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キャバクラ未経験が、売上No.1キャバ嬢になるまで


はじめましての人は、はじめまして!

わたし、元No.1キャバ嬢でした。


キャバクラを始める前のスペックを大公開!
(今までプロフィール公開したことなかったので、レアです。)

☑️18歳
☑️フリーター
☑️田舎住み(芋くさい)
☑️キツネよりタヌキ顔
☑️身長150センチ台
☑️細身なので乳がない

という感じ。
全体的にザ・普通。どこにでも居そう。素朴という名はわたしのためにある。

派手なギャル!というわけでも
だからと言って地味すぎるわけでもない。

このスペックを見るとお分かりいただけると思うのですが、120%努力の人間です。

ただ、あとからも書きますが、
コミュニケーション能力だけはめっちゃありました。

コミュ力だけで生きてきたみたいなところありますからね。たぬき顔って女の子に嫌われやすいので、わたしの処世術です。


そもそもなんでキャバクラに入ったのか


当時、手持ちが500円しかありませんでした。

何でこんなことになっていたかというと
当時付き合っていた彼氏が大学生になるのと同時に遠距離になってしまい、その交際費がめちゃめちゃかかってました。

そのくせ、アルバイトは続かず
ふらふらとその日暮らしをしていたので、どんどんお金がなくなる日々。

しかも、もうすぐ彼氏の誕生日!
フンパツしたいのに、全財産500円しかない!

でも今から新しいアルバイトを始めたとしても、給料がもらえるのは1〜2ヶ月後。
それじゃあ、間に合わない!!!!!


…ということで、

日払いがあって時給もめっちゃ高い
キャバクラを始めることになったとさ。

(ちなみに友人の紹介です)


浅いキャバクラ知識で挑む田舎娘


実はキャバクラで働く前に
少しだけガールズバーで働いたことがありました。

だけど、パリピな雰囲気めちゃめちゃノリでお酒を飲みまくる女の子たちにドン引きして、初日の体験入店している最中に飛びました。(クズ)

何を隠そう、お酒飲めないのでね。

※今思うと、ガールズバーとはそういうもん


面接は3〜5店舗くらい行きました。
スマホでタウンワークなどを調べて、良さげなところ(主に時給が)をピックアップして、片っ端から受けました。

キャバクラに対する知識が
「なんかスカート履いていればOKっしょ?」
ぐらいの浅い知識しかなかったので

30代ぐらいのお姉さんがいる高級クラブに、スニーカーで面接に行って、面接してくれた黒服さんにすごい鼻で笑われたり(落ちた)

明らかにヤの付く数人に囲まれたり(逃げた)


いろいろな社会勉強をさせてもらいながら
とあるクラブにたどり着きました。

まず、場所がわからなくて電話をした時点で、声色がめちゃめちゃ優しい
そして、実際にお店に入ったときから、黒服さんたちの出迎えがあたたかい

あんなチンチクリンな18歳の小娘が面接に来たのに、優しく出迎えてくれてありがとう…。
※ちなみに社長だった。


「夜の経験ありますか?」とか
「面接に応募した動機はなんですか?」とか
あとは普通のアルバイトと変わらないことを聞かれ、

「若めの子が多い系列店があるから、そこで採用しようかな。今日、いける?」

ということで、系列店のキャバクラで即日入店することに。


「ヤバいやつが入ってきたと思った」by店長


未経験ということもあり、採用されたキャバクラの店長からいろいろと教わることに。

店長「夜の世界は、稼ごうと思ったらどれだけでも稼げる世界だからね〜。ちなみにどれくらい欲しいとかあるの?」

わたし「えーっと…

   とりあえず月100万以上欲しいかなぁ。
   全財産500円なので(笑)」

この時、当時の店長は「ヤバいゆとりが来た!!!!」と思ったらしい。わたしもそう思う。

「か、稼ぎたいなら、うちのナンバーワンに聞いてみるのが良いんじゃないかな…」とほぼ丸投げするような形で、No.1の元へ連れていかれることに。

(※店長が仕事しないのではなく、わたしが明らかにヤバい人間だった。)
(※敬語もまともに使えないゆとりの、ドレスや靴を一緒に買いに行ってくれてありがとう…)



