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歌を詠み始めて二ヶ月経ちました(27首)

最近の様子

歌集を見て歌に触れたり、毎日ではないが、短歌の練習帳みたいな本も眺めているので、これは、おれうまくなっちゃうな! と半月前は考えた。

半月すぎると・・前より詠めていない・・・

短歌の練習帳に書いてある通りには言葉を選択できない・・

友人からテクニック的なこと、コピーライトの観点からも言葉を発散させてから詠むといいよ、という話を聞いた。歌を詠むとき、この発散の作業(時間)をどうしても惜しんでしまう。収まらないとき、しっくりこないときにだけ、他の単語を探している。ちょっとしたことの積み重ねだなと思う。

あと、メンタルの不調が続いてるので、外の世界への感度は落ちているのかもしれない。来月は、言葉の発散を一つのテーマにしよう。

さて、それでは2月後半の歌


2/15金
-- 大好きなSoup Stock Tokyo でカレーセットを頼む --
玄米の一つ一つに固さ持つごはんはさらりのカレーに合うね
(2/25 読売歌壇応募 選者 俵万智先生)
あと5分、あと3分を繰り返す 床を出るまでに、あと何度する
「歯が抜けた!」朝の居間から声聞こゆ 待ちに待ってた初体験だ
A4の出口を出ると白く散る 一呼吸後に雪だと気づく

(2/25 読売歌壇応募 選者 俵万智先生)

2/16土
幸せになってくれよと妻に思う家人のいない休日の昼

2/17日
人はなぜ困った時に立ち尽くす!駅の通路の狭い空間
(2/25 読売歌壇応募 選者 俵万智先生)

2/18月
ビルにかかる有名女優の看板に「今日、遅くなる」とつぶやいてみる
(朝日歌壇応募)
別人とわかっちゃいるが元カノに似たる女性を目で追う電車内

 → 実にキモいことを考える日だ。

2/19火
投げられた荒く汚い言葉受け 経緯は知らず体こごえる
音楽と影と光で理解する『ヘンリー五世』は予習なしにも

2/20水
-- カウンセリングを受ける --
飛ぶ話受け取り返す相手ゐて心は軽くでも霧散せず
作中に現れるよな恩師なく会う人々の欠片が師となり

(短歌de胸キュン投稿)

2/21木
品川でタンを食いつつこの先を話して明日の期待噛みしめ

2/22金
酔いの中観た劇の評書き殴る 視線上げると照る神田川
(朝日歌壇応募)
二週後のゴジラ検定見込みなく 息子にすがる動画見せらる

2/23土
六畳間動ける四畳の床を出ず動いて一畳時に半畳
(朝日歌壇応募)

2/24日
目を腫らし酩酊しつつ記事を書く 現と違う劇想いつつ
咆哮す 若き役者が前へ出る ロミオが倒れジュリエット死す

2/25月
英訳を並べ声出し読んでみる 百人一首体に染みる
不安がるときに1錠放り込む 解決しないけれど落ち着く

2/26火
書くことに夢中になって夜半になる詠み忘れたとひとり慌てる
十日ぶり職場に戻り席に着く「久しぶり」の声 我は翌日

2/27水
「そ、、そうか!」なぞが解けたぞ閃いた!もうみな死んでるぞ金田一
ついにきた 目薬持ち合わせておらず あと一時間強くまばたきす

2/28木
足りぬもの数えるばかりいる我と、手を動かす我、何もせぬ我
不機嫌の仮面をかぶりもう五年仮面に我の血管走る
みぞれかな重さを持ったしづくたちマークはただ雨、期待打ち消す

(27首)

2月前半はこちら(↓)


いい歌を詠むため、歌の肥やしにいたします。 「スキ」「フォロー」「サポート」時のお礼メッセージでも一部、歌を詠んでいます。