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AI(人工知能)の今後と展望

こんにちは、ラン丸(@sign45917948です。

近年、AI(人工知能)の進化によって、自動運転技術の向上や家事ロボットなど、私たちが夢に描いていた未来が現実になりつつあります。

生産性が向上して労働力不足が解消されたり、新しいビジネスが生まれるなど、メリットはたくさんありますよね。

しかし、便利になる一方、このままAI(人工知能)が賢くなりすぎると、私たちの今後の生活は心配や不安な部分があるのも確かです。

例をあげると、十数年後には今ある仕事の半分はなくなってしまうと予測されたり、2045年にはAI(人工知能)が人間の能力を超える「シンギュラリティ(技術的特異点)」を迎えると推測されています。

今後、AI(人工知能)がますます進化していく中、私たちはAI(人工知能)を正しく認識しつつ、学び受け入れ、共存していくことが大切になってきます。

今までと同じような生き方をしていては、AI(人工知能)時代に取り残されてしまうかもしれません。

そこで今回は、AI(人工知能)の今後と展望、そしてこれからの生き方についても考えてみます。

AI(人工知能)は、経営や医療などあらゆる分野に貢献

2016年にGoogleが開発したAI(人工知能)「アルファ碁」が、世界最強の棋士とも言われる李九段に4勝1敗で勝利し、世界中に激震が走りました。

「アルファ碁」の勝利は、ディープラーニングという新しい技術のおかげですが、これ以降ディープラーニングを応用しながら、AI(人工知能)はより複雑で高度な判断ができるようになりました。

既に、チェスでは米IBMが 開発した「 ディープ・ ブルー(Deep Blue)」が1997年に当時の世界チャンピオンであるカスパロフ氏(ロシア)に勝利していました。将棋でもコンピュータ・ソフトの「ボンクラーズ」が2012年に米長永世棋聖(日本)を破っており、また2015年には情報処理学会から人工知能(AI)がトップ棋士に追いついているとの見解が出されていました。

しかし、チェスや将棋に比べて盤面がより広くて対局のパターン数が桁違いに多い囲碁においては、人工知能(AI)が人の能力を上回るまでには時間がかかると思われていたことから、アルファ碁の勝利は人工知能(AI)が格段に進歩しつつあることを世に示すこととなりました。

AIの現状

その高度なAI(人工知能)の技術は、様々な仕事に生かすことができます。

例えば、小売業では店舗にAI(人工知能)を導入することで、お客様の購買データから「なぜ購入しなかったのか」「どうすれば買ってもらえるか」など仮設をたて、検証することも可能になりました。

また、AI(人工知能)によって商品の需要も正確に予測されるようになり、飲食業などでは食品の破棄も減り生産性も向上するようになっています。

AI(人工知能)は今後、経営コンサルタントのような仕事も担って、経営判断の助言もしてくれるに違いありません。

人工知能のデータ予測

AI(人工知能)は忙しい医師に代わって内視鏡検査の画像から病気を見つけてくれたり、弁護士の負担となっている、大量の資料から裁判に必要な証拠文書を探し出して解析する手助けになっています。

また、単純作業だけでなく高度な専門職の仕事さえこなしてくれます。

将来、AI(人工知能)は小売、流通、医療、金融、農業、教育など、ますます多様な分野に進出し、人間の仕事を肩代わりすることで、深刻な労働力不足を解消してくれるでしょう。

しかし、AI(人工知能)の発展は理想的な社会を作るだけでなく、落とし穴があることも事実です。

AI(人工知能)の発展は人の仕事を奪い、個人情報が流出するリスクも

AI(人工知能)はデータに基づいた単純な作業だけでなく、高度なデータ分析や予測なども得意分野としますが、今後AI(人工知能)がますます進化すると「日本の労働人口の約49%が、AI(人工知能)に取って代わられる」(野村総研)ともいわれています。

例えば、製造や販売、自動車の運転手だけでなく、金融機関などのホワイトカラーや事務系職場にも、AI(人工知能)による自動化が進んでいくに違いありません。

あくまでも、予測ですが安定といわれていた公務員の8割から9割は不要になるのではないでしょうか。

これはSFの世界のことではなく、近い将来に間違いなく起こる事実です。

AI(人工知能)を活用するには大量のデータが必要です。

でも、もし個人情報が細かい部分までデータ化され、本人の知らないところで流出していたら怖いですよね。

また、個人データをAI(人工知能)が勝手に分析し、信用スコア(信用力の数字化)をつけることで、今後人間の階層化や差別がおこることもありえます。

人間の人柄や能力などが、AI(人工知能)によって数値化されて、キャッシングサービスや住宅ローンの申請に影響するのも時間の問題。

ただし、AI(人工知能)は100%「完璧」なものではありません。

大量のデータから予測した結果も、もしデータの中に不純物が含まれていたらどうなるでしょう。

正しい予測はできませんよね。

例えば、人間の遺伝子リスクの分析調査事業者に、ペットの犬の細胞を送る顧客が相次いだという笑い話のような実例もあるんです。

AI(人工知能)による天気や株価、病気などの予測はとても便利ですが、今後どこまで信頼度が上がるかは未知数です。

自動運転でも議論がある危険率の部分に対して、人がどのくらい許容できるのか、まただれがどのように責任を追うのかなどがこれからの課題といえるでしょう。

いずれにしても、AI(人工知能)とうまく折り合いをつけていく必要がありますよね。

つまり、AI(人工知能)が今後ますます発展することにより、私たちの生活を助けてくれる便利な部分は飛躍的に増えますが、逆に人の仕事を奪ったり、個人情報が流出するなどのリスクも増えるという、2つの側面を抱えることになります。

