見出し画像

TOKYO-DOCAN11期 体験記 - Day1 -

はじめに

はじめまして!もときと申します。note初投稿になります。

現在IT企業でエンジニアとして働いていますが、メンタルヘルス領域、
特にカウンセリング事業での起業のため準備を進めています。

起業をしようと思い立ってから4〜5ヶ月が経ち、6月中旬からStartup Hub Tokyo主催、タクトピア株式会社運営の「TOKYO-DOCAN」という起業家育成プログラムに参加することになりました。

約2ヶ月間全7回のワークショップを通して起業に必要な考え方やワークを勉強し体験することになります。ドキドキ・ワクワクです。

私の今回のワークショップ参加の目的は以下の3つです。

1. ビジネスアイデアを具体化すること
2. アウトプットの場を得てアイデアやプランをブラッシュアップすること
3. 起業仲間を作ること

今回は「TOKYO-DOCAN11期」の初回講義で学んだ内容について体験記、備忘としてまとめたものを投稿したいと思います。

順序が逆になってしまっていますが、私自身の自己紹介や起業を志した経緯、具体的な起業テーマについては別途記事を作成して投稿しようと思っています。

また、Startup Hub Tokyoさん、カリキュラムや講師を担当してくださっているTAKTOPIAさんからは差し支えのない範囲で記事を投稿することを許可いただいています。

この体験記を通して、同じく起業を志す方に少しでもお役に立てれば光栄です!

お世話になる方々・イベント概要

本題に入る前に今回お世話になる方やイベント概要について簡単にご紹介します。(回し者ではありません笑)
こちらについても別途紹介の記事を書かせていただきたいなと思います。

東京創業ステーション
TOKYO創業ステーションは、東京都の政策連携団体である(公財)東京都中小企業振興公社が運営する創業支援をトータルで行う拠点です。東京都内在住の方または都内で起業を予定される方に、起業を円滑に進めるための様々な支援メニューを提供しています。
(東京創業ステーションWebサイトより抜粋)

Startup Hub Tokyo
東京創業ステーションの一階にあります。「起業に興味がある」「起業の準備を始めたばかり」という方向けに書籍や作業スペースのあるラウンジ、企業相談、イベントなどのサービスを基本無料で提供しています。
私はTOKYO-DOCANに応募する前に「コミュニティマネージャー相談」「コンシェルジュ相談」を利用させていただいていました。
Startup Hub Tokyo事務局から3名が運営スタッフとして参加して下さっています。

TOKYO-DOCAN
約2か月・全7回の講義で、アイデアの着想・ブラッシュアップから事業化までを体験できる、起業家の「たまご」のための連続プログラムです。
最終日には講評者や一般観覧を前にしてピッチを行います。
卒業後もコミュニティやイベントを通してサポートしていただけるようです。

TAKTOPIA
 グローカルリーダーシップ育成を目的とした、個人・教育機関向けの学びのデザイン、及びコンサルティングを行っている企業で、TOKYO-DOCANのカリキュラムや講師を担当してくださっています。
今回は以下2名の方々にお世話になります。
長井 悠氏(タクトピア株式会社 共同創業者・代表取締役)
木村 彩乃氏 (タクトピア株式会社 事業統括本部長)

スケジュール・内容

[Day1] どんな問題を解決する?〜アイデアよりも大切なこと〜
[Day2] 誰に何を届ける? 〜ワイルドアイデアのヒラメキかた〜
[Day3] ストーリーを描こう 〜ユーザー体験を起承転結に〜
[Day4] プロトタイピング 〜アイデアを形にしてみよう〜
[Day5] 収益をどうあげる? 〜持続可能なビジネスへ〜
[Day6] ピッチトレーニング 〜ピッチを磨き上げよう〜
[Day7] アイデアを発信しよう 〜起業家へ一歩を踏み出す〜
※6回と7回の間に任意参加のピッチ練習会が2回予定されています。

Day1 講義・ワーク内容

前置き長くなりましたが、ここからが本題、ワークショップの内容になります。

起業のためのアクションフレームワーク「9P」
TAKTOPIAさんがMITの起業メソッドの哲学をベースに日本向けに独自にアレンジを加えたフレームワークです。(各Pの説明は自分なりの解釈です)

