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「スタイルを持つ。」ということ

5月の『&Premium』のテーマは「スタイルを持つ。」 本屋さんでこの表紙が目に入った途端、読まなくちゃ!と思わず手に取った。 

 この一年で”豊かさ”について見つめ直した人も多いだろう。「それは自分にとって大切かどうか」の選択の積み重ねが、「スタイルを持つ」ことに繋がるのではないかという特集だ。 

 まさしく自分もスタイルを作ろうとしている一人。 

 自分にとっての豊かさと、スタイルを持つことについて少し書き留めておこうと思う。 

 豊かさとはなにか?

自分にとっての豊かさとは、心地の良い暮らしのことだ。

 朝起きて、ゆっくり朝食を食べ、好きな音楽を聴きながら丁寧に身支度をする。晴れた日には日差しを浴びに散歩をして、簡単だけど満足なランチを取る。紅茶を飲みながら本を読んで、気に入ったところはメモを取る。じっくり時間をかけて晩御飯を平らげ、熱いお風呂に入る。眠くなったらふかふかのベッドに潜り込んで眠る。 

 そんな穏やかな日常を大切にしたい。

世の中を変えたい!というビッグな思いも無きにしも非ずだが、まずは生活だ。この一年でいかに自分が生活をしていなかったかを知った。そして、きちんと生活する幸せを知ったのだった。

 どう生きたいか。何をしたいか。どんな人生を送りたいか。
 私の答えは、日々の暮らしを大切に過ごすことだと思うのだ。 

 スタイルってたぶん、カッコイイってこと

「なーんかあの人ってカッコいいよな」って人、誰しも周りにいるんじゃないかな。

 自分の軸を持っていて、曲がらない。
 その人にしかない特別なモノを持っている。

 豊かさを軸にして選択肢をし、自分のスタイルを築いている人たちなのだと思う。カッコイイ人は、自分にとって何が大切かわかっている。その人のスタイルは、きっとその人だけのカッコ良さだ。

 言葉だとシンプルだけど、意外とこれが難しい。

 世の中には誰かの作った軸がたくさんあるし、自分にとってのスタイルを作るのにはなかなか時間がかかる。 私もよく見失いそうになる。今しようとした行動は、自分にとって本当に大切か、カッコイイと思うかと。毎日は選択の連続だからこそ、意識的に問いかけるようにしている。

 「スタイルを持つ。」ために

スタイルを持つためにやっていることは、自分がカッコいいと思う人をいつも想像すること。

 迷ったとき、その人ならどうするか、と考えるのだ。 

 私がお手本にしているのは、女優の菊池亜希子さん。

 人懐っこい人柄がわかる文章、素直な好奇心を感じるイラスト、自然体な立ち居振る舞い。そして好きなモノへの情熱といったら! 

 少女のような大人。初めて菊池さんの著書「みちくさ」を読んだとき、なんて可愛らしくて楽しい人なんだろうと思った。会ったこともないのに「こんな大人になりたい!」と、それ以来自分のロールモデルにしている。 

 友達とランチするお店を探す時から、今日は疲れちゃったなという日の夜何をするかまで、暮らしの中のほんの些細な選択も、私の頭の中の菊池さんが「こうしよ~」と言ってくれる。

 こうして私は、「それは自分にとって大切か」「カッコイイと思うか」を忘れずに心地の良い生活ができるのだ。

 ◇ 

 自分のスタイルはこれ。とはまだ言えないけど。 

 スタイルを持つことが、自分の人生を歩むことにきっと繋がるはず。 

 今年はそんな一年にしてみよう。

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