見出し画像

ブラジルのルラ元大統領が供述: BRICSは米ドルを攻撃する為に創設された

COBRAの2019年9月5日の記事「2020年」で紹介された記事「Lula Admits, BRICS Was Created As A Tool Of Attack Against The US Dollar」を途中まで翻訳しました。翻訳料は無しです。

"現時点では地上の85%がまだ闇の勢力下にあります。

イエズス会の東部同盟への潜入計画はかなり成功しています。

(ロシアは別として)全BRICSは、ここ5年間の間にイエズス会に潜入されました。

現在のBRICSは、ブラジルのルラ元大統領のころのBRICSとは異なります。"


元記事:


ブラジル南部のクリチバの獄中で、2時間以上にわたって行われた特別インタビューの中で、ブラジル元大統領のルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルヴァが世界に向けてあることを発表しました。

この記事では、その中でもブラジルとBRICS、およびブラジルと北京との関係性について述べていきます。

BRICS(ブリックス)はブラジル(Brazil)、ロシア(Russia)、インド(India)、中国(China)、で構成される、台頭が著しい新興経済発展諸国として2006年にその存在を提唱されました。南アフリカ共和国(South Africa)は2010年にそのグループに加わりました。

2003年~2010年の間、ルラはBRICSの影響力の拡大に尽力しました。当時とは打って変わって、元ブラジル大統領のジャイール・ボルソナーロはBRICSの仲間であるはずの中国を脅威と見做しています。

ルラは中国との関係性を深めるべきだと主張していましたが、実はこれは当時のロシアと中国の間の親密性が原因でした。

「ブラジルのセアラー州でBRICSサミットが開かれた際、私(ルラ)はジルマ元大統領に相談したのが、ロシアと中国が中露善隣友好協力条約を結んだように、ブラジルも中国との関係を結ぶべきだということでした。中国には、ブラジルの食糧生産力、天然資源、技術知識などが必要なはずだと見ていたのです。対してブラジルにはインフラストラクチャーを整える必要が第一にありました。高速鉄道など、そういった輸送手段です。しかし、結局それも思惑通りにはいきませんでした。」

ルラはBRICS創設の主要目的について語りました。それは、ワシントンDCが後発開発途上国と呼ぶ国々が、経済的自主性を持てるようにすることでした。

BRICSは防御の手段として創設されたのではありません。攻撃の手段としてだったのです。自国の通貨を米ドルとの主従関係から独立させるためです。開発投資銀行の創設がそのために必要となりました。ですから、一応作りましたが、まだまだ世界最貧諸国の開発を支援するには不十分です。」

アメリカ政府が新通貨の出現を怖がっていることをルラは指摘しました。

「BRICSは既存のものを追従することではなく、新しいことをしようとしていたのです。それがBRICSの創設理念でした。私が米ドルに代わる新国際通貨について語ると、アメリカはいつもそれを怖がっていました。オバマが私に電話でこのことを直接訪ねてきたこともありました。それに対し私は、BRICSは米ドルの支配を取り除いて、独立しようとしているだけです、と答えました。」

オバマはもしかして、アメリカの「ディープステート」がBRICSのそうした行いを許さないということを警告したかっただけなのかもしれません。ロシア大統領プーチンと、トルコ大統領エルドアンは、弾劾される前のジルマ元ブラジル大統領に、ブラジルは無慈悲の攻撃対象になるだろうということを警告されていました。労働者党は情報戦、サイバー戦争などのハイブリッド戦争には完全に無防備だったのです。

世界有数の経済大国が、過激派の新自由主義者たちに乗っ取られてしまいました。ルラもインタビューの中で、「どこかで誤りがあった」ということを認めていました。

ルラは当初、BRICSについてもっと期待を膨らませていましたが、その通りには行かなかったようです。

「もっと積極的なBRICSを期待していました。もっと堅牢で、もっと創造的な。ソビエトは地に臥した、とあれば新たな民主帝国が必要だ、と。もちろん、進展があった部分もありました。ですが、想像よりとてもゆっくりでした。当初の予想では、今頃もっと強い影響力を持つようになっていたはずなのです。」

(以下略)



Authored by Pepe Escobar via The Asia Times,
by Tyler Durden
Sat, 08/31/2019 - 20:45

サポートいただき、誠にありがとうございます!真実の島の共創に使わせていただきます💚