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個人でコワーキングスペースを運営するということ−コワーキングスペース=わたし?

個人でコワーキングスペースを運営するということについて綴る2回目です。

困った、というほどではないけど、時々戸惑ったことがあります。

それは、ノラヤイコールわたし、つまりコワーキングスペースと管理人(sato_kawa)を同一ととらえてしまう人が、時々、いることです。

私にとってはノラヤはお店であり仕事場です。ハコ、です。ノラヤのtwitterもFacebookも、ブログも、そしてこのnoteも「ノラヤ管理人」という別人格としてやっています。(個人のはちゃんと別にあります)
さらに厳密に言うと、ノラヤの運営は100%1人でやってきたわけではありません。店番が複数いたこともあります。また、運営協議会がサポートにあたってくれています。イベントの時にはイベントの実行委員会ができて複数のメンバーで実施したりします。
ノラヤのことを「sato_kawaさんのスペース」と言われると正直、違和感を感じるのです。

でもかんちがいされるんですよねぇ。ノラヤ、イコール、わたし、だと。

ノラヤとしてのFacebookページの投稿に個人的な知り合いが「お久しぶりです〜!最近は○○してます」とまるっきり個人的なコメントをつけてしまうことが、たまに、あります。

ノラヤ宛のメッセージにわたし個人宛てのフランクなメッセージが来ることもあります。一時期、複数のメンバーがFacebook Pageの管理にあたっていたので、メンバーから「sato_kawaさん宛ての個人的メッセージが見えてしまうのがちょっと」と言われたことも。

ある時、遠方から30代くらいの男性が来店されました。ニコニコして「ブログを見て、どんな人かな、と思って来ました」。おや、管理人ブログも売上に貢献しているのだなと思ったら、その人は「たくさん本読んでるじゃないですか」と言うのです。本?私、ノラヤ管理人ブログで本の紹介とかしたこと、そんなにないけど。とにかく、ノラヤに来る人はコワーキングスペースを使いたい人であるはずなので、普通に利用説明をして、普通に滞在してもらいました。
その方が帰ってから、ようやく気がつきました。「管理人ブログじゃなくて、私個人のブログを見て、私に興味を持って来たんだ!」たしかに私個人のブログにはたくさんブックレビューを書いています。

コワーキングスペースを使いたくてノラヤに来るんじゃなくて、私に会いたくて来た…ううむ。正直、もやもやします。だってここはコワーキングスペースなんですから…

それにしても、もし私がスペース運営をしていなくて、私の家に「どんな人かなと思って」と、いきなり来られたら、えっ、と思いますよね。でもスペースを運営していると、それが可能になってしまうのですよ……。

まぁ、トラブルが起きたわけでもないし、気にしなければいいのですがね。

お店や会社と個人そのものがまざっているようなケース、ときどきありますよね。個人の、そのひとそのものの魅力がお店や会社の経営にも生かされ、人を惹きつけていく。それのも一つのやり方だと思います。スペースに運営者のキャラクターが出てしまうのは、小規模スペースではどうしても避けられないですし。

でも、私は多分、そういうのが苦手なんです。

いっそ、萌キャラを作ってSNS露出を全部それでやってしまうという方法もありかもしれませんね。

ノラヤをクローズしてからは、ほぼ無職の日々です。自腹でスペースめぐりをしているので、支援いただけるとすごく嬉しいです!ドロップイン費用や交通費に活用させていただきます。