そして、そこで出会ったのが当時、圧倒的ナンバーワン(2位の女の子と売上の桁が違う)のキラ子さん。

※仮名。キラキラしていたので。

そのキラ子さんの出会いによって
何も知らないド素人のわたしが、No.1へと駆け上がっていくのであった…。


愛のスパルタ教育開始


未経験かつスペックが普通のわたしが、ものすごく稼ぐようになるためには、当たり前ですがそれ相応の努力が必要になってきます。

ナンバー入りしているキャバ嬢って
売上を上げるコツなんか教えてくれなさそうなイメージがある(実際そういう人多い)。

同じお店だと、みんなライバルだから。

だけど、キラ子さんは違っていて。
本気でチンチクリン小娘(わたし)を育てようとしてくれていました。

キラ子さん曰く、
「稼ぐ子が増えて、その子が連れてきたお客さんがまた誰かを気に入ってくれたら、みんな今より売上が上がってWIN-WINじゃな〜い」


これは今もわたしの教えになっているし、
わたしがTwitterで売上に悩んでいるキャバ嬢たちにお節介はじめた理由の1つでもある。
これはまた別のお話。

そういうわけで、キラ子さんによる直接的愛の指導が始まるわけです。


ドレスを1着も持っていないため
2000円〜5000円くらいのドレスを
間に合わせという意味で数着買うと


「安っぽいから二度と着ないで」

と言われ捨てられたり…

「メイク薄すぎ、ダサい」
「ヘアセットどこ行ってる?それダサい」
「そのアクセおもちゃ?ダサい」

とにかくダサいのオンパレード!

18歳の小娘だったので、
高価なブランド物なんて持っていないし
メイクだってキャンメイクとかプチプラだし。

とにかく「見た目が論外」と言われてました。

キラ子さんにはもう1人、わたしより1ヶ月ぐらい先に入った同い年の女の子の育成もしていました。その子も似たようなことでダメ出しをされてましたね。



わたしの転機は間違いなく“自己投資”したから


なぜかわたしには
「売れている人が正義!」
という考えを持っていたので、

どれだけキラ子さんにキツイことを言われようが、全て「ありがたいなぁ」と思っていました。

だって
売れている人が実践していることは1つの成功例
だからです。


なので、言われたことは全て忠実にやりました。

食費を削って、1着3万円もするブランドドレスを少しずつ買い揃えたり、
キラ子さん専属のヘアメイクさん(相場よりも高い)に頼み込んで毎日ヘアセットしてもらったり、

キラ子さんだけではなく、ナンバーに入っている女の子たちのメイクを盗み見して勉強したり。


そうしていると、キラ子さんが声をかけてくれました。

「減らない代わりに増えないままでいるのか、最初にたとえマイナスになったとしても、自己投資が出来るかどうかって別れ道なのよ。

増やすためには多少のリスクも負わないとね」


この時点で、わたしにはポツポツと指名客が増えてきていました。
一方、もう1人の女の子は「稼ぎにきたのに何万もするドレスなんて買ってられない!」と途中で教育を受けることを断念したそう。

