見出し画像

目指せM3!!同人音楽のすゝめ。

おつかれさまです。
フリーランスでアーティスト、作曲家、DTM講師をしているノボです。
睡眠薬よりも眠れる音楽を作っています。

少し時間が経ってしまいましたが、10/31はM3というイベントに参加していました。
ご来場いただいた方、本当にありがとうございました。

M3とは何ぞ?という方はこちらをご覧ください。

すごくわかりやすく表現すると、プロアマ問わず、自分たちで音楽や音声のコンテンツを作った人たちが、その作品を売ったり買ったり出来る即売会というものなのです。

年に2回。
春と秋に開催されているこのイベント、歴史としては結構長く、1998年から行われているみたいですね。

かくいう私も飛び飛びではあるけど何度か参加をしていて、この間思い出してみると、一番最初に参加したのはもう10年以上前になるっぽいのですよね。

回数を重ねていくと、このイベントで出会ったり、一緒に制作をしたりして仲間が増えていくというのも楽しみの一つだったりするわけです。

今回は、そんなM3を目標として活動をするにはどんなことが必要なのかということを書いてみようと思います。

本文は全て無料で読める形にしております。
少しでも役に立ったなと感じてもらえたら是非定期購読をお願いいたします。

申込

当然のことながら参加するには申し込みをしなければいけません。
毎回、開催日の4ヶ月くらい前から、エントリーの受付を開始しています。

M3のWEBで必要な情報を登録したり、参加費を支払います。
参加希望が多いため最終的に抽選になるので、必ず参加できるわけではありません。
先にお金は払いますが、落選の場合はちゃんと返金されるのでご安心を。

初めての場合は難しいけど、ある程度仲間が増えたりすると、仮に落選しても、当選した仲間のブースを間借りして出店するという方法もあります。
ソロで参加してる人とかだとそうやって店番を交代でやったり、それなりにメリットがあるので、出来るなら共同で参加するのも良いかもしれないなと思います。

作品作り

即売会なので、販売をするものがなければいけません。
音楽の即売会なので、音楽を作らないとね。

ちなみに、同人音楽と言ってるけど別に何かの二次創作をしなければいけないということはありません。
オリジナルで大丈夫。
自分の良いと思う作品を作りましょう。

次回は2022年4月24日の予定なので余裕で間に合いますね。

曲は出来たけど…

曲が出来たら今度はそれを形にしないといけません。
今は配信したり、出来たらすぐにWEBに公開出来るけど、即売会ですから、その場でお渡しできる何かにしなければ。

CDにするか、はたまたDLカードにするか。
他にも選択肢としてはたくさんあるのだけど、今回はCDについて書いてみようかなと思います。

CDについて自分語り(読み飛ばし可)。

数年前にYoutubeとかで話をしていたのだけど、自分は正直CDを作ることにあまり興味がなくなっていました。
配信の比率が増えるし、再生機器を持ってる人も減ってるし需要がなくなるのではないかと。

ただ、最近は考えが変わってて、CDは必要だなと思っています。
音楽を聴くためのものとしての側面と、アーティストさんを応援するために購入するものとして。
他のグッズにする等方法はあるのだけど、手の込んだグッズにすると値段が高くなったり、嵩張ったり。
購入者目線で見るとなんだかんだでCDという形が一番利便性が良いんだなということがすごくわかったのです。

CDを作ろう。

ではCDを作るぜとなった時にどうしたら良いか。
最終形に合わせて順番に話しましょう。

作曲・レコーディング・マスタリングについては飛ばします。
その後の話ということで。

まず、予算・納期・どういう形にしたいかということを考えましょう。
お金をかければどこまでもかけられるし、限られた予算でも出来ることがあります。

作って終わりじゃなくて、売ることも考えないといけません。
金銭的な面は良いとして、たくさんの在庫が部屋を圧迫するのはなかなかのもんです。

プレス?手焼き?

いわゆるお店で売っているような形をプレス、CD-Rを用意してPCでコピーしていくものを手焼きと言います。
手焼きは一般的な表現ではない(?)かも。

プレスは製品としてもちゃんとしてるし、満足度高め。
枚数をたくさん作りたい時や、盤面にもしっかりとした印刷をしたいという時はこちらが良いですね。

枚数はそんなに作らない、予算的にもかけられないという場合は手焼きが良いかなと。
手焼き作業が少し手間なのと、たまにCDプレーヤーなどで再生出来ない場合があるというデメリットがあるのと、アマチュア感がめちゃくちゃあるのでそこが気になるかどうか。
ただ、その分パッケージを工夫するとか考え方次第でハンドメイドの良さが出たりするので、完全に悪いものではないというのも同人音楽の良いところだったりする。

プレスをします。

プレスを選択した場合、業者に依頼をしなければいけません。
検索で「CD プレス 格安」とかで検索するとめちゃくちゃ情報が出てくるのです。
業者がありすぎて逆に決められないよという風にもなると思います。

