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もののあはれ

元々、古典が好きだった

初めて触れたのは中学生

言いたい放題(笑)の枕草子も

気持ちよかったけど

やはり私は源氏物語が好きだ

不思議なものであの時は

恋のお話

としか感じてなかったけど

大人になるにつけ

全然違う感じ方になり

それがその時その時で

増えていくのが面白い


コンプレックス、格差、庇護、生い立ち…

策略、恋、情、寂しさ、因果応報…等など

平安の御代から現代に至るまで

人の悩みは変わらないものなのだ、と思う


先日、紫式部の事もコラムに織り交ぜながら

お話をすすめていく面白い内容の

源氏物語を見つけて夜な夜な読んでいる


だが…

そうは言ってもやはり

繰り広げられる恋に感情はいってしまう

昔は光の君の運命の人と言われた藤壺の方に

憧れていたのだが

今の私は断然、紫の上だ

親にも恵まれず後ろ盾もないあの世の中で

光の君の愛情を一心に受け

それだけを糧に貫いた女性

光の君が藤壺の面影を残すこの姫を養育し

好みの女性に仕立て上げた…って

イジワルな事を言う人もいるらしいが

それでもそれだけを頼みに生きていくのも

なかなか覚悟がいる

信じてるからどんな事が起こっても

好きのままでいられる

それが今の私の理想なのかも


数々の女性が出てきて

各々、カラーがあって

もちろん光の君以外にも魅力的な男性が

各々、宿命を持っていて

自分の生き方はこの人に似てるな…とか

考えたりするのが面白い

物語…と言うジャンルが

あまり認められなかった時代に

このお話を書ききった

(式部1人ではないと言う説もあるようですが)

事もすごい事

日本を代表する物語として

誇っていいのでは?

と思うワタクシです。


追記:

色々な解釈で少しずつ見方を変えている

現代語訳本もマンガもたくさん出ています

お好きなスタイルで

私だったら〜

俺だったら〜

なんて読むのも面白いかなぁ、、と

思います💮

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