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【タスキ】アトツギのオンラインサロンって実際どうなの?アトツギU34編

兼ねてより入っていたオンラインサロンであるアトツギU34ですが、あんまり中の人の感想って見ないなぁって思っていたので自身の振り返りも兼ねて書きたいと思います。

本noteはあくまで個人の感想です。しかも、まだ参加して数回のオンラインイベントのみの経験ですので、他にも様々な意見があると思います。その点予めご了承下さい。

ちなみに個人的になんですけど、このサロン東北の方少なくて寂しいんですよ。琴線に触れた方は是非ご一緒しましょう!

1、きっかけは一冊の書籍から

私は家業に入る前からアトツギ系の書籍は結構読んでまして、そんな折に触れたのがこちらの一冊でした。

アトツギU34のメンターでもあるサンワカンパニーの山根社長の一冊ですが、事業承継とベンチャーという一見相反しそうに見えるフレーズに惹かれ読み始めました。

ここでこのアトツギU34を知り、当時33歳だった私は滑り込みで入会することになります。

2、ぶっちゃけ最初はピンときてなかった

当時私は家業に入る前で会社員でした。豪華なメンターや既に家業でバリバリ働いている方々の発言を見て、気後れしていた感も否めません。コミュニティも走り出しの段階で既に知り合い同士の方も多く、正直入りづらい感がありました。

(今読むと甘えてんじゃねぇ!と自分をぶん殴ってやりたい気持ちになる記事です(笑))

ただ、家業に入ってから徐々に気持ちが変わっていきます。

3、最初のきっかけはスタ★アトピッチJapan

私は入社2ヶ月くらいの段階で、スタ★アトピッチJapanに応募しました。今、振り返れば完全に勢いなのですが、立ち上げたばかりの新規事業のPRになるし、日経に載ればそれを自社の営業ツールに出来る!と比較的軽い気持ちで応募しました(笑)

↑ちなみに現在第2回募集中とのこと。

このスタ★アトピッチJapanにオンラインサロンのメンバーが多数出場していました。数々の賞を受賞された方もいらっしゃいます。

私自身はブロック大会止まりだったのですが、このピッチに出場したこと以上に様々な挑戦をしているアトツギがいること、サロンを通じてそうした方達の想いを聞けたことは大きかったように思います。

尚、北海道の代表の方(Yuta Umekiさん)がピッチの壁打ちということでオンラインMTGを開催し、この時初めてサロン内のイベントに参加しました。

4、ある意味コロナが壁をぶっ壊してくれた

その後はコロナウイルスの感染拡大で私も目の前のことや会社の施策で奔走しておりました。そうしたコロナ禍でも努力するアトツギの姿はオンラインサロン上で目にしており、大変刺激になりました。会った時もないのですが、勝手に同志感もありました。

そして、コロナの影響により大きく変わったこと、そうオンラインでのセミナーやMTGの浸透です。これは現在秋田に在住する私にとってはかなりありがたかった。

以前のnoteで私こう書いてたんですよ。

skypeとかもあるじゃんって話だとは思うんですが、初対面で顔出しで他は集団でこっちは1人だけって状況も心理的には結構ハードルが高いなぁなんて思います。

これがもう大概オンラインですから、参加することへの心理的ハードルがめちゃくちゃ下がりました。ほらzoomだとギャラリービューにすれば1人当たりの顔も小さいし、そこまで緊張しない!笑
そして、ここ3ヶ月で月イチペースで何らかのイベントに参加させて頂いています。

5、実際参加して思ったこと

私が参加したのは東京の月イチの壁打ち2回と先日行われた既存事業から新規事業へ転換するための課題ブラッシュアップ企画です。

↑facebookページに企画のことが載っています。

企画内容はクローズドかと思うのでここでは言及しませんが、まず非常に心理的安全性が高いと思っています。

私は参加する前、豪華なメンターやどんどん実績を出しているアトツギの方たちを見て、不用意な発言をしたらフルボッコなのでは勝手に思っていました(笑)