そういう時は、納期であったりオプションなどで選ぶと良いかなと。
プレス代は基本的に100枚単位なのと、あくまでCDの盤を作るだけなので、
それ以外のあれやこれやを考えると料金増し増しになるのでその辺がどうなっているのかを見ないといけません。

友人が使っている業者を選ぶというのも一つの選択かもね。
ちなみに、私がプレスする時に使う業者はこちら。

以降このサイトの表記をお借りして説明を続けます。

フルパッケージ

これはいわゆるCDショップとかで購入できるような形のことをいいます。
盤もちゃんとプレスし、ジャケットも印刷して封入。
最終的にビニール包装まできっちりされた状態で手元に届きます。

ケースのサイズはどうするか、ジャケットのページ数は?など選択肢もたくさん。
ジャケットなどの画像や情報を自分で作れない人はそういうところも人にお願いしないといけなくなりますね。

紙ジャケット

これは上のプラスチックケースが紙に変わったやつ。
CDを買ったことある人ならみたことあるはず。
これもまたおしゃれで良いんですよねぇ。
ちょっとお高いのだけど。

デジパック

表面は紙ジャケなんだけど、盤はプラスチックで収納されるのがこれ。
CDのケースで言うと私はこれが一番好きだったりします。
が、自分で作ったことはないかなぁ。
迷わずこれ作れるくらいの予算が欲しいものである。

バルクという選択。

上のは業者側で用意しているサービスなのだけど、違う選択をすることで予算を抑えたり、オリジナリティを出すこともできます。

バルクというのは盤だけを業者で作ってもらうということ。
そして、納品の形をどうするかというところ。

通常、バルクで発注すると、プレスされたCDがそのまま重ねられてビニールでぴちーって巻かれて届くのだけど、オプションで個別包装してくれるのですよ。

包装も、不織布・テープ付き不織布・テープ、シール付き不織布・窓付き封筒など。
盤面印刷をちゃんとしていれば、これだけでも結構ちゃんとして見えるので、そのまま販売しても恥ずかしいことにはならなかったりします。

プラスワンの楽しさ。

バルクそのままはちょっと…とか、CD-Rでやりたいですという方向けにそれでもちゃんと見せられるよという方法を。

まずはこちらを見ていただきたい。

画像1

画像2

今回の自分が取った方法なんですけど、自分はCD-Rでの手焼きにしました。

用意したものは以下。

同じのがなかったのでイメージということで。

盤やケース等々については上記を使用。

ジャケットはこちら。

プリンパ
https://www.prinpa.net/

2P(ペラ紙両面)のジャケットが50枚で¥1811-
紙を変えたり、色や納期を変えたら変動はあるけど、めちゃくちゃ安い。

こうやって1つ1つを自分で揃えてパッケージングすると、また味が出るのですよ。
ステッカーとかの特典を封入してみたりとか、絵が得意な人であれば盤面にイラストを描いたり。
しかも何パターンか書いておけばそれもまた購入の楽しみに出来るよねと。

CDの収納方法も細かいけど、画像みたいに盤面を見せないとCD-R感を抑えられるし、上に書いたイラストパターンだとあえて見せても面白い。

とにかくアイデアで。

もうね、曲作るので精一杯、予算も何もないの!
っていう人にはこんな方法もというのが、紙ジャケを自分で作っちゃうというやつ。
こんな感じ。

画像3

このページの下にある折り方を参照してもらいたいのだけど、
A4の紙を折るだけで紙ジャケットができてしまうのですよ。

家にプリンターとコピー用紙があればもう出来ちゃう。
これも、人によっては手書きでも良いし、自分でデザインしても良いし、アイデア次第で良い形に出来てしまうのではないかなと。

販売物とか、配布用のデモ音源とかで何度かこれやったけど結構いい感じになるので不織布で渡すより個人的には好きかなって思ってます。

探してみると結構ありそう。

今回調べてたら、こういうのとかも結構見つかったのですよ。

こうやって、どこを業者にまかせて、どこを自分でやるかとかそういうのを考えてパッケージをしてみるとめちゃくちゃ楽しいのですよ。

音楽とはいえ、こうやって形にして外に出す場合はそれも含めてその作品となるのだと思うのです。
そうなると、その世界にはどんなデザインがいいかなとか、どういう形にしようかなとかどんどんやりたくなってくる。

毎回SNSで盛り上がっているのをみて気になっている方や、今回初めて知ったけど面白そうという方がいたら是非参加してみてはいかがかなと。

M3は音楽だけど、音楽に限らなければ、全国でこういうイベントをやっているのでそういうものに参加してみたり、個人的に作ってnet通販するという方法もあるので、ご自身の表現活動をどんどん活性化してしまったら良いのではないかなと思います。

今回もお読みいただきありがとございました!!

ここから先は

164字

¥ 300

よろしければサポートをお願いいたします。 サポートでの収益は全て音楽や表現活動への資金とさせていただきます。