大人になるということ

ふと思ったこと。
小さい頃からドラえもんが好きだった。のび太が困ったりいじめられたときに助けてくれたり、時には怒ってくれたり、のび太にとってかけがえのない存在だ。
子どもの頃、何度ドラえもんがいたらなあと思ったことか。28歳の今もドラえもんがいたらなぁと思う。
でものび太が大人になった時にそんなかけがえのない存在のドラえもんはいないんだよな、なんでだろうと改めて考えてみた。映画「のび太の結婚前夜」、「スタンドバイミードラえもん」で描く未来の世界に、大人ののび太とドラえもんが接することはない。特に「スタンドバイミー」の方では、大人ののび太はドラえもんがいないことを受け入れている様子もある。

なぜ大人になったらドラえもんがいないのか。
Wikipediaで調べたらドラえもんは
「量産型の子守用ネコ型ロボット(友達タイプ)[2]。」とある。
更に面白いなと思ったのが、
「『ドラえもん百科』では「特定意志薄弱児童監視指導員」の肩書きを持つ。テレビアニメ第2作第2期では個体番号MS-903となっている」


なぜドラえもんはのび太が大人になったらいないのか。

Wikipediaを参考にすると、
ドラえもんの使命は、特定意思薄弱児童指導員として子守をすることだと思われる。
だから、対象が大人になったらドラえもんの役目が終わるからいないんだと考えられる。

ふと、大人ってなんだ?と思った。

「大人になるって自分で自分のケツがふけるってことだ」ってなんかで言ってたセリフが頭によぎった。

のび太が大人になったから、自分で自分のケツがふけるようになってドラえもんの役割が終わった、、
いや、自分で自分のケツがふけるようになったから、のび太が大人と見なされてドラえもんの役割が終わった、、、

年齢で大人とみなすのか、
ケツがふけるようになったら大人とみなされるのか、
ドラえもんの役割が終わる時なんて作中にも描かれていないし、真実はわからないが。

成人になって8年たつ私は、年齢では立派な大人だ。自分のケツはふけているのだろうか、自信がない。
でもたぶん確実にのび太が28歳だったら、ドラえもんはいない。のび太は26歳でしずかちゃんと結婚したらしい。(24~25、29~30歳でという説もあるが)
そう考えると、のび太って立派な大人になったんだなぁと。愛する奥さん(しずかちゃん)と子どももできて、家族のために働いているんだろうな。
のび太に負けてられないなぁって、でもひとりじゃ潰れてしまうけど支えてくれる人支え合える人の存在って大切だなって、ドラえもんがいたらなぁなんて思ってる場合じゃないなってすごく思った。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?