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令和5年/2023年 新年の所感と目標

新年恒例になりつつある今年の目標を考えたいのですが、その前に昨年の目標とその結果を振り返りましょう。

(1) 読書は続ける(目標:最低200冊)
(2) 映画も観る(目標:月イチ)
(3) 語学の勉強
(4) アウトプットする(目標:noteに月イチ書く)
(5) 息子と過ごす
(6) 海外旅行する
https://note.com/nobutakamizuno/n/n5f5919ece857

(1) 読書は別項にまとめますが、411冊読みました。おそらく自己新記録。

(2) 映画は月イチでは観られず8本にとどまりました。瀬尾まいこ原作、永野芽郁主演『そして、バトンは渡された』が出色でした。

(3) 語学の勉強は、母校のフランス語鬼講座に皆勤。オランダでも現地の早朝から受講しました。英語とイタリア語をもう少し磨きたかったけれど、これは来年に持ち越しになりそうです。

(4) アウトプットは、目標にしていたnoteへの月イチ連載を完遂しました。大学受験の思い出を各話800字(原稿用紙2枚)に収めるという文章の鍛錬も兼ねており、長めに書いたあと、冗長な表現ザクザク削ったり、言い換えや構成を改めることで文字数を調整する作業もまた勉強になりました。

(5) 息子は反抗期で妻とは毎日ケンカが絶えません。自由にやらせることと野放しにすることは違うので、諸々のことを自分のアタマで考えるように仕向けています。あまり親がベタベタ近づく歳でもなくなったと思う一方、一人っ子ゆえに話し相手が必要な時もあるはずなので、意識して接しなくてはいけないなと思っています。夏休みに家族でトマムに行き、6年前に観られなかった雲海を眺めることができたのは良かったと思います。妻子が秋から冬にかけて相次いでコロナ陽性になったものの、重症にはならず安心しました。

(6) これは実現できました。アムスに行く前にもシンガポールに行き、アムス滞在中もベルギーとパリに旅行しました。欧州はマクドナルドのセットが10ユーロ(約1,500円)するほどの物価高と円安のダブルパンチ、かつ現地では無収入の状態で、極力出費を抑えたかったので、本当は行きたかったハンガリーやチェコなどは断念しました。


で、今年の目標:

(1)  読書
昨年は411冊読んだけれど、無理な目標は立てずに例年通り年間200冊を目標にします。量より質というか、多く読んだから偉くなるわけでもなし、読み応えのある本とたくさん出会いたい。昨年できなかった、月イチの書評もアップしたいと思います。

(2)  映画
今年も月1本を目標にします。たまには劇場にも足を運びたいのですが、この数年そこまでの情熱(作品の熱量も、自分のモチベーションも)がありません。

(3)  食べる
月に一度は美味しいものを食べたいと思います。普段の食事が不味いというわけではないけれど、この数年、目に見えて食べる量が減っているので、それだけに「あ、これ食べたい」「これ美味しかった」という感情は持っていたいので、意識して選ぶ機会をつくりたい。

(4)  友達と会う
上記(3)と重複する部分もあるんですが、僕自身はぼっち飯って全然OKなんですけど、美味しいものを食べる時間を友達と共有できたら一挙両得だし、コロナ禍でこの3年ほど友人らと会う頻度が激減していたので、今年は意識してその機会を増やしたいと思います。

(5)  旅をする
出張にせよ観光にせよ、近場でも海外でも、色々なところ、行ったことのない場所に足を運びたい。読書と同じで、やり尽くすことを知らないのが旅だと思います。

(6)  語学の勉強
フランス語の勉強は、母校のOB向け講座のおかげで何とか続いているけれど、英語やイタリア語は毎年上達しようと思いつつ、なかなか実現していません。語学はやはり実際に使わないことにはどうにもならないと思う一方、基礎の基礎といえる語彙の強化はやってゆきたいなと考えています。これまた(3)と似た考え方になりますが、単に丸暗記をするだけではなく「あ、こういう時に英語でこういう表現をするのか」と意識して覚えてゆくことが大事かなと思っています。

(7)  息子と過ごす
ついこの前小学校を卒業したと思っていた息子が、今年はもう中3。親に似てあまり勉強はしない。息子とどう接するべきかはいつも悩んでいるけれど、自分の10代の頃を振り返っても、自分の人生は自ら考えて自ら答えを出すしかないのは自明なので、それをアシストはしても、親の価値観で塗りつぶすようなことは慎みたい。
自分で考えることの一助として、家族旅行にせよホームステイにせよ、早いところ海外に行かせることは真剣に考えたい。妻子は2019年の夏休みのセブ島以来、国外に出ていない。

(8)  アウトプット
昨年目標にしていた、月イチnoteにエッセイを書くことは達成できた。まだ完結してないのでこの連載(?)を続けることがひとつと、上記(1)〜(3)のレビューを書くことを新たな目標にしたい。


昨年は、自分の中でふくらんでいた諸々の行き詰まり、と言うと分かりにくいのですが、一昨年の暮れあたりからうつ病の症状が出て、心療内科にもかかっていたんですね。そんなさなか、会社の上長(日本法人の社長)は
「会社を休む気なら診断書を出してからにしろ」
と追い打ちをかけるようなメールを寄越してきて、ああ、ここはもう長く仕事をする場所ではなくなったんだなと感じていました。
僕が昨秋会社を辞めた背景には、こういうこともあったということです。幸い、退職届を出した瞬間、病気は全快しました。

上述の文言を見てどういう印象を受けるかは人次第かもしれませんが、社長の立場でああいうのを書面を残してしまうあたりに、経営者としては至って尊敬する彼の、人間の地金のセンスの限界を感じたものですが、だからといってこの僕が彼を全否定するいわれもないと思うんですね。

全肯定か全否定か、って真っ二つに判断できるほど、この浮世の出来事は単純ではないし、僕の乏しい人生経験からいっても、突然オレ様ルールの二者択一を迫ってくる人物はたいがい小物です(笑)。

だから、僕自身そういう決めつけをしたくない。良いことも悪いことも他人から学ばねばならないし、歳をとればとるほどに、自分の視界に入らない、理解できない事柄を否定してかかる人種は多いので、今年は今まで以上に、否定をしないでいようと思っています。
否定せずに口をつぐんでいると、論破してやったぜって勘違いする人種もいるからメンドクチャイんですけどね……

論破とはちょっと違うけど、僕は性的マイノリティの人を差別しないし、それは愛好者同士で仲良くやっていただければいいと思っています。
でも、ノンケの僕に
「お前もバイセクシャルになれ! さもないとお前は差別主義者だ!」
なんて言われても困りますよね(笑)。

相手の立場を尊重するし差別はしないけど、それは相手と同化することとイコールではない。そういう当たり前のことを忘れないようにしたいし、当たり前のことが理解できないメンドクチャイ人とのお付き合いはおのずとフェイド・アウトするだろうなと思ってしまいます。

昨年、社会の分断について述べたけれど、分断は弱者の切り捨ての為に起きているのではなくて、むしろ、奇妙な二者択一を迫るメンドクチャイ人たちが好き好んで分断をこしらえて煽っているのではないかと感じてしまいます。

そして、昨年の目標で僕は
「自分で選んだ道が間違っているのならば自分で軌道を修正しなくてはなるまいし、事を始めるのに遅すぎることはないと信ずる」
と述べました。
昨秋、欧州に飛び出したものの速攻で撤退したことを意図せず予言していたようで気味悪くもあるのだけれど、いま実際に軌道修正をしつつあるのだから、今年はともかくも昨年よりも良い年にしたいと思っています。

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