新しい環境で苦しんでいるあなたへ。正しいロジックだけで交渉は進まない。

こんばんは。今日も一日おつかれさまです。

ゴールデンウィークが始まったと言えど、手放しで喜べない状況ですが、新しい年度が始まり1ヶ月。

皆さんいかがお過ごしでしょうか。

会社員として組織に所属していると、職場が変わるという事は避けられない。

職場が変わるという事は、築いてきた人間関係が変わるという事。

新入社員として組織に所属する人は、既に出来上がっているコミュニティの中に切り込んでいくわけだから、仕事を覚えるのはもちろんの事、人間関係を良好にしていく事も大切になる。

ストレスフリーで過ごすなら、職場が変わる人、新入社員に関わらず、どのように良好な人間関係を構築するかがポイントになる。

 

<新しい環境に馴染めないからこそ出来る、相手との距離の縮め方について>

普通に会話は出来ているはず、仕事に支障もないはず。

でも、どうにも相手との距離感が遠いような気がする。

 もしかすると時間が解決してくれる些細な悩みなのかもしれない。

でも、ただただ空気が重く居心地が悪い。

 

空気が重く居心地が悪い、というのが職場に行けなくなる要因にもなるので、改善できるならどうにかした方がいい。

同じ悩みを経験してる人に相談する時には、1つだけ注意が必要。

その人自身が人間関係の悩みを既に解決しているなら、時間が解決してくれるという、なんとも的外れなアドバイスしかくれない事がある。

 

そこで、相手との距離感が遠い事を逆に利用して、相手との距離を縮める。

この矛盾した作戦を試してみる事をオススメする。

 

そもそも相手との距離感を感じているのは自分だけではなく、相手も同じであろう。

しかし、仕事で凄い実績があったり、容姿がモデル級だったり、人よりもズバ抜けた何かを持っているなら、相手の方から距離を縮めてくるので、そういう人には当てはまらない。

一般的に考えて、素性も分からない、何を考えているかも分からない、そんな人と仲良くするという事の方が仕事上は難しい。

 

そんな時には、相手の凄いと感じるところ、

仕事が早いとか、決断力が凄いとか、状況判断できる視野の広さが凄いとか、

感じた事をそのまま相手に伝えて、思い切って相手を褒めちぎるのが有効だろう。

人に褒められて嫌な気分になる人はいない。

しかも関係が浅い人から褒められると、長い付き合いの人に褒められるよりも嬉しい。

 

なぜなら関係の浅い人に褒められる方が、より真実味を帯びるからだ。

もしかしたら、お世辞や社交辞令を言っているだけだと思われるかもしれないが、

相手の承認欲求や神話欲求を満たすことに繋がるため、

どう転んでも相手との距離は縮まる。

直接言えない時は、職場で話せる人に、

「〜さんみたいな視野の広い人になりたいんですが、なかなか上手くいかなくて・・・」といった感じで伝えてみるのもいい。

 

しかし、お世辞で褒めてもいつか本音が出てしまう。

自分が本当に凄いなと感じる部分に関してのみ、褒めるスタンスが良いだろう。

お世辞で相手を気分良くすることが目的ではない。

自分が相手に感じる尊敬の気持ちを、素直に相手に伝えることで相手との距離を縮めるのだ。

新たな環境になった時は色んな事が新鮮に見えるため、素直な気持ちで相手に対する尊敬の念を示せる事が多い。

 

新たな環境に馴染むのは大変だが、どうにか一歩踏み出す勇気だけは大切に育ててあげてほしい。

 

<交渉は始まる前から終わっている>

新しい環境に飛び込んだ時にもう一つ意識しておかなければならないのは、今まで通用していた交渉の常識が通用しなくなることあるという事。

 

こちらの主張は正しいはずなのに、どうにも自分の主張は通らない。

時には理不尽さを覚えることだってある。

しかし、コミュニティによって慣習が違うというのはよくある事。

 

そんな時はいつも思う。

もっと簡単に、もっと有利に、交渉を進める事は出来ないだろうかと。

なんならいっそのこと反対などされることなく自分の提案を通す事は出来ないのかと。

 

今回交渉したい相手は、見るからに忙しそうで眉間にしわを寄せている。

機嫌が良くないのは明らか。

交渉される側だって自分の仕事がある。

そして、相談ではなく交渉というのは、内容によっては判断を求められる事がほとんどで、

相手にとっては負担でしかない。
 

相手にとって最も負担の少ない形で交渉を行う方が成功率が上がる事は前提である。 

そもそも、交渉はどのようなプロセスに分解できるかを考えてみた。

①交渉前の信頼関係の構築

②交渉中(論理的説明・プレゼンテーション能力)

③交渉後の次回への布石

この3つのプロセスを認識し、上手く活用する事こそが円滑な交渉成功の秘訣である。


 

今回焦点を当てたいのは、「①交渉前の信頼関係の構築」である。 

交渉はする前から終わっている。

信頼関係が構築されていれば、大体の交渉は成功する。

どんなに内容が整っていなくても、むしろ相手からフォローまでしてくれる。

 

どのようにして、相手との信頼性を構築するかという方法についても探していきたいが、その第一歩として<新しい環境に馴染めないからこそ出来る、相手との距離の縮め方について>で書いた事を試してみてほしい。

 

 

 

  

 

 


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