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クリエイティブを発揮しよう!awwwards Tokyo レポート①


自己紹介

こんにちは、Norikoと申します。

普段はWarp Japan という会社で Webサイトを作ったり直したり、クライアント対応をしたり、広報や営業をやったりと、いわば何でもするマン...をしています。ちょっとかっこよい言い方だと、Web Director なんですかね。

こないだ、awwwardsという、いわばウェブデザインのオリンピック!?という、イベントが東京で初開催されました。🙆🏻‍♀️✨✨✨
セッションの殆どが英語スピーカーだったのに加えて、日本語翻訳があまり充実していなかったり (so shit?!)wifi が上手くつながらなかったため(ehhhhh?)、日本人の方で内容がわからなかった😨😨😨 という声を割と多く聞いたので(😱)、印象に残ったセッションを覚えている範囲でレポートを作りお役に立てれば思い、記事を書いています👩‍💻

続編はこちら👇👇👇

東京・原宿発、monopoというエージェンシーとは? awwwards Tokyo レポート②
https://note.com/nmtm/n/n7b4146b22026

宿敵を愛するとは…😈🖤David Navarro (Ueno.) - Design Like a Supervillain | awwwards Tokyo レポート ③
https://note.com/nmtm/n/n448e49cc337d

主観多めで内容に偏りがあるのと、まだまだ英語勉強中の私です。大目に見た上でご高覧ください🙏


Genki Imamura. Bees & Honey. - Branding & Digital Design

Bees & Honey. で手がけられている家具のブランド、「FIL」の実績をもとに、ブランディングのプロセスについてのお話。

FILは、熊本の1家族、穴井家が、地元の「小国杉」というブランド材を、内輪だけで自己満足で完結するのではなく、この取り組みをきっかけに林業が魅力的に感じられ、分野を問わずこの業界に携わる人が次々と出てきて欲しい!という思いのもと誕生したブランド。

このブランド設計を行っていく上で、B&Hが大事にしたのは、「イデオロギー(=ブランドのあり方)」は何かということ。ブランドの軸となる部分があるからこそ、たくさんの人に知ってもらえるブランドへ成長することができると考えているそうです。そして何度も経営者・経営陣へのヒアリングを通してできた、「自然と人・人と人」のつながりを重んじる文化や価値観を「Fulfilling life=満ち溢れた人生」というコンセプトのもと生まれた、建築設計、インテリア、パッケージ、ビジュアルデザイン、そしてデジタル....!どれもこれも洗練されたクリエイティブのご紹介。

その一部はこちらからもみれます👇👇👇素敵!
https://beeshoney.jp/project/fil/

そして、内容云々もそうなのですが、おそらくノンネイティブ&アジアン で、Genkiさんだけが英語でプレゼンをしていたのが素敵でした!(間違っていたら、すみません🙏 多分1日目の話も聞いた上でいうと合っている...)なんとかっこよい侍だ、と思いました。
日本のエージェンシーも、世界と並んで立派にいい仕事してるぞ、ということを示して頂いたような気がします。


Vitaly Friedman.Smashing Magazine. - Bringing Personality Back To The Web

来ました、Smashing Magazine です🙌🙌🙌
実はこれを一番楽しみにしていました。ギークな私は10年来の大ファンなのです。それゆえに、ここだけ内容、厚めです...。
https://www.smashingmagazine.com/

Vitaly は Smashing Magazine の創業者であり、いまも編集長を努めています。発信しているのは web に関する技術的な最新情報や、デザインに関する情報なのですが、他の情報系のサイトに比べると新しい技術やデザインのトレンドについて、独自の目線の目線で書かれている印象があります。
誰かが日本でいうと「デイリーポータルZ」みたいと言っていたのを見ましたが、そんな感じの位置づけになるかと思います。

今回のトークでは、何かと問題になったり課題の多い「プライバシー」を切り口に、彼ならではのユーモアのある例を見せながら、個人情報の考え方、またデザインという視点からはなにができるか、などを話してくれました。

GDPRなどの施行により、今まで個人情報とみなされていなかったデータも個人情報とみなされるようになり、個人情報を扱う側としても膨大な情報を扱っていること、そして1ユーザーとしても、サイトの閲覧履歴や、いままでよりも様々な情報をトラックされ、それが代理店に扱われているということを考えるべき、そしてデジタルの世界では重要なトピックの一つになっている、と話していました。

ヨーロッパでは、購入に至ったコンバージョンだけでなく、
リピート購入、シェアしたくなるかどうか、アップグレード率、会員継続率
施策に掛けているマーケティング予算など、様々な異なる指標を持つことで、より効果的な分析を行う例が増えているそうです。

その上で、セッションの最後ではプライバシーを楽しもう!というテーマのもと、たくさんのアイディア例を見せてくれました。

例えば、

ユーザーが離脱しやすいログイン画面に、キャラクターを使用し、楽しめるインタラクションを作っている例

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年齢認証が必要なクラフトビールのサイトで、年齢を聞かれたときに「No」と答えると更に質問を返してくる例wwwww (これ大好き)

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多くのユーザーが 記入するのが面倒に思う、「Title(敬称)」の項目へたくさんの面白おかしい選択肢を入れている例

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などなどたくさんのUI・UXのアイディアがでてきてました😂

課題や問題となりがちなことも逆転の発想を使って、自由にクリエイティブを発揮しよう!そしてユーザーとのインタラクションをルールなく1から作ろう、いうメッセージを示してくれました。
この膨大な、UI・UX のリファレンスを丁寧に集められるのはさすがと思ったし、持ってくるリファレンスに変態味を感じてより一層好きになりました😊
awwwards Tokyo のサイトも、編集長自ら、大好きだよーと言っていましたね!(Congrats for Shiftbrain & Garden Eight team!)


Álvaro Arregui. Nuevo.Studio Tokyo. - Foreigner Opening a Design Studio in Japan

"Monument Valley" というゲームのデザインで有名なustwo(アスツー)でデザインリードをしていたÁlvaro。
彼が日本・東京にきて、新しい会社を作るまでのストーリーを話してくれました。「Nuevo」はスペイン語で「新しい」という意味。
おそらく、、ですが今までになかった未知の領域の仕事を、情熱溢れるチームとともに行いたいから来たんだろう、というスピリットが伝わってきました。

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(Photo by https://twitter.com/totarotanaka)

印象的だったのは、オフィスを作るためには住所が必要、それにはVISAが必要、そのためには会社が必要・・OK!I see. でも会社を作るためにこれやってるんだけど・・・という堂々巡りのエピソードwww

これはめちゃくちゃ感慨深いスライドになりました。。スペインでキャリアを作ってきた彼でも、日本の外人の受け入れにまだまだビハインドな状況と、複雑な状況に彼が苦労したことを表しているなと思います。

結局、これらを解決できる良き友達を見つけ共同代表になってもらい、1円だけ出資してもらって出資金「500万1円」の会社ができたようです。
なんてユニークで面白い!これぞ、本当のサムライ👏👏👏

https://nuevostudiotyo.squarespace.com/

よく、いろんな人へどうやって仕事をもらうことができているの?と聞かれるけど、東京でクリエイティブな人たちとつながっていることが、すごく勝ちがあり大事、と言っていたのも印象的でした。今回のパートナー、Shiftbrain さん、monopoさん、Garden Eight さんたちはフレンドリーに受け入れてくれたそうですよ😉 check it out!

P.S. 私が you were the best talk だった!と、言うと いつでも遊びに来て!とめっちゃフレンドリーに絡んでくれました。なんて素敵。Gracias amiga Álvaro!

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