腹膨れれば、とりあえず

相変わらず冴えないが、今日も何とか、酸素を吸って生きる事が出来た。少し大袈裟だろうか、酸素を吸ってただ時間を過した、というだけで、何か大仕事を遣って退けたような、そんな気がする。生きるという事は本当に大変だ。何故かこの世界に産まれてしまった以上、生きない事にはどうしようもないのだが、出来ればこんな生存という義務は遂行したくない。こんな滅茶苦茶な義務を既に遂行中であるにも関わらず、そこに勤労の義務とかそんな事を言われれば、全くそんなふざけた事は言わないでくれと私は憤慨するだろう。当然のように勤労の義務なんて無理難題は無視しているし、今後もしていくつもりだ。

しかし今この瞬間は、やや元気が戻ってきているかもしれないと感じている。と言うのも、今は父親と焼き肉を食べに行った後なのだ。私はある時分からやや暴食気味で、その影響か胃袋はやや大きい。そんな私にとってこの焼き肉の食べ放題等という時間は素晴らしい時間である事に疑いは無い。父親と今日の大相撲の結果とか、そういう事を話しながらお肉をたらふく食べた。全く人間等単純なものだ。腹が膨れればとりあえず何かと満足してしまう。明日は大阪へ行くが、さあ大阪でどう楽しく過ごそうかと、愉快な想像をしている。数時間前の私には出来なかった想像である。こういう人間の仕組みを知っているから、私は暴食がやめられない。

ところでその大相撲の結果だが、御嶽海の大関昇進を大いに祝いたい一方で、横綱の怪我の状態が心配だ、という、私にとってはそんな幕切れであった。御嶽海の大関としての能力については全く心配していない。彼の力は本物だし、怪我も然程多くない。今後も優勝を重ねていってくれると思っている。
しかし今日の横綱を見ていると、横綱の来場所は心配だ。正直、来場所は無理をして出場する事は避けてほしい。私は横綱の相撲を少しでも長く見たい。これで無理をして、あっさり引退とか、そういう結末にだけはならないでほしい。一人横綱の責任はとても感じているのだろうけど、横綱々々と述べているが、私は第一に照ノ富士の相撲が見たいのだ。横綱なんて二の次だ。どうか、稀勢の里のように無理はしないで欲しい。

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