今なら十分分かるのですが、
「何のリスクも負わずに利益をあげよう」
というのは虫の良すぎる話。

キャバ嬢というのは
“隣に座ってお酒を飲む”という行為に
決して安くない金額を頂いています。

そこらへんにいる大学生と同じ見た目をしていてもダメだし、普通の感情表現をしてもダメなんですよね。

よく例えられるのは
夜のディ○ニーランド。

男性にとっての“夢”を与えられる存在。
そういう人になるためには、ある程度の自己投資は必ず必要になってきます。


マニュアルのその先は試行錯誤


キラ子さんの教えどおりに
日々奮闘していると、
自然とお茶を引くことが無くなりました。

※お茶引く…客がつかず、商売が暇なこと

順調に売上を伸ばしていたわたしでしたが、
ひとつの壁にぶち当たります。


キラ子さん「もう教えることは何もないわね」

まさかの巣立ち宣言。
まだまだ納得のいく結果には程遠いし、キラ子さんの方がやっぱり売上は上。

これはキラ子さんに見捨てられたというわけではなく、いわゆる基礎の部分のマニュアルが終わったということでした。


なんていったって、キラ子さんは
☑️高身長
☑️おっぱい
というスペックの持ち主。

たとえば、おっぱい好きなお客さんが居たとしても、キラ子さんのことは気に入るかもしれないけど、わたしのことを気にいる可能性は低いわけで。

キラ子さんが蓄積したマニュアルと
わたしに合うマニュアルというのは、
最終的に全然違ってくるわけです。

わたしにもとうとう独り立ちする時がやってきたようです。


わたしがまず目につけたのは、キャラ設定。

基本的に、すでに別の女の子を指名しているお客さんを奪うようなことは、夜の世界ではご法度。

(まれにそういう厄介な女の子もいるけど、普通に嫌われるし、一時的な売上にしかならないからやめた方が無難。)


なので、まだ指名がいないフリー客に指名で返ってきてもらう作戦です。


キャラ設定とはすなわち
「お店にいる売れている女の子たちのキャラクター以外のキャラを見つける」
ということ。

どういうことかというと、
ツンデレで売れている子がいる中で
ツンデレとして売っても二番煎じで売れない

というわけです。

わざわざ同じ土俵で戦わない。


仮にうまく波に乗れたとしても、市場を先に開拓している子と二分するわけなので、それだけ取り分も減ります。


わたしのいたお店で
ナンバー入りしてた子たちは主に

☑️ツンデレ
☑️色恋
☑️フッ軽・ノリが良い
☑️見た目がめっちゃギャル
☑️わがまま

という感じ。

↑ つまり、需要があるということなので、このタイプはお店にいないな、だとか、自分に近いな、と思う方はここを極めていくのもアリ。


そこでわたしが見つけ出した活路は…

☑️甘え系
☑️あざとい

でした!

要するに、ぶりっこですね。

古典的だけど現代に至るまでずっと残っている手法ということは、それだけ効果もあるはず!


わたしの場合、これが大成功しました。


自分がやって欲しいことに対しても、何でもぶりっこで通せるし。
ぶりっこ最高!ぶりっこは神!

自分の無理のない範囲で、
お客さんにウケるものは何なのか。

そういうことを自分で開拓していくことも、マニュアルのその先で必要になってくるスキルの1つでした。


ちなみに余談ですが
一時期、迷走しすぎて売れている子のキャラクターを1日ごとになりきって接客してました。

結果、誰にどんな接客でやっていたのか思い出せず、指名で返ってきてくれたお客さんに「あれ?君そんなキャラだったっけ?」と困惑されることもしばしば。

(キャラの)ご利用は計画的に!!


トップとは


ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
ここに書いているのは、あくまでもわたしがNo.1になるための軌跡を書いているに過ぎません。

キャバクラだけではなく
全てのビジネスにおいて言えることですが

同じ道を辿って
同じゴールに着くことは100%無いです。

なので、この記事が無意味なように思えるかもしれないけど、1つだけ言えるのは

①    自己投資
②    新規開拓
③    試行錯誤

これらを行なっていないトップの人は、ほとんど居ないと思います。

ぜひ伸び悩んでいる方には
“自分はどの部分が足りていないのか”
ということを一度考えてみるのも良いかもしれません。


以上、キャバ嬢の戯言でした。



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