全然違いました、すみません。

まず、本当に皆さん親身に聞いて頂けます。勿論質問、議論、鋭い突っ込みはあります。でも、どれも建設的意見ばかりだし、社内だけでは得られない考えに触れることも出来ると思っています。

私など新規事業のブラッシュアップ企画なのに、最終的に自社の既存事業をまず深堀するというそもそも感のある結論になったんですね。それでも、様々なご意見を交わすことが出来、次の一手を考えることが出来ました。

また、皆さん非常に前向きです。アトツギあるあるって色々あると思うんですが、それを愚痴る集まりって嫌だなぁと思っていました。このサロンでは皆さん現状を変えようと必死に取り組んでおられます。もちろんアトツギあるある話はあるし、悩みも相談出来るけれど、次の具体的なアクションを模索しようとする姿勢が良いなと思っています。

6、何が言いたいかというと

先日の企画でこういう趣旨のお話を頂きました。

新規事業をするに当たってのタイミングは割とご縁や偶然。それでも、それは本当の偶然ではなく、常にそういうものを吸収しようというアンテナを張った結果。
自分だけで考えるのではなく、自分の考えを色んな方向から磨き上げていくのが大切。

※実際の発言とは少し変えて載せています。

私もうちの会社はこのままでいいのだろうか、と色々と考えていました。ただ、一人の頭で考えられることって限界があるんですね。堂々巡りになることもしばしば。しかも意外とそういう話を社内で出来ないというアトツギもいるのではないかと思います。(私はそうです。)

そういう時に人の頭を借りたり、同じアトツギの知見をシェアしてもらったり、自分でも口に出してみて気付くこともあるので、要は『一人で考える必要はないし、そういう場があるんだったら使い倒した方がいい!』ということはお伝えしたいなぁと思っています。

7、今アトツギには色んな場がある

私は所属しているのがアトツギU34だけなのでこちらを紹介しましたが、当然コミュニティには合う合わないがあると思います。そうした時に今アトツギには結構色んな場が存在します。

先日ツギノジダイさんのイベントに参加し(途中まででしたが)、様々なアトツギ向けのコミュニティがあることを知りました。

私見ですが、参加してみて合わなければ次に行ってもいいと思うんですよね。複数入ったっていいだろうし。アトツギとしての立場も会社の状況も、思想や価値観も人それぞれ、ピンとくるものに出会えればそれが一番かと。

私、大学生の頃アトツギ系の書籍やコミュニティ探した時あったんですが、今程の盛り上がりはなかったと思います。今は間違いなくアトツギに追い風が吹いているんじゃなかろうかと思うのですね。

8、自走の意味

「ファミリービジネスとは駅伝である。そこにおけるスチュワードシップとは、タスキをつなぐ駅伝走者の心構えだ」

星野佳路と考えるファミリービジネスの教科書 P91

このサロンのコンセプトでもある「自走」。これはサロンの話だけじゃなく、家業そのものだなと思っています。私が自走という意味を本当に理解したのは家業に入ってからです。

なにせ家業って自走しないと本当に何も起こらないんですよ。既存のビジネスがあり、既存のお客様がいらっしゃれば別にそんなことしなくてもと思う方もいるでしょう。実際に家業を持つ後継者でそういう考えをお持ちの方にお会いした時もありますし、それが悪いとは思いません。

ただ、私は違います。私は先代から社長と繋がれてきたタスキをしっかり受け取りたいという使命感、そしてよりいい会社を作っていきたいという自身の想いがあります。

そのためには、やはり自走しなくてはいけない。考えてから動くのではなく、考えるためにこそ動くべきだと思うんです。

ただ、一人で走るのはしんどい時だってある。その時に横を見ると同じように走っている人がいる、それは大きな刺激になり助けになります。まだ、参加して数回の身ですが同じように進んでいるアトツギのいるサロンと思っています。

私も走り出したばかり。何も成し遂げていませんが、何かの機会にご一緒出来ればうれしく思います。最後に、もう一度。東北のアトツギめちゃくちゃ少ないのでご興味ある方は是非ご一緒しましょう!

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