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高野山

秋の旅2日目

2日目は朝ごはんを食べてから、朝9時の南海電車で高野山へとGO!

途中、橋本から、高野山を登りながら外の風景も楽しめる南海電車の高野山を登る観光列車「天空」に乗り換える。

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席が窓をむいていて、前に小さいカウンターがあって、ビールを飲みながら空海の元へと登っていくのだ。

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天空は、キーキーっつとものすごい音を出しならが山を登ってゆく。高野山は、世界遺産だけど、麓から高野山へ登る7つの参詣道も含めての世界遺産だというのがその車輪の音からも感じられる。電車はめちゃくちゃ頑張っている!
(メモ 南海電鉄の展望列車「天空」である。
 急勾配の斜面に張り付くように、蛇行しながら進んでいく線路。曲線半径100mの急カーブを曲がるために、一般的な車両より全長が3m短く、50‰(パーミル)と言う急勾配を上るために、各車両に駆動モーターを搭載している特別な車両だ。

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電車は極楽橋から、高野山のケーブルに乗り換え。

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最近、六甲ケーブル、生駒の聖天さんへ行く変な猫の生駒ケーブル、そして空海の元へといく高野山ケーブルと3つのケーブルカーに乗ったけど、この高野山ケーブルは45度以上ありそうな急ケーブルで、ケーブルカーに乗り込む階段も怖いぐらい。

ある方のブログで計算されていた

海抜539mの極楽橋から867mの高野山まで830mの間に高低差は約330m。
最急勾配562.8‰(29°22')、最緩勾配でも273.9‰(15°19')。
高野山駅に到着する少し前が最もきつい傾斜です。この傾斜角度をもつケーブルカーは日本でもなかなかありませんから、ぜひ高野山で体験してください。

だって。45度もあるというの嘘ですが体感はそれぐらいですw


ケーブルの高野山駅は水間観音駅と同じぐらいカッコ良い。旧奈良駅、水間観音駅、高野山駅は私の好きな駅になったよ。お寺みたいな駅ってかっこいいよね。

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しかし、高野山駅はバスにすぐ乗らないといけなくて、駅を鑑賞する暇がないw コインロッカーにリュックも入れないといけないし。。。


1日バス券を買って、バスは奥之院まで。ここはあの、空海さんが生きておられるはずの場所なのだ!

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行く前に空海さんがおられる場所を予習していたので、地下の空海さんを想う。奥の院では御廟の前にある灯籠堂で御祈祷も受付していて、読経が聞こえていた。ふと、私は婚家の墓に入るつもりはないので、自分の一番好きなお寺に墓の代わりの釣灯籠を寄進してそれを墓の代わりにしたらいいのでは?と思えてきた。しかし、私が好きなお寺は今のところ奈良の南都六宗なので、唐招提寺も東大寺もそういう個人的な供養はしてもらえなさそうで、そのあたり、どうなってるのか?次回行った時に調べてみようと思う。因みに高野山は商売上手の空海さんの寺なので、「納骨供養料 一金 一〇〇,〇〇〇円也 一座読経供養を含む」だそうです。

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空海さんの御廟に手を合わせ、奥之院を後にする。生きているのに御廟でいいのか?知らんけど、高野山がそう言っているのだからそれでいいのだろう。


奥之院からは6割の大名の墓があるという有名なあの墓の道を歩いていく。

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企業のお墓もたくさんある。松下幸之助が初めて高野山に企業の墓を作ったらしいね。そして墓の名前はpanasonicに変更されていた。企業墓も会社の名前がちゃんと更新されている。こういうとこを一々するのが日本の企業なんやろねえ。

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それからバスに乗り、金剛峯寺までいく。立派で大きなお寺だ。

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入るときに受付の方から、今日は千住博の断崖図がよく見れませんと言われる。断崖図の間を修行に使っているから近くから見れないとのことだった。

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高校生ぐらいの小坊主さんたちが修行をしていた。それもあったのか金剛峯寺はお坊さんたちか生活し、日々お勤めしていて今も生きていると感じられたなあ。大きなお台所もあったしねえ。

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こちらは瀧図↑

そして、日本一大きい石庭が素晴らしかった。蟠龍庭と言って、雄龍と雌龍が二匹もいるのだ。五百坪もあるらしいw

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それから、壇上伽藍へ。根本大塔で大きくて金ピカ立体曼荼羅を見たり、金堂を拝観したりした。

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と、普段より素っ気なく書いているけど、朝に高野山のバスを降りたのが、11:30、そして帰りにバスに乗ったのが3:30で実質4時間しか山上にはいなかったので、時間に追われているようなところもあり、そして、高野山で参拝した有名な場所自体が鉄筋だったり、時代が新しかったりで心より感動できなかったのが正直なところ。。。高野山の1割しか理解せぬまま高野山の旅は終了したような気がする。朝ごはんをお腹いっぱい食べておかげで昼ごはんを食べずにすんだけど、精進料理も食べず、高野豆腐も胡麻豆腐も食べていない。


高野山は一回目にこのような有名どころを見てから、二回目からは宿坊に泊まって多くの塔頭を見せていただくのが正しい方法なんやろなあ。少し不完全燃焼で高野山を後にした。空海への道は当たり前だが厳しい。

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高野山から和歌山市へはものすごく時間がかかる。もちろん難波まで帰る方が早い。奈良もそうだけど。難波って神戸にいたらわからんけど交通の拠点やなあと思う。近鉄と南海の起点やもんね。
橋本から和歌山方面へ。高野山から乗り継ぎも入れたら3時間ほどかかる。

電車に揺られながら、緊急事態宣言とは関係のない和歌山の夜を楽しむぞと私は思っていた。

21.9.7


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