嫌いな上司について考えてみる

誰かを嫌うことはよくない!

そんな気持ちが根底にある。
「みんなと仲良くしましょう」と言われながら育ったからか?
「誰かを嫌うなんて、私が幼稚なんだ」と思ってしまう自分がいるし、そもそも「嫌う」という行為がストレス。

みんなお互いリスペクトしていて、仲良く、楽しく生きられたらどんなに毎日平和かなーと思うけど、この人間社会でそれは不可能なのはもうよくわかっている。

圧倒的に、誰から見ても最悪なやつの話なんて耳にタコができるほど聞いてきたし、見てもきた。
ある意味、100%そいつが悪いだろって思える相手はまだ気楽なもんで、妙に変な善意とか混ざってる相手だと、私はどう接したらいいか分からなくなる。

「あの人にもあの人なりの考えがあったんだよ」と思ってしまうから、ビシッと追求できない。
そんな人と腹割って話すのも苦手。
自分の主張をぶつける→相手の主張をぶつけられる→相互理解が深まってさらに良い関係に…みたいなのが、苦手。(対夫とは全然平気だけど)
結果的に、場をあしらおうとして従順に振る舞うフリをしてしまう。

ほいで、私の嫌いな上司。
この人は、一般的になかなかの嫌われ者だと思う。
誰に言っても「あー…あの人の下か、そりゃ大変だね」と同情される。


正直、そんなに言うほど悪くない人ではある。
彼が主張することの多くは「確かに」と思えることも多いし、「言ってもらえてよかった!」ってことも多い。
おちゃめでおもろいな、と思うこともある。


でも、数年ともに仕事をしてきて思う。
不思議なぐらい好きになれない…!

できるだけ会話したくないというか、一緒に飲みなんて絶対イヤだし。
次配置換えがあるなら、一緒にはやりたくない。
それはなぜなんだろうなぁ。

  • 裁量や役職を与えない割に、全部やらせてくる
    → 部下(私)のスキルアップにはなるが徒労感あり

  • 褒めない上にポジティブな発言が少なく、問題の指摘に終始しがち
    →やりがいを感じられず基本テンションあがらない

  • マイクロマネージメント?
    →細かい指摘が多く、それ本当に重要?と思うこともある。そして、あっちが間違っていることも多い。

  • 事実認識がズレてることが多く、なかなか正せない
    →不思議。情報を上書きしても元に戻っていて、いまいち納得できる指示がこない。

  • 「そういう話じゃないんだよな」って時に正論かましてくる
    →感情的な相談は一切したくなくなる

  • 主語がなく言葉足らず(そして高圧的)
    →こちらが掘り下げないと意味不明なことが多く、こっちの理解力が足りない雰囲気になるのがイヤ

  • 上の人の顔色をかなり気にする
    →効率よりも相手の受け取り方をとても気にする。これはもしかしたら大事なことなのかもしれないが、その結果あまり好かれている感じもないので、果たしてどうなんだろう…。



    …書いてみるとこんな感じか…。
    でも、かたや、こういう「嫌いな人」とのコミュニケーションこそ、自己成長に繋がるのではないか?とか思ってしまうこと。
    頭ごなしに嫌うだけじゃねー、とか思ってしまう。そうして、またストレスを溜めていく…。


20代ならそれでよかったかもしれないが、こちとらもうアラフォーである。

そろそろ「嫌だな」と思うこの感情をそのまま、受け止めてもいいのかもと思ったりする。
愚直に自己成長を求めなくてもね…そんなストイックじゃなくてもね…いつ人生が終わるかわからないものだし、そろそろイヤなもんはイヤ!!って素直に生きられたら楽かもしれない。

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