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新陽に来る人は、ワクワクしたい人。 学校ウェブサイトで伝えたいこと 【週刊新陽 #18】

北海道は夏休みが短いのをご存知ですか?

学校が休みに入るのは東京などと同時期ですが、終わるのがお盆過ぎと早いんです(その分、北海道の学校は冬休みが長い)。

さらに今年は新型コロナウイルス対策の影響も受け、新陽高校の夏休みはなんと2週間。今週からようやく夏休みに入りました。

夏期講習や部活はありますが、夏休みは先生たちもリフレッシュしたり、じっくり学習したりするための時間でもあります。

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《本気で挑戦@小論文講習》

学校のWebサイトは誰のため?

7月28日、新陽高校のWebサイトがリニューアルオープンしました!

新陽の歴史、今、そして未来が詰まったホームページになりました。まずは覗いてみてください。

今回リニューアルにあたり、あらためて「なんのためのサイトか」「誰にメッセージを届けたいのか」に立ち戻りました。そして、学校に関わってくださる方々に届けたい思いを、それぞれのページに込めました。

学校紹介』と『新陽LIFE』という、全ての方に共通して伝えたいページと、サイトを見てくださる方の関心に合わせて内容がソートされたページ構成になっています。

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受験生の方

新陽を志望するみなさんに向けた情報です。

新陽高校はWeb出願を採用していることもあり、受験生も保護者の方にも、必要な情報をWeb上で確認いただけるようにしました。SNSでの発信と合わせてご利用いただければと思っています。

入試の特徴
入試スケジュール
生徒募集イベント情報
制服紹介
学生寮紹介(外部)

なお「受験は、自分を知ることからはじめる。」というキーメッセージは、自分を知って、新陽を知って、その上で新陽に決めてもらいたいという思いです。そのため、オープンスクールやパスポートセミナーでは受験生の自己分析をサポートしています!

在校生・保護者の方

生徒ストーリー「○○な人」は、新陽で見つけた目標に向かって突き進む卒業生のインタビュー記事です。在校生にとっては、先輩たちのお話。
自分の将来や進路を考えるときに、きっと参考になったり勇気をもらえたりするはずです。

今後、校内用の各種書式もダウンロードできるように整備していきます。

卒業生の方

創立64周年となる新陽高校(元・札幌慈恵女子高校)は多くの卒業生を輩出し、そのつながりは北海道にとどまらず、全国、全世界に広がっています。卒業生が母校をふと思い出した時、見に行きたくなるようなホームページを目指しています。

ご支援をお考えの方

こちらは、札幌新陽高校ならびに系列の札幌第一幼稚園、札幌じけい保育園、めぐみナーサリースクールを運営している、学校法人札幌慈恵学園の寄付募集ページです。

子どもは自分で環境を選べません。だからこそ、置かれた環境によって学ぶ機会が奪われることがあってはならない、と考えています。子どもの学ぶ権利を守り、成長するチャンスを提供することが、わたしたち大人の役割です。学校法⼈札幌慈恵学園では、子どもたちが自分らしく学べるように、ハードとソフト両面から環境の充実を図りたいとさまざまな取り組みを進めています。そしてその実現にはみなさまからのご支援が欠かせません。どうぞ寄付の趣旨をご理解いただき、ご支援とご協力のほどお願い申し上げます。

【目的】
・校舎改築資金のため
・特色ある教育・保育のための施設設備充実・環境保全のため
・奨学・育英事業の充実のため
・教育研究に要する経常的経費のため

私立高校というとお金がある家の子どもが通うイメージがあるかもしれませんが、実際にはご家庭の所得に応じて国から就学支援金が出るため、必ずしもそうとは限りません。そして経済格差は体験格差、学力格差と無関係ではありません。

子どもの学ぶ権利を守り「出会いと原体験」を提供するため、ぜひご協力のほど宜しくお願いします。

校長イチオシ、こだわりポイント!

今回のサイトは文章も充実しています。特にこだわって作ってもらった3セクションをご紹介します。

【その1】新陽の先生たち

新陽高校には面白い先生がたくさんいます!
個性的な先生のうち、まずは6名のメッセージを公開しています。

新陽では、多様性を活かし合う学校づくりをするため、それぞれの個性を#(ハッシュタグ)で示すのですが、6名それぞれの # もお見逃しなく。

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【その2】制服紹介

「自由に選んだら、自分ができた。」のコピーのとおり、新陽の制服は多様な選択肢の中から選んで、自由にコーディネートを楽しむことができます。
新陽の制服は人気があり、生徒も気に入って着てくれています。

制服ページでのこだわりポイントは、男子用・女子用という表記をやめたこと。

きっかけは「ズボンに女子用と男子用とあるが、女子は男子用ズボンを履いてはいけないのか?」という問いでした。

人物多様性というビジョンを掲げる新陽高校として、性の多様性にも一つずつ対応していきたいと思います。

どの生徒にとっても心も体も着心地の良い制服でありますように。

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【その3】新陽ビジョン2030

常に変化する社会の中で目指すべき方向を見失わないよう、新陽はスクール・ミッション(パーパス)を再定義しました。

本気で挑戦し自ら道を拓く人の母校。
常に新たな改革に取り組み、高校教育を再創造する。

そして、1958年の創立から築き上げてきた歴史や伝統、そしてこれからの未来を考え、2030年までに新陽が実現させたい世界として、ビジョンを掲げました。

人物多様性
Diversity & Inclusion
サステナブルな社会を目指して、生徒・教職員・社会が協創する

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この2030ビジョンに向けて、達成したい10の取り組み(アクションプラン)や、スクール・ポリシー:グラデュエーション・ポリシー(卒業の認定に関する方針)、カリキュラム・ポリシー(教育課程の編成及び実施に関する方針)、アドミッション・ポリシー(入学者の受入れに関する方針)なども定めました。

ありたい姿を見失わず、いつでもそこに立ち戻れるように、ビジョンやミッションを明文化し内外に伝えていくことが大切だと考えています。

クリエイティブのプロたちから学ぶ

6月の週刊新陽・増刊号で学校ポスターを紹介した際にも書きましたが、今年から、上田亮さん率いるCOMMUNEさんを中心としたチームに新陽高校のクリエイティブを担っていただいています。

デザイナーの上田さんと佐藤美月さん、コピーライターの池端宏介さん(ポスター)と鈴木志保さん(Webサイト)、カメラマンの佐々木育弥さんという超一流の方々が関わってくださいました。

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《4月、最初のミーティングのあと》

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《7月7日の素材撮影が終わったあと》

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《今年の生徒募集ポスター》

今回、学校ホームページの全面リニューアルという大仕事に取り組んだのがCC長の高石先生。そして入試部長の志賀先生も校内調整をサポートしてくれました。

外部連携の盛んな新陽高校ではありますが、これほど長期間にわたり、多くの関係者と一緒に創り上げていくプロジェクトはそう多くはありません。ある時、「クリエイティブのプロと仕事するってこういうことなんですね。」と、高石先生がつぶやいたのが印象的でした。

私はモノづくりの現場が大好きなので、ぜひ生徒にも先生にもそのワクワク感と緊張感を体験してほしいな、と思っていました。撮影に参加した生徒たちも、プロのデザイナーやカメラマンと1日中一緒に過ごしながら、色々感じてくれるところがあったようです。

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【編集後記】
7月30日は夏季休暇前の全校集会でした。「Webサイトリニューアルのお知らせ」と「夏休み中に気をつけてほしいこと」を話しました。
校長になってもう4ヶ月。でもまだ4ヶ月。夏休みは私も一息ついて、4月からを振り返ろうと思っています。


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