金ピカ本の小ネタ2: この翻訳じゃJGPはわからんって

 金ピカ本はあまりチェックしていませんが。

 金ピカ本小ネタ1はこちら

 どうも、JGPが理解されていないとおもったら島倉原さんのせいでしたか。。。

 ここ、もしこんなふうに翻訳できていたら、もっと理解されていた思いますね。

 就業保証プログラムは、取り残されている人びとに職業を提供し「底辺をごそっと雇う」ものであるから、そもそも「底辺を」をターゲットとするものなのだと理解して良い。プログラムの賃金と福利厚生としては、民間の雇い主が提供できる最低基準に設定する。民間部門の労働者を超える待遇を与えようとするものではなく、いま職を得られていない人びとを丸ごと拾い上げようというものなのだ。そして、プログラムを中央集権的にせず地方に委ねれば、それぞれのコミュニティ自身がプロジェクトを創出したりプログラムの運営に関わることも可能になる。仕事の内容にせよプロジェクトの内容にせよ、コミュニティのニーズを拾い上げる良いアイデアを出せるのは、中央でなく地方コミュニティ自身だ。このように就業保証プログラムは、型にはまりがちな「トリクルダウン」的アプローチではなく、「ボトムアップ」的に職業を創出していこうとするものなのだ。

 はい、よろしいでしょうか?

 どこかの経済学者さんが、JGPの職業内容を決めないMMTerは怠慢だとか言っていたのを見たことがある気がします。けれど、そういうことじゃないわけです。むしろそんな官僚的なことはあまりよくないよっていう話なのですね。

つづく(もうやめてー)

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