拝啓

拝啓○○さま
宛名を素直に書けないのは意地です
書けば叶うとかそんな次元なんて飛び越えていきたいんです。書いてなくても叶うとかでもいいじゃん。

友人が、苦手なことをあえてやってると言ってました。面白いし興味深いなあと思いました。
苦手なものを回避している自覚がないとその発想は出てこないよね。なるほど。
私は真逆に苦手なことにも挑戦して苦手を潰して行かなければ生きていけないという謎の強迫観念があったので色々試してみてきたわけなんですが、助かった場面もありましたがやらなくても困らなかったと気づきがありました。
私は苦手なことをやらない選択をしたいけど、生きるだけで苦手な事柄に直面してるから自動的にその苦行を行っていますね。草

人と関わると疲れてしまうのは、いつどこでも変わり者扱いされてるからです。
そこで個性の一つだと認められず、生きづらさに感じてしまうのは私の都合です。周りは悪くありません。ただ、世知辛く生きづらいと思うだけです。
私は苦行をしない努力をしていきたいのに、わざわざ実家に帰るなんてことを決めてしまい精神的にも肉体的にも辛くなっています
精神的に弱ると、音に過敏になり腹痛に襲われ、目眩がひどくなり頭が霞がかったように鈍くなります

書いてて客観的に見れるようになったけど、そんな状態で帰るの辞めたほうがいいんじゃないでしょうか。
兄が彼女を連れてくるらしいので、ドタキャンは出来ませんね。いつまでも理想の親になってくれるという期待が捨て切れないせいで、また自分をひとつ苦しめています。

ポジティブシンキングが悪い方向に働いていますね、いつまでも諦め切れないんですね
親という概念を消さないと私は安息地に辿り着けないのだと考えてしまうと死ぬしかなくなりました
まだ小説を書いていたいから死ねないけど。

人と寄り添うことが出来なくなっていることに気づきました。恋人なんて作れるはずがなかった。
だってさ、人を信じられないから寄り添えないですよ。いつ裏切られるかも分からない。信じた瞬間にいなくなられたら私どうにかなりますよ。
そういう人間なんです。懐に入ったものは死ぬほど大切にしてしまうんですよ。愛が重いなんて今どき流行らない。長文読めなくなってる世界、スナック感覚の愛じゃないとやっていけないですよ。

ひとつひとつ手作りをしたいし、クリスマスはどこにも行かずにパンを焼いてケーキを作りたかった
そんな仕事がよかった
職場は優しい人ばかりで、ほとんどみんな大学に出てて、私はそれらが分からなくて間違いばかりしてしまい笑って誤魔化すんです
まるで道化みたいです。笑われて何も楽しくないのに、笑われてばかりです。
でも、生きていくにはそうするしかない時もある
きっと私は明日の仕事も道化の仮面を被って仕事納めをします。実家に帰る時も仮面は外せません。
道化の上に長女の仮面をつけるんです
そして兄の彼女に会い、家の所有権について話しなければなりません。大人になるとお金がまとわりつきます。
あの家に兄の彼女が住むということは、私が好きだった父が暮らしていた家がなくなるということです。
止まったままの時間を生きられたらいいのにな。

とりあえず真っ直ぐ生きることができなくて、誰かといても悲しいので、死にそうになるくらいなら来年は生き方を色々変えていこうと思います

それしかないよね
まだ死ねないじゃん。生きたいもん。

年の瀬に長文を失礼致しました
お変わりなくお過ごしと思います
いつかお会いできたら幸いです

私のこと覚えていてくださいね


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