村田青葉

劇作家 演出家 俳優/演劇ユニットせのび主宰/盛岡市在住

村田青葉

劇作家 演出家 俳優/演劇ユニットせのび主宰/盛岡市在住

マガジン

  • 脚本・上演台本

    これまでに書いてきた脚本・上演台本をまとめています。過去作も、随時更新予定(したい)です。

  • 青葉のコトン

    2022.8.25ー28 「カモのコテン 青葉のコトン」で展示をしている"もの"と"ことば"です。 Cyg rebtal wallにて

  • 東南アジア旅行記

    2019年の11月22日から11月30日まで、東南アジアを訪れた日々のことを、現地で書き留めたノートと写真をもとに、実際の旅程を追体験できるように投稿していきます。

最近の記事

【脚本】第45回北上市民劇場上演作品『今も吹いているか』

第45回北上市民劇場『未来圏への風』より、『今も吹いているか』の上演台本を公開します。 北上市民劇場には「北上市民の知られざる一面」というテーマがあり、今回の作品は創作期間中に起きた事件、実話をもとにしたものになりました。 昨年から北上市民劇場には関わらせていただくようになり、参加している皆さんのいろんな顔も見えてきた中で、僕なりに皆さんへのリスペクトをこめました。 いろんな人たちが紡いでいく、過去と未来、現実と虚構も行き来する作品ですが、「北上市民劇場」が主人公のよう

    • 【脚本】第9回盛岡劇場「劇団モリオカ市民」公演『盛岡バスセンターものがたり』内上演作品

      第9回盛岡劇場「劇団モリオカ市民」公演(通称モリシミ) 『盛岡バスセンターものがたり』内で上演した作品の脚本を公開します。 3部構成+OP、幕間、EDと盛りだくさんの内容だった今回の公演。 第1部の作品として上演していただいた僕の作品には、 『ハブになるバスのセンターの今と昔とこれからのお話(たち)』 という題をつけていました。 今回のモリシミでは、盛岡市民の方に寄稿していただいたエピソードをタネとして、盛岡市内で活動している各脚本家が作品を執筆し、それを同じく各演出家が

      • 2023のこと

        昨年に続き、2023年の活動をまとめて書きます。 「もっと更新しなきゃなあ…」とは思いつつ、こうしてまとめて振り返るのも、1年の通信簿をつけるみたいで悪くないなと思ったりしています。 (それが更新をしない理由にはなりません。すり替えです。) さて、今年は9本の新作脚本(うち2本は構成)、12本の演出、5本に出演でした。 さらに、ボードゲームを1作…!作りました!(後述) 演劇ユニットせのびとしては、3~5月にかけて、「若手演出家コンクール2022」「かながわ短編演劇アワ

        • 2022のこと

          筆不精なので、こういう機会にがっとまとめて長文を書きます。。 2022年の活動をまとめます! 今年は11本の新作脚本(うち2本は加筆)、19本の演出、14本に出演でした。 さすがにやり過ぎました。 演劇ユニットせのびとしては、豊岡演劇祭2022、ミチゲキ2022に参加できたことで、盛岡だけでなく、豊岡(兵庫)、大館(秋田)、仙台(宮城)での上演の機会をいただき、劇団としても大きく成長できた年になりました。 おかげさまで、若手演出家コンクール2022で優秀賞をいただくこともで

        【脚本】第45回北上市民劇場上演作品『今も吹いているか』

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        記事

          妖怪トリビア③

          妖怪トリビア③

          妖怪トリビア③

          妖怪トリビア②

          妖怪トリビア②

          妖怪トリビア②

          妖怪トリビア①

          妖怪トリビア①

          妖怪トリビア①

          コトン⑱

          いつの頃か、ばあちゃんの誕生日プレゼント?にお金を包んだことがあった。 母や姉からの「なにあげるの?」に対して執拗に隠し、ばあちゃんに渡して開いた瞬間の、大人たちの目を丸くしたような空気感だけはなんとなく覚えている。 結局お小遣いをもらって帰ることになり、 「お金をあげたのに、お金をもらって帰ってきちゃった」 みたいなことを呟きながら車に乗っていた記憶がある。

          コトン⑰

          小学校3年生くらいの頃、母、姉と桃のマークの中華チェーン店に行った時。 デザートに注文した「オーギョーチ」が残り1つしかないと店員さんに言われてしまった。 こだわりのなかった姉はすぐにマンゴープリンに切り替えたが、母(親)は子どもに譲ってくれるものだと信じて疑わなかった僕は「オーギョーチじゃなくてもいいよ」と伝えた。 すると母は「やったー!」と喜び、「それじゃあオーギョーチ1つとマンゴープリン2つで」と頼み、そのままオーギョーチを食べた。 「最後の一つだから小さいのか

          コトン⑰

          コトン⑯

          村田青葉の人生における一番最初の積読書

          コトン⑮

          実はこの本は2冊目なんです。 図書館で借りて、あまりにも返さないものだから、この本を買い、 ボロボロになるまで読み倒して、結局2冊目を購入。 人生で一番最初にサインを書いて、握手をしてもらった芸能人はモンキーパンチ先生でした。 ーー小学校1年生の時、石ノ森萬画館にて

          コトン⑮

          コトン⑭

          コトン⑭

          コトン⑭

          コトン⑬‐2

          という話を劇団員にしたら、 「私、のり弁が好きなんですけど。」 と話してくれた。 「親が気を遣っているんじゃないかって勘違いして、もっといいものを頼みなよって言うんですけど、私はのり弁が好きでのり弁を頼んでいるんです。」

          コトン⑬‐2

          コトン⑬‐1

          同じお店で、お婆さんがお孫さんに 「これが一番高いから」 という理由で良いお肉の焼肉重をススメていた。 こういうやり取りを見るととてもむずがゆくなってしまいます。

          コトン⑬‐1

          コトン⑲

          所有物にいちいち名前をつけていた記憶があるのですが、極めつけはポケモン全てに「あおば」と名前をつけていたことです。 小学校3年生のときに、友達と通信対戦をすることになって、そこで自分の行為の異常さに気がつきました。 とてつもなく恥ずかしい思いをして、消したい過去の1つです。 たまに夜中に思い出して「やー、あれなー」と大きな独り言をつぶやきます。

          コトン⑲

          コトン⑫

          僕はことあるごとに「ポケモンでパネポン」の話をします。 小学校1年生くらいの時、近所の公園で「ポケモンでパネポン」(ゲームボーイカラー)をしていた時、見知らぬお兄さんに「貸して」と言われて貸したところ、家に帰ってから母親が大激怒。 翌日、その子が来るかもしれないから待ってなさい、ということで、その近所の公園でずっと、雨の中、待っていた、という記憶があります。 その子のお母さんは、急にその子が新しいゲームで遊んでいるのを見て、何を思っていたのかなと、今ふと思いました。 そ