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人生のきらめきを感じる作品

映画|ソウルフルワールド

『ソウルフルワールド』を鑑賞した。コロナの影響で公開延期、結局中止になってしまい、ディズニープラスでの配信のみになっていた。ピクサー作品に絶大な信頼があり、なおかつ鑑賞した方の評価がよかったので、ずっとみたいと思いつつ、やっと観ることができた。

これはぜひ大人に観てほしいと思った。
夢見た道がひらけたジョーが送ってきた人生を垣間見て、自分の人生を思い起こす人が多いと思う。やりたいことがあって、でも実現できないことがあって、楽しいことや惨めで寂しいこともある。だれしも息子や娘であり、だれかの人生の先輩でもあり後輩でもある。それぞれに送っている人生でもみんななにかしら抱えている。
でも22番の気持ちもわかる。「人生ってそんなに大切なものなの?」そう問われると言葉にするのは難しい。
生きているときに当たり前だと思っているものが実は自分を作っている感情のひとつだったり、そこに気づけたことがどんなに大切ことかわかった時、人生は素晴らしいと感じて一瞬一瞬がかけがえのないものだとわかる。

そして「ソウルの世界」の表現に感動した。
どうやったらあんな風に表現しようとアイディアが出るんだろう。
ソウルが性格を与えられていくつもの性格が合わさって複雑にからみあいひとりの人間になっているとか、カウンセラーが線であらわされているのも面白い。自分にもっていない才能だからこそ、尊敬するし表現の幅をひろげてもらってありがたく感じる。

映画|LIFE!

こういった人生をみつめなおす映画は昔から好きだ。
いまの一番は『LIFE!』ベン・スティラー主演・監督作品だ。

人によってはたいくつなヒューマンドラマかもしれない。でもわたしにとってはストーリーも結末も音楽も景色も、すべてが完璧な映画だった。ウォルターのぼんやり癖(現実から妄想の世界へ飛んでしまう癖)が自分に近いものを感じて共感できることも大きいかもしれない。
人生は自分次第で変えられる、でも今までの自分がしてきたことだって積み重ねてきたもので自分の基礎となるもの。ちょっとした一歩一歩の積み重ねや勇気でいくらでも世界はひろがる。そんな勇気をくれる作品だ。
たまたま観て世界観にのめりこんでしまいDVDのスペシャルエディションまで購入してしまった。

映画|シェフ 三つ星フードトラックはじめました

この作品は単純に見ていてワクワクして楽しくて好きだ。
挫折から這い上がる話というより、自分の好きなことを信念をもって続けていくこと、挫折したことで気づけた家族の愛情や周りの友情に助けられたことのヒューマンドラマがいい。
陽気なラテン音楽やいろんな街の景色をみて旅行気分になれるのもいい。

人生のきらめきを見つける映画

わたしは映画をみて人生のきらめきを見つけることが多い。
人によっては絵空事だというひともいる。でもわたしはこれらの作品をきっかけに、自分の人生を振り返って自分が何をしてきたのか、何をしたいのか、どうなりたいのか考えることができる。時には前向きに、時には反省もふまえて。
観るときの状況や感情で、見る角度や感じるものが変わるのも面白い。節目節目でみたい作品たちだ。
お気に入りを繰り返しみてしまうけれど、新しい作品も観てすばらしい映画と出会いたい。


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