誰のせいにもしない社会への道〜デジタルファースト法案の先〜

デジタルファースト法案が成立しましたね。

行政手続きはオンライン実施が原則になります。
手続きのわずらわしさからの解放、生産性の向上ということにもつながるでしょう。でも私が興味を持ったのは、そういった点ではありません。

自殺因子が減ること

私は、普段、自殺者を減らすということに関心があります。
自殺率は、地域の傾斜が強く役所まで行くことが大変だったり、医療の届きにくさといったことが、高める要因として働くことが知られています。

ちょっと元気がないとき、メンタルが弱ったとき、動きたくないなー、というアレです。手続きの手間が減ることで、自殺につながる要因が小さくなるはずです。そして、その先もあります。

オンライン手続きの次

現在、生活保護などの制度は、自ら申請する必要があります。
しんどい、働いていなくて申し訳ない、と思う人が、自らの意思で申請しないといけない。これはハードルが高い制度です。

生活保護制度における問題は、ドラマにもなったこちらに詳しいので、興味ある方は是非、読んでください。最近見ないヒリヒリとした人間ドラマ、そして、そういう問題が、あなたの生活のすぐ隣にあることを思い知らせてくれます。

私が期待していることは、自ら申請しないといけないという申請主義からの脱却にあります。自殺に至るもっと手前、生活の困窮者を助けることにもつながるだろうと考えています。あなたの今には必要ない支援かもしれない。けど、遠くに住む友人、遠くに住む家族、将来のあなたの子に必要な支援かもしれません。

そんな申請主義の問題を考えるイベントもありますね。

怠慢だろ、とまで思わなくても、健康に働く人が稼いだ税金を使ってまで、支援を届ける必要があるのか? と考える人もあるでしょう。

私見ですが、将来的には働く人が減り、健康な人でもベーシックインカムによる生活が増えるだろうと考えています。それは、投資先を見つけられずに浮いている資産経済からの流入かもしれませんし、価値・評価経済など、現在の消費経済とは違う別の経済システムが並存した後の話かもしれません。私は、現在の働き方をベースに考えなくてよくなるかもしれない、と考えています。

その辺のことは、例えば、以下を参考にしてくださいね。

私が学生のとき、障害を持った兄弟のために東京での就職を諦めて、実家に戻った友人はどうしているでしょうか。家族が申し訳なく感じたり、家族のために犠牲になったなんて思わない、誰にも自分らしい生活が送れる未来が待っていると信じています。

いい歌を詠むため、歌の肥やしにいたします。 「スキ」「フォロー」「サポート」時のお礼メッセージでも一部、歌を詠んでいます。