Passion:起業の力の源になる価値観、原体験
Problem:解決したい課題
Persona:ターゲットとなる人物像
Pain:ペルソナの抱えている課題
Product:ペルソナのペインを解決するための製品・サービス
Process(User Story):ペルソナに製品・サービスを届け効果が発揮されるまでの道のり
Prototype:試作品の作成
Price(Business model):マネタイズの方法
Pitch:ビジネスプランを伝える

この9個のPに沿って講義は進んでいく予定です。
Day1では「Passion」「Problem」についての講義とワークでした。
どちらも起業をする上での根源的な要素となります。

1.Passionの洗い出し

起業をする上で最も重要。
目的がはっきりしていないと行動に移せない。苦しいときに力をくれる。
個人的な物事を起点にすると考えやすく、目的意識や課題意識を持ちやすい。
関連:アートシンキング
参考書籍:ハウ・トゥ アート・シンキング 閉塞感を打ち破る自分起点の思考法

Passionを洗い出すため、以下を書き出す。
Love:どうしようもなく好きなこと、広げていきたいこと。
Hate:なんとかしたいこと、消し去りたいもの。
Why:LoveとHateに上がったものからわかる自分が大切にしている価値観や原体験。

2.Problemの言語化

目的
・やりたいこと、目標を明確にする。
・人を説得し、資金や協力(仲間)を得るのに必要。

言語化するときのポイント
以下の要素を言語化する際に含めると説得力のあるProblemになる。
・理想と現実のGAP
・具体的なシーン
・現実に起こっている影響・結果

Problemのエビデンス
自分が掲げる課題が社会的にも課題であるか、その課題を解決することでメリットを享受する人がいるか、ということを客観的に提示し人を納得させるために必要。

エビデンスの分類
・定量データ:官公庁や研究機関、調査会社、権威・信用性の高い団体から取得できる
・定性データ:主にステークホルダーへのインタビューから取得する

3.Problemの深堀り

繰り返しになりますが、Problemはサービスやプロダクトの根幹になるもののため妥協せずに詰めていくことが重要です。
深堀りをすることで問題の構造や周辺の課題との関係性がわかるようになり、具体的な対策を考えやすくなります。

深堀りの効果
・Problemの上下・水平を探索することができる。
・アイデアの切り口を増やすことができる。
・ロジックツリーを作成し親問題から子問題をブレイクダウンする。
 - 抽象的で広範なProblemを具体的かつ限定的なProblemに落とし込むことで対象を絞り込み対策を考えやすくする

深堀りの方法
1.具体例から深堀る方法
 1)マインドマップを利用してProblemに関連する情報を思いつく限り書き出す
 2)書き出した内容を共通点でカテゴリ分けする
・気軽に行えそう。観点の偏りや抜け漏れが発生しそうなので、複数回行ってバランスをとったり、人からレビューや意見をもらう必要がありそう。

2.構造的に深掘る方法
・「Nested Theory」を利用して各レイヤーの問題点を書き出す
・自分がどのレイヤに対して対策を打っていきたいのか明確にできる。
・顕在化している問題の裏にある潜在的な問題や、社会的構造のような上位レイヤーの問題の存在を明らかにすることができる。各レイヤーの依存関係を視覚化し、対象とする問題の根本原因を理解し本質的な解決策を検討するのに役立つ。
・慣れないと漠然とした内容になりそう

課題の深堀りには複数の手法を用いてクロスチェックを行うのが良さそうだと感じました。また、クロスチェックの共通点として挙がった問題がフォーカスすべき本質的な問題と言えるかもしれません。(もちろん共通項でないものも重要だと思います)

TODO

・Passionの洗い出し
・Problemを最低2つ挙げ、それぞれについて深堀りとエビデンスの取得を行う

所感

Problemについては現状深堀りとエビデンスの収集が足りていないと感じました。
今持っている起業テーマが割と理想論に偏っている気がしているので、社会的に課題やニーズがあるかということを調べつつ客観的なデータを集めて人を説得できるようにしたいと思います。
Problemの深堀りや調査の内容についても今後別途記事として投稿していきたいと考えています。

今回は以上になります。ここまで読んで下さりありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?