に、東京にあるあるアメリカの企業の支店で務めていたことがある。

土曜日曜に出勤する時はデニム、フーディなど完全に自由なカジュアルで出勤OKだった。
私は会社のロッカーにフーディを置いてあったことを思い出した。

エアコンが強すぎて寒い時も、冬場に体調を崩しかけている時も、疲れていて人とあまり話したくない時も何かと大きめのフーディは便利だった。

フーディは何か心地よい安心感があるので、飛行機に乗る時も便利だ。
頭も覆うことができるので眠る時にも良い。

科学者はフーディーの長所を調べたが、その長所をはっきり知っていてフーディーを着るというティーンエイジャーなどほとんどいない。
皆が着てるから、ただそれがスタイルになっているだけだと思うが、フーディには自分でも気がついていない何か安心感があり、ティーンエイジャーのお守りのようになっているのかもしれない。
ということで真夏の暑い日々でも、エイデンのフーディーはいつも洗濯かごに数枚入っている。







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