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このご時世に、微熱を発熱しただけで周りに迷惑を掛けて心苦しかった話。

一体いつになったらこの騒動は収束するのだろうか?大きな波をいくつか超え、蔓延防止措置と緊急事態宣言を繰り返してきた。

ワクチン接種が急速に進み、「多分打った方がいいんだろうなぁ」なんて思いながらあれよあれよと接種が進み、重症化リスクが低くなったと思ったら今度はオミクロン株の登場で爆発的に感染が拡大している。

地方出身、現東京在住の私としては、当然実家に気軽に帰省することも制限されている。(気遣って自主的にが正しい)

「このご時世に君は非常識だ」なんて言われないように、お互いがお互いを監視し合う社会になっているよな。なんて日々思いながら、実際のところ今の今まで何処か上の空だった部分もある。

幸い満員電車で通勤していないものの、これだけ人の流れがある東京で誰がどこで貰ってもおかしくない状況なのに。

でも実際、発熱してしまってからの心苦しさは半端じゃなかった。

・・・・・

23時を回った頃、強烈な寒気で目が覚めた。しっかり布団を被っても、暖かい服装で寝ても背筋に悪寒が走る。

「ヤッベ、、、こりゃまずいな」

過去に幾度となくこの経験をしている私は確実に身体がおかしい危険を察知した。完全に熱が上がる予兆だ。何だか少し喉も痛い気がする。朝目覚めたら何ともないことを祈ってそのまま寝た。

翌朝、思ったより身体は重くなかったので安心したけど、念の為検温したら37.2で微熱の表示だった。

ここで判断に迷った。いつもならこれぐらいの微熱は薬を飲んで仕事に行けば夜には平熱になっているレベルだったのでそのまま仕事に行こうかと思ったけど、万が一ということもある。

このご時世で一番怖いのは無理を押して出勤し、仮に具合が悪化して陽性反応が出た時は周りにとても迷惑が掛かる点にある。自分よりも周りへの被害が大きいのがこの感染症の厄介なところだと思う。

普通に考えればなんてことない平熱で、仮に日中熱が上がっても会社帰りに内科に行けば何の問題もない話なのに、今やその内科でさえ自由に診てもらえない。過去にも一度風邪の初期症状が出た時に診てもらえるか電話したら、熱がなかったので自宅療養してくれと言われたことがあった。

翌朝、10時にPCR検査の予約をして結果報告が夜の21時だった。この時間まで働いている医療従事者には感謝しかなくご迷惑をおかけしている間が半端ない。

会社にも報告したが、万が一を危惧して仮に陰性でも翌日は自宅待機となった。

そんなこんなで微熱を発熱しただけで多くの人に迷惑を掛けているような心苦しさを感じ、過ごした1日はとても長かった。

検査結果は陰性だった。

#新型コロナウイルス #医療従事者 #発熱 #発熱外来




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