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文章をたくさん書くと短歌が詠めなくなるようだ

最近毎日、noteを更新している。
平日だけでなく、休日も公開を続けている。

土日は予定があることが多いし、平日も仕事の後に予定が入ることもある。書く時間がない日は、前もって書いたnoteを予約投稿しておく。別に決めごとがあるわけではないが、2,000字前後書くことが多い。

土日、出かけている時、ネタをメモすることはあるが、
だいたいは誰かと一緒だったり、
平日の晩は、映画を観たり、オンラインイベントを視聴したりするので、noteを隙間時間に書くことはほとんどない。

土日を含めて週3日は、そうした予定が入るので、noteを書く日は、週4日。

一週間、毎日更新となると、7本のnoteを書くことになる。4日書くとすると、一日あたり2本。

これは結構しんどい。

平日、予定がない日は、note2本分、約4千字書くことになる。
毎日noteを書くようになって、実は困った現象が起きている。

短歌が詠めないのだ。

2019年から、ほぼ毎日、短歌を一首以上詠んでいる。

短歌は57577の三十一音の定型に納める。4千字書いてれば、そんなちょっとの文字くらい書き出せるでしょ、と思ってしまいそうだが、本当に出てこない。今は、正直、文章をひねり出す訓練中で、毎日出すことを目的としているので、論理的でない文章もあるし、読みにくい文章の順番になることもある。それをさかのぼって修正する余裕もない。

ただ、ある程度は、考えたことを整理して、その内容を説明ことをしている。伝わるように、言葉を重ねる作業をする。

短歌はアプローチが違う。

心が動いた瞬間をとらえ、それを短い三十一音にはまるような言葉を探してきて、そこに納める。言葉が足りなくても、これなら伝わるかなと思う言葉を探してきて、語順を変えてみたりしながら、定型に留める作業をする。その後は、もう短歌を読んだ人に任せるしかない。

文章の場合、説明が足りなければ足すし、わかりにくい言葉であれば、平易な言葉に直す。定型に納める必要がないので、一番伝わりそうな順番に並べる。

この2つの作業が相いれないものなのか本当のところはわからないが、ここ10日ほどは、短歌が全然詠めない。

毎日、短歌を詠むと決めているので、何かしら手帳に書きつけてはいるけれど、定型には納めることができていない。月一回、まとめて推敲する時間を取っているので、ほぼ定型に納まっていないメモから30日分短歌を起こす作業をするかと思うと、5月の連休中前後が苦痛で仕方がない。

そして、定型にできないだけでなく、心が動きにくくなっている。
文章を書くことが増えると、不明なこと、驚きも、すぐに説明をしよう、理由を探そうとするからかもしれない。心の動きを感じる前に、何か説明をしようとしてしまう。

比べるにはあまりにも、畏れ多いが、岡野弘彦さんも、永田和宏さんも簡素で、飾り気がなく、本質を透徹するような文章を書かれる。歌に寄り添って、歌と共に生きていくと、そういう文章になっていくのかもしれない。

文章を書くモードと短歌を詠むモードをうまく切り替えできるようになるしかないのかなぁ。どちらも毎日続けていきたいことなので、早く解決してほしい。短歌のほうはともかく、noteを一日2本書くというのは、それなりに時間を取られる。1時間で済む日もあるが、3時間、4時間かかることもある。在宅勤務で、まだ繫忙期が来ていないので、可能だが… 何とか、習慣づいて、書くスピードが上がるまでに解決してほしい問題だ。

いい歌を詠むため、歌の肥やしにいたします。 「スキ」「フォロー」「サポート」時のお礼メッセージでも一部、歌を詠んでいます。