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ノブオ@心理カウンセラー
2019年7月19日 21:54
信長「俺を殺そうとしている やつがいる」 濃姫「うそ!」 信長「いや、そういう気が するだけだ。 ただ、おれは馬鹿に されている上に、 きらわれてもいる。 人間、そんなことはわかる」 濃姫「まあ」 (司馬遼太郎 著 『国取り物語3』) ーーーー 信長の言う通り、人間、わかります。 私は、今
2019年7月13日 06:44
庄九郎「そうみえるなら、不徳のいたりだ。人間、善人とか悪人とかいわれるような奴におれはなりたくない。 赤兵衞「自然法爾のなかに。ーー」 赤兵衞も寺男だっただけに、そういう哲学用語はききかじっている。 宇宙万物の動いている根本のすがた、といったような意味である。 真理といってもいい。 (司馬遼太郎 著『国取り物語2』) ーーーー 真理の中で、いまの
2019年7月10日 08:21
ここが、庄九郎的人間の特徴ともいうべきものである。 庄九郎の同時代でも、人は「蝮」といってかげで悪口をいったが、庄九郎の耳には入らない。 人間の悪口が、耳に入らない“たち”の人間なのである。 すくなくとも、人が悪口をいっている、などカンぐったり気にしたり神経を病んだりしない“たち”の人間なのである。 だからこそ、気にしない。 見えざる人の悪罵を
2019年7月7日 21:37
(こんどこそ、かなわぬ)正直な実感であった。 (すこし、やりすぎた)後悔はしないが、このところすこし図に乗りすぎたようであった。 (馬鹿も集団になると力だ。それをわすれていた)さすがの庄九郎も、この集団にはかなわない。 (司馬遼太郎 著 『国取り物語2』) ーーーー 確かに…。 なんじゃそりゃと感じる相手でも、大人数になると手に負え
2019年7月1日 08:02
頼芸「されば庄九郎、 人間は死ねばどこへゆく。 ひとことで教えてくれ」 庄九郎「そのこと。 坊主にまかせる。 任せて考えぬ、 これがサトリでござりまする」 頼芸 「 任せるだけか」 庄九郎「その“だけ”に、 人間到達できれば、 もはや大覚者でございます。 死は坊主にまかせる まかせて楽しく生を送る、 それが達人の生き方 というものでござりましょう」 (