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現代文 共通テスト 参考書ルート 本のみ

対象読者

共通テストのみで参考書だけで学習する方

※改訂しました。2022年 2/6

※大前提として、科目バランスを見た上で時間的、金銭的に余裕のある方は、学研プライムゼミの共通テスト対策講座を取ってください。

このルートは学習者が真似のしやすさ、再現性を重要視しています。

参考書ルート

1.ゼロから覚醒はじめよう現代文 一部のみ

    ↓

2.池上の短文から始める現代文読解

    ↓

3.旧版 センター試験現代文の点数が面白いほど取れる本

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4.やさしくひもとく共通テスト+プライムの過去問解説

    ↓

5.共通テスト過去問+予想問題

取り組み方

問題は必ずコピーしてください。問題を解いてから必ず解説を読む。解かずに解説だけ読んでしまうとわかった気にだけなって何も力が身に付かないのでご注意を。解説を読む時はコピーした用紙に自分なりに回答のポイント(手順)をまとめ上げる形でやって下さい。ただ漫然と取り組んで解説をよんでわかった気にだけなることを防ぎ、復習をしやすくする目的です。さらに勉強の初期段階だと読み飛ばしがどうしても起きてしまうので、それを防ぐという意味もあります。

注意点

途中でも話していますが、このルートをする時は個別の問題をおさえるというよりも、むしろひとつひとつの問題から読解法を抽出し、自分の中で読解法を形成していく意識をもってください。そして抽出した読解法は、意識的他の場面で使うようにしてください。他の場面というのは、模試や過去問、その方法を習った以外の参考書です。これを意識としてもっているだけだで、成績の伸びが違います。

ルート説明

段階毎に補助的な参考書を示してあります

1.読解で最低限必要な事項について学んで頂きます。指示語、接続語、どのような所に主張が現れるのかをここでしっかり学んでおいてほしいです。この基礎的なところをしっかりと学んでいるかで、後々の解説の吸収のしやすさがかなり変わります。取り組むのは一部のみで大丈夫です。内容も多くないので1日、2日程度で終わらせることもできます。

2.この参考書では、短い文章を使って正しい読み方、解き方を身につけていきます。取り組んでみると今までの現代文への価値観が一変すると思います。他にも入門書的な参考書はあるのですが、実践的かつ学習者が再現しやすく身につけやすいというのを考慮してこの参考書を選ばさせてもらっています。別冊の真っ白のもので、なにも見ずに解説を再現できるまでやりこんでください。 

3.ここでは、本番レベルの難易度、長さの長文を用いながら1.で習った事の運用と、長い文章問題を制限時間内にどういう風に読み解くかの練習をしてもらいます。ここでなんでセンター本なのかと疑問が湧くと思いますが、根本的な部分での読解力に違いはないので特に問題はありません。前文にも書きましたが、この段階で本当に気を付けて欲しいのが、2で習った事を"意識的に"用いることです。何気なくやってしまうと参考書同士の技術、知識が結び付かず、別個のものになってしまいその参考書に取り組んでる時だけ、その習った事を使うというまったく意味のない勉強になってしまいます。実践で使えなければ意味がありません。加えて1の方は短文が中心で本番レベルの文章と乖離が激しいので、しっかりと練習をやっておかなければ上手く使いこなす事ができません。
ここまで読んで下さったかたは、何故この本を選んでいるのかと疑問に思っている方もいるかも知れません。著者が同じで、読み方、解き方が統一されており前の段階で習ったことをつなげやすく練習、確認がしやすいという点もあるのですが、なにより小説の読解法について実践的に書かれていたからです。有名な決めるセンター、決める共通テストなども目は通し、似ている点もあったのですが、回想シーンや会話文という解く上で大事なポイントが抜けていたのでこちらを選ばさせて頂きました。表現問題の説明も決めるより、細かく説明されており非常に分かりやすい物になっています。これは著作全体に言えるのですが、船口先生の出されている本を洗練させた物を池上先生が出されていることが多いです。例を挙げると最強の現代文→短文から始める現代文読解、決めるセンター→黄色本など。すでに発売が終わっていますので、申し訳ないのですがAmazonなどで中古をお買い求めください。どうしても無理な方は決める共通テストでも大丈夫ですが、できれば黄色本をやってください。(池上先生に共通テスト対策本もお書きになってほしいです)

4.この段階から最終調整に入ります。多少なりとも共通テストとセンターでは違いがありますので、センターを用いて身につけた力を共通テスト型に合わせていきます。共通テストの実況動画が付いていますので、できる人がどういう風に読み、解くかを体験してください(この本だけでは体系的に学習できないので必ず2をやってから取り組んでください)

5.最終調整の過去問演習です。今まで身につけ力を総動員して取り組んでください。まちがえた問題はどこで、どういう風に間違えたか。どうすれば正解できたかを徹底的に分析してください。この時は、答えだけ確認して解説は見ずに、今まで学んできた読解法を使って分析するようにしてください。それが一通り終わったら解説を見てもらってかまいません。そこで知らない視点があったら吸収するようにしてください。学研プライムのサイトで池上先生の解説が2017年以降無料で見れるので、そちらも上手に利用してください。次にする模試も同様にとりくんでください。

解説をまとめる用と復習用の白紙のやつで過去問は2冊購入した方がコピーの手間が省けたりと効率よく使用できるのでオススメです。

八割を超えたら、どこの出版社でもいいので、予想問題集を一冊買って取り組むようにしてください。この時もできるだけ、池上先生の解説を参考にしながら、解き方を一般的な形に落とし込もうという意識をもって取り組んでください。

想定される質問

語彙の参考書がないかと思われるかもしれませんが、かなりの問題を解くのでその中で意味がわからない語句などをストックしていってもらえれば、別途参考書を購入する必要はありません。決して語彙学習を軽視しているわけではありません。
もし、参考書でもしたいという方は、旺文社出版の語彙の参考書、ビブリア、重要語700がオススメです。これらの参考書は、語彙の参考書で手薄になりがちな慣用句や小説語句についてまとまっています。
特に小説において語彙は大変重要で語句の意味がわからなければ選択肢が選べないという問題が多数存在するので非常に大事です。あまり大きな声では言えませんが、小説は語彙の知識だけでも選択肢が絞れることが度々あります。2022年共通テストでは、直接的に聞かれる問題はきえましたが、間接的には問われているので絶対に軽視しないでください。

受験生の参考に少しでもなれば幸いです。



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