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会報誌に掲載の歌(2020年7月号)

会報誌に短歌を投稿している。
10首まで投稿できる。採用は5首前後の人が多い。
歌はその歌が選ばれる「選」もフィードバックの一つ。何が選ばれて、何が選ばれなかったか、その基準を自分で考えることで歌を見直すことができる。手書きの投稿という面倒さも受け入れて、毎月送っている。

今回は、4/20締切の投稿分。5首採用。

若葉集に採用された歌(記載順)

昨夜より体が言うよ「逃げ出して」薬を一錠重ねて二錠
憎しみとそして恨みが針となり内から生えて身は穴だらけ
釘眺め店内一周した後に座りし台の玉が暴れる
別れたる事実を知らぬ人たちにあらぬところで出会ってキョドる
王将(おう)ならば四方八方塞がれたこの現状は何手詰みかと

選ばれた歌をみて感じたこと

少しは、歌の中で変化があるものが選ばれているように思う。出来事をいくつか組み合わせて、句切れを入れてみよう。今月締め切りの歌には間に合わなそうなので、8月締め切りからもっと変化のある歌にできればいいな。3ヶ月後、11月号掲載分には、今より一首でも多く掲載されると嬉しい。

投稿した歌

(日付は詠んだ日、太字は採用、矢印は投稿時に推敲したもの)

3/16月
昨夜より体が言うよ「逃げ出して」薬を一錠重ねて二錠
咲く頃にビルにぶつかる強き風 “ドン”となる音集中つぶす
→咲く頃にビルにぶつかる強き風 “ドン” となる音集中つぶす
苦しみを吐き出す相手ずっと無く 紙や印鑑聞いてはくれず
3/17火
憎しみとそして恨みが針となり内から生えて身は穴だらけ
3/18水
目の前の仕事進まぬ毎日は今日やることが昨日と同じで
3/19木
釘眺め店内一周した後に座りし台の玉が暴れる
目の前のやきとりの串口運ぶ ふっくらとしたレバーひろがる
→目の前のやきとりの串 口運ぶ ふっくらとしたレバーひろがる
3/23月
別れたる事実を知らぬ人たちにあらぬところで出会ってキョドる
3/24火
仕事での成果を出してこその未来(さき)腹を括れば呼吸は深く
3/26木
王将(おう)ならば四方八方塞がれてこの現状は何手詰みかと
王将(おう)ならば四方八方塞がれたこの現状は何手詰みかと

いい歌を詠むため、歌の肥やしにいたします。 「スキ」「フォロー」「サポート」時のお礼メッセージでも一部、歌を詠んでいます。