【第101回】 Contact Builder で削除されたデータエクステンションの復元機能が新リリース
Salesforce Marketing Cloud の Winter '24 のアップデートで、削除されたデータエクステンションが復元できるようになりました。
この記事を書いている 2023 年 10 月までは、削除されたデータエクステンションを復元する場合は、Salesforce のサポートへ連絡して復元してもらう必要がありましたが、今回のアップデートで、データエクステンションの削除後は 30 日以内であれば復元が可能になりました。
削除されたデータエクステンションは「Recycle Bin」(ごみ箱)という名前のフォルダに移動します。この「Recycle Bin」は Email Studio と Contact Builder の 左メニューの最後の行 にあります。下図の通りで、上が Email Studio で、下が Contact Builder の画面になります。
注意点としては Email Studio からは、どのデータエクステンションが削除されているかを閲覧・確認できるだけで、削除自体は Contact Builer で行う必要があります。上図の通り、チェックボックスや「復元」ボタンは Contact Builder 側にしかありません。
また Email Studio 側でデータエクステンションを削除しても Contact Builder 側でデータエクステンションを削除しても復元可能です。どちら側で削除しても「Recycle Bin」の中身は全く同じです。
その他、押さえておくべき点は以下です。
前回の Summer '23 のアップデートでは、メールなどのコンテンツの復元が可能になりましたが、今回はデータエクステンションが復元可能になりました。Salesforce Marketing Cloud においても、漸く(ようやく)ごみ箱の運用が定着しそうです。
今回は以上です。