『グッゲンハイムの謎』ロビン・スティーヴンス(著)越前敏弥(訳)シヴォーン・ダウド(原案)
『ロンドン・アイの謎』が傑作だったので、作者が亡くなり代筆と知りつつも、期待を込めて読んだが、ミステリとしてはイマイチ。
ただ、続編としては善戦してて、テッドやカット、サリムたちにもう一度会えたのは幸せ。
とはいえ、どうしてもロンドン・アイと比較してしまうので、ただ美術館から絵が盗まれただけというのは魅力が薄い。テッドでさえ、おばさんが逮捕されたから渋々捜査してるし(笑)
さらに、警察が無能だったり、捜査が単調だったり、肝心のトリックが美術モノとしては絶対やってはいけないやつだったりする。
ミステリはジュブナイル(低学年)向け、コナンレベル。期待してはいけない。テッドたち三人がワイワイ捜査してるのを只々楽しむ一冊。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?