見出し画像

できていないこと、やれること。

地域おこし協力隊として、着任からもうすぐ1年が経とうとしている。今はイベント準備や企画などに追われていた秋までと比べて落ち着いているからか、3年の任期を終えた後のことを考えている。そして、とりあえず不安になっている。

僕は任期を終えた後もこの地元に残って、自分の事業で生きていくつもりである。具体的な内容は決まっていないものの、おもにまちづくりの事業に取り組みたい。俗に言うところの移住・定住促進や、コミュニティなどという分野になるのだと思う。

Webや雑誌で、ほかの地域の協力隊の活動もよく参考にしている。すると、自分より歳下だったり、協力隊歴が短かったりする人が活躍している様子も見受けられる。もちろん年齢や日数がすべてではないと思ってはいるが、自分には「できていないこと」ばかりが目に入ってくる。それは尊敬や羨望、そして自分自身の劣等を促す。やばいやばい、もうこのまま何もできずに3年が経ってしまうぞ、と。

ただ、そんなことばかりを考えていても仕方ない。もっとも大切なのは、そんな劣等感に溺れて悲劇のヒーローごっこをすることではなく、これから自分が何をすべきかを考えることだ。地域の人たちと積み重ねてきたコミュニケーションや、自分自身の過去や地域で見つめてきた日々を経て、何ができるのか。というか、今の自分に「やれること」と、もう少しハードルを下げて考えてもいいのかもしれない。つまり、ほかの人には難しくとも自分なら比較的難しくないことに、まずは取り組んで歩み出すことが大切なのかもしれない。

いつもいつもありがとうございます〜。