【ウェビナーレポート】ターゲットから第一想起されるために、必ず知っておくべき「採用マーケティング」のフレームワークと成功事例
本日は2022年7月12日(木)に実施したウェビナーをレポートでご紹介します。
※この記事は5分で読めます。
※講演時のみに共有可能な内容も含まれていたため、一部講演内での内容やスライドを省いております。
登壇者のご紹介
株式会社No Company 代表取締役
秋山 真 氏
2016年にスパイスボックス新卒入社。2年間デジタルマーケティング領域でプロデューサー経験を積んだ後、2018年に採用コミュニケーション事業部を立ち上げ事業部長に就任。SNS起点の採用広報ソリューション開発や企業のオンライン採用、採用DX化などを支援。2021年10月にスパイスボックスの子会社 No Company,incを立ち上げ、代表取締役に就任。
1.採用を取り巻く概況の変化
働き方や、Z世代の価値観など様々な場面において変化が起きたことで、旧来の人事が前提としていた常識は崩れつつあります。就職活動も2020年以降オンライン化が加速しており、エントリー以前のタッチポイントが大手ナビサイトだけではなく、SNSやWEBメディアなどに分散しています。
実際に、大学3~4年生を対象に取ったアンケートでも、SNSでの発信を企業側に求める声は多く上がります。
上記のことから、自社サイトだけでなくSNSで発信をする企業や、WEBメディアに広告という形で自社についての記事を掲載する企業も増えています。
2.ターゲットに刺さる採用マーケティングの考え方
自社について発信する際は、下記の①、②をかけあわせた情報にすることが重要です。
しかし、「①自社の価値要素(左の円)」ばかりを訴求すると、受け手からは押し付けがましく見える懸念があります。一方で「②求職者・世の中が感じる価値ポイント(右の円)」ばかりを訴求しても、実態に即していなければ、リアリティが欠けている・取り繕っているという印象を与えたり、入社後の定着率に悪い影響が出てしまう場合があるので注意が必要です。
No Companyでは、②を捉えるためNo Companyのオリジナル・ソーシャルリスニングツール「THINK for HR」(※1)を活用しています。
(※1)SNS分析ツール「THINK for HR」
No Companyが提供する、SNS分析ツールで、SNS上でシェアされている投稿や記事、動画のエンゲージメント量(いいね、RTなどのアクション数)を調べることができます。 https://www.spicebox.co.jp/services/think_for_hr/
3.ターゲットに情報を届けるための導線設計
発信内容を整理できたら、次は、求職者に届ける為の導線設計や発信をする場所(アカウント)についても考える必要があります。
その際、求職者がどのファネルにいるのかも踏まえた上で、その段階に合わせた記事を発信していくことも重要です。
4.ターゲットの興味・共感を獲得するコツ
すでにSNS上で話題になっている事柄・文脈と、企業が発信したい内容とを接着させると、より興味や共感を獲得することができます。
直近で話題になった事柄・文脈例(一部)
・ワークライフバランスの定義が変わってきている
・オフィスは必要?不必要?
・コロナ禍で変化した業態
・大手vsベンチャー
・「やりがい」はどのくらい必要か? など
本ウェビナーのポイントまとめ
・価値観が多様化する中で、自社が欲しい人材は、どんなことに共感するのかを知った上で、何を発信していくのかを考えることが重要。
・求職者の選考フェーズがどの段階のときに、どの媒体で、接触するのか? という導線設計も重要。
5.Q&A
ーー学生に認知されていない企業や、採用人数が少ない企業にも採用マーケティングは効果がありますか?
前提として、多大なコストを掛けなくても少額で広告配信を実施し、ターゲットとなる求職者に自社を知ってもらうことは可能です。また、採用人数が20〜40名程の企業の例もありますので、下記よりご確認いただけますと幸いです。
(参考)ケイシイシイさんとの事例はこちら
ーー採用マーケティングは何をKPIとして実施する企業が多いですか?
それぞれの企業がどのフェーズで課題感を感じているのかによって異なりますので順に説明いたします。
①認知獲得を目的とする場合
→どれだけターゲットに届いたかのアクション数(いいねやリツイートなど)をKPIとしたり、その数値が競合他社と比較した場合に多く獲得できているかという視点で見たりすることがあります。
②認知は取れていてもエントリー数が上がらない場合
→採用サイトの訪問者を分析・アクセス解析します。どういった経路で採用サイトに来たか? どのコンテンツを見て、次に何をクリックしたか? 見てほしい記事は見てもらえているか? など分析しPDCAを回していきます。ある企業では四半期に一度のペースで分析をしています。
③エントリー数は確保できたが、内定承諾につながらない場合
→実際に内定承諾につながった方に、どの記事が内定に起因したかアンケートを取り定性的に見ています。
お知らせ
7/28(木)開催セミナーについて
江崎グリコ株式会社の藤川様をゲストにお招きし、採用担当者向けにセミナーを開催します。
下記について講演しますので、少しでもご興味があれば是非お申込み下さい!
・採用を取り巻く概況の変化と、その中で Glico が意識していること
・Glico が採用マーケティングが必要だと感じた課題・背景
・これまでに実施した採用マーケティング施策と成果
例:新たな「ターゲット像」を明確化するために何を行い、採用活動にどう寄与しているか?など
・今後の課題や取り組んでいきたいこと
※Glico 藤川様へのインタビュー形式で講演します。
詳細はこちらから
https://0728webinar-glico-nocompany.peatix.com/
■お問い合わせについて
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