ピクミンのこと。

◯です。

ぼくが物心ついたときに初めてプレイしたゲームがあります。
それがピクミンです。

任天堂から発売された、AIアクションというジャンルに属する、ゲームキューブのソフトです。

宇宙で不時着した宇宙飛行士、キャプテンオリマーが母国へ帰るために、不時着した星に住む生き物、ピクミンの力を借りて星を脱出する、といったストーリーです。

各フィールドに散らばった30の宇宙船パーツを、30日以内に回収するのが今作のミッション。
宇宙船パーツはピクミンでしか運べません。
30日が経つと宇宙服の生命維持装置が尽き、オリマーは死んでしまいます。

そんなゲームなのですが、買った当時幼稚園児だったぼくにはとても難しいゲームでした。

しかし、何度も何度もプレイしていくことで、見えてきたものがありました。

それが

効率と儚さ

です。

ピクミンには3種類います。
赤ピクミンは火に強い。黄ピクミンは高く跳べて爆弾を扱える。青ピクミンは水中を動ける。

この3種類のピクミンを、いかに効率的に振り分け、作業を行えるかがこのゲームの肝なのです。

幼稚園児には、まだ効率を考えることは難しかったため、ゲームクリアはできませんでした。

今になってプレイしてみると、今日はどこまでを目標にしようか、なにかこの間にできる作業はないだろうか、どうすれば無駄なく円滑に行くか、ということを考えられるようになっていて、無事クリアすることができました。

なんか感慨深いです。

赤ピクミンが炎を吹く敵と戦っている間に、青ピクミンで水中のパーツを回収するなど、それぞれのピクミンにしかできない動きがあります。それを踏まえて、色々と計画を立てるのはとても楽しいです。

このような効率を考えることは、大人になってもとても大切なことです。ピクミンが教えてくれました。

そして儚さ。
これは生命の尊さです。

ピクミンが住む星には、ピクミンを捕食する原生生物がたくさんいます。

食べられる、潰される、燃やされる、溺れる、吹き飛ばされる、、、

ピクミンの死因はたくさん。ピクミンが死ぬたび、とても心苦しくなります。

同時に、自分のプレイングが甘かったと後悔します。
でもピクミンは責めることなく、ただオリマーについてくるのです。

こんな健気な生き物はいるでしょうか。
この儚い生命を守るのもこのゲームの大切なミッションだと思います。

このゲームのすごいところは、最後のリザルト画面において、これまでに何匹のピクミンが死んだかを表にして公開するところです。

このリザルトを見ることで、生命の尊さを改めて感じさせられます。

幼稚園児のぼくにとって、この儚さは衝撃でした。

そしてピクミン2という続編において、効率と儚さを学んだぼくにとって、また新たな衝撃と出会うことになります。

ピクミン2のことはまた改めてお話します。

少しでも気になった方は是非。
いまを生きてる上でとても大切なことを教えてくれるかもしれません。

ここまで見ていただきありがとうございました。

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