では、今後私たちはどのように向き合って生きていけばいいのかをみていきましょう。

人間にしかできないことを見つけてみる

AI(人工知能)は将来、人間よりもさまざまな点で精度が高くなることは間違いありません。

しかも人間の仕事の多くを、AI(人工知能)がこなしてくれる可能性があります。

そうなると、今後人間の労働時間は減ってくるとも予想されています。

そのため、仕事の残業や休日出勤もなくなり学校の授業時間も変わってきます。

余った時間にボランティア活動をしたり、趣味を極める人も多くなるはずです。

自由な時間が多すぎて、何をすればいいのか暇を持て余す…なんて人も出てきそうです。

一見ぜいたくな悩みのようですが、さまざまな仕事がAI(人工知能)で代替されるようになる時代がくれば、私たちはどのように働くべきかということは、今後最も大きな問題の一つとなってきます。

また人間に代わってAI(人工知能)がさまざまな仕事を代替すると、先ほどもお話したように、大量のデータを所有するAI(人工知能)が人間を監視する社会になることも考えられます。

AI(人工知能)の画像認識技術によって人間のデータだけでなく、顔認識によって行動がすべて把握されてしまう可能性も考えられます。

テクノロジーの進化のよってテロや犯罪に悪用される可能性もありますよね。

このようなAI(人工知能)による監視を防ぐためには、開発や利用に明確なルールをしっかり作ることが必要です。

法律や規則も必要になります。

そして将来、AI(人工知能)の開発者はますます増えると予想されますが、AI(人工知能)開発者は、今後自分の利益だけでなく公共の利益や、人々の安全や平和も守っていくことを考えることが大きな任務となります。

ところで、AI(人工知能)は何でもできると思われがちですが、苦手分野もあります。

ゼロから何かを生み出したり、人の気持ちを察して、寄り添ったり励ましたりするきめ細かなコミュニケーション能力は人間には勝てません。

ですから人間は、この人間特有の「相手に共感できる能力」を磨き続けることが大切です。

人との対話に必要なコミュニケーション力

例えば将来、レストランの接客がほとんどロボットになったとします。
(実際、中国の小売大手・京東集団などでは始まっています。)

ロボットレストラン「京東X未来レストラン」
https://robotstart.info/2019/01/21/china-robot-restraunt.html

すると逆に、人間がサービスをしてくれるレストランはとても貴重で、「気持ちが通じて何だか安心できる!」と超人気店になるかもしれません。

他にも、最近増えている訪日客対応で、AIの得意とする自動翻訳は頼りになりそうですが、「そのゲスト様との交流する時間や体験する空間作りなどのおもてなし」は、人間にしかできないことですよね。

人にとっては何気ない「相手に共感する」という感情は、AIにとってはとても難しいそうです。

これからは、AIの波に流されるだけでなく、人間にしかできないことは何か、自分は社会の中でどんな役割を果たしていきたいのか、今後の働き方を自分自身で考えてみないといけません。

まとめ

今回は、AIの今後と展望、そしてこれからの生き方についても考えてみました。

AIは、事務処理を早く正確にこなしてくれたり、過去の大量のデータからさまざまな予測や判断をして、利用者に的確な情報を提供してくれたり、私たちの生活にはなくてはならない存在になりつつありますよね。

でも将来は、AIが人間の仕事を奪ってしまうんじゃないかと心配もされています。

しかしAIも万全ではありません。新たな仕事も生まれるでしょう。

個別の能力はすでに人間を超えているものも実際にはありますが、人とのコミュニケーション能力はまだ勝てる領域です。

これから私たちはAIにできることはAIに任せ、AIを過度に恐れることなく、うまく活用することがAI(人工知能)との「共存」のコツになってきます。

そして、人間の得意とするコミュニケーション力を養いながら、人間にしかできない、人と触れ合うような仕事を増やしていくことが理想ですよね。

また、AIの発展で今の「仕事」が今後、いつまで存続するのかわからない時代にもなりました。

これからはどの仕事をするかよりも、何を学び、どんな働き方をして社会に貢献していくかを考えることが大切です。

私たち人間もAIに支配されるのでなく、AIの予測したデータや判断を最終的にしっかりと見極めて上手に共存しながら、自分だけの生きがいを見つけられるといいですね。


今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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