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あなたも生きてた日の日記

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2022年は1つのテーマにつき2ケ月程かけて書いていきます。テーマは【ぬいぐるみ】【英会話】【身体】等を予定。すべては、あなたも生きてた同じ日に、起こった出来事です。
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記事一覧

あなたの生きてた日の日記51 (最終回)文章はコスパで測れるか?

「毎週水曜日に1500-2000字のコラムを更新する」 この単純なルーティーンを続けて丸4年が経っ…

◎あなたも生きてた日の日記㊿地上86mの戦い

先日、水戸芸術館へ行った。 水戸芸術館には特徴的な形をした大きなタワーがあって、街中で多…

◎あなたも生きてた日の日記㊾表現、この恥と切実さを含むもの

何度目かの転職活動をしていた時に、ある出版社でこんな話を聞いた。 「数年前から原稿を持ち…

あなたも生きてた日の日記㊽ 休む、をやる

年末に、身体を壊した。 公演が終わってから休むつもりでいたのだけれど、残務をできるだけ年…

◎あなたも生きてた日の日記㊼踊りを初めて観た人に教わったこと

2022年は、コロナの影響もあって様々な芸術祭がぎゅぎゅっと開催された年だった。瀬戸内国際芸…

◎あなたも生きてた日の日記㊻ 馬に踏まれて粉砕骨折

兵庫県神戸市で中学生時代を過ごした人限定の風習に、「トライやるウィーク」というのがある。…

◎あなたも生きてた日の日記㊺ 強い言葉の用法容量

安住の地『凪げ、いきのこりら』の公演のため、シアタートラムに小屋入りした。 実際に公演を行う舞台に、風景が着々と立ち上がってきている。 朝からスタッフと劇団員が集まって挨拶をし、その後は照明、舞台、音響など各部署に別れてすばやく機材を運び込んでいく。 舞台には活気ある声が響き、時折笑い声が聞こえるなど、和やかな雰囲気だ。 思えばこんなに人がたくさん関わる現場は随分久しぶりで(コロナ禍で人数が制限されていたり、そもそも大規模な公演を打つことを避けていた節がある)、ヘルメット

◎あなたも生きてた日の日記44 無言でいいから電話して

「ぜひお顔を見てあげてください」 お葬式の最後、そう言って故人の顔を見るように促されるこ…

◎あなたも生きてた日の日記㊸ いきのこりたい身体たち

世田谷パブリックシアターの企画【ネクストジェネレーション】で上演する公演の稽古が佳境だ。…

◎あなたも生きてた日の日記㊷モノが動物にもどる時

今年もとうとう年末に差し掛かり、段々と慌ただしくなってきた。一年を振り返ることも多くなっ…

◎あなたも生きてた日の日記㊶ 犬から知るかつての子育て

久々に実家に帰ったら、知らない犬がいた。 正確に言うと「まさか本当にいると思わなかった犬…

◎あなたも生きてた日の日記㊵ ヒーローに求められるもの

およそ25年振りに、東京ドームへ行った。 後楽園駅に降り立った際にスタジアムを見上げて抱い…

◎あなたも生きてた日の日記㊴ ゲストハウス、各自のルール

昨年から徐々に、各地で滞在制作をする機会が増えてきた。 滞在場所に応じてホストの方々が寝…

◎あなたも生きてた日の日記㉞最も恥ずかしいケガを教えて

「今までの人生で一番恥ずかしかったケガって何?」 ある日友人たちと話していた際に、ひょんなことからそんな話題になった。すると出るわ出るわ、友人たちが口々に自分の過去のケガについて話し始めた。 小学生の頃、大流行していたローラースケートで転び、腕の骨を折った話。鉄棒で手を滑らせて地面に落下、尾てい骨を強打してしばらく歩けなかった話。飛び降りたブランコを止めようとして前に回ったところ、揺れているブランコがそのまま顔に激突し前歯を折った話。階段の何段目から飛び降りることができる