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猫用音楽

音楽は人間が生み出した文化であり、人間だけが楽しむことができるもの。そう考えているひとがほとんどだと思うが、実は音楽の作り方次第ではネコに癒し効果があると言われている。一緒に暮らしている猫は、いつもノープレッシャーで生きているわけではない。動物も生き物なので、同居人の存在が邪魔に感じたり、時にはイライラするときもある。そんなときに音楽が猫のストレスや不満を解消してくれる。勿論音楽であれば何でもいいわけではない。猫には快感を感じるある一定の要素があり、それが入った曲であれば猫も興味を示し、リラックスができるという。

猫が好きな音

猫は喉笛を思わせる音や、母乳を吸うような音が好きだという。さらには女性の声も好き。高い声は猫にとって好感度が高いと言われているのだ。男性の声に比べると明らかに反応が違う。高い周波数を滑らすように変化させて作られた音は快感を与えるらしい。

Music For Cats

ウィスコンシン大学マディソン校の心理学者であるチャールズ・スノードン名誉教授は、ワシントン・ナショナル交響楽団で活躍した音楽家デイビッド・タイ氏とともに猫のための音楽「ミャウジック」を制作。爆発的なヒットをしたのが、「Music For Cats」である。

このアルバムに収録されている曲のすべては猫がリスナーであることを想定している。猫にとって安らぐ喉笛を思わせる音や、高い周波数を効果的に出していることで、猫を引き寄せる効果があるという。心臓の音のような、一定のリズムが繰り返されている音楽もあり、これも効果があるのだろう。これらの音楽集はあくまでアンビエントのようなもので、いわゆる人間が聴くような大衆音楽ではないので、退屈に聞こえるかもしれない

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