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パンダコパンダの魅力

○です。

パンダコパンダという作品について。

1972年に制作された、宮崎駿と高畑勲コンビのアニメ作品です。

主人公ミミちゃんが、パンダの親子に出会い共に暮らす作品です。

ぼくはこの作品は子供の頃によくみていたのですが、懐かしくなって久々にみてみました。

24歳男性。超絶癒されました。

このパンダコパンダの世界は、疲れた人を癒す力を持っています。

パンダコパンダの魅力として、3つの魅力を思ったのでそれらをアウトプットしていきます。

魅力その1:パンちゃんの可愛さ

もうこれが一番でしょう笑

パンちゃんが可愛すぎます。

パンちゃんは、ミミちゃんと暮らすことになるパンダ親子の子供です。

子供の頃は楽しいキャラクターだと思っていたと思うのですが、大人になってみると癒しの化身と化していました。

嬉しさのあまり走り出すパンちゃん、茶をしばくパンちゃん、カレーを被ってクマと間違えられるパンちゃん。

すべてが癒しの光景です。

パンちゃんの歯ブラシ、ベッドすら可愛く感じます。

疲れている人必見です。


魅力その2:宮崎駿の断片

このパンダコパンダという作品には、原案やらで宮崎駿が携わっています。

パンダコパンダは、スタジオジブリ設立のおよそ10年前に制作されました。

故に、のちのジブリでも垣間見える特徴が含まれているのです。

中でもぼくが一番断片だと感じたのが、水没都市です。

ジブリ作品には、水没都市が数多く出てきます。

天空の城ラピュタ、崖の上のポニョ、千と千尋と神隠しなんかは線路が水没しています。

そして、パンダコパンダにも水没都市は登場します。

第二作、雨降りサーカスにて。夜間に豪雨がミミちゃん達の街を襲うシーンがあります。そして朝起きたら、街は水の中にありました。

玄関では魚が泳ぎ、キッチンの引き出しには蟹がいたりと、なんとも幻想的な世界が広がります。

たしかに日常が水没していたら、幻想的で異世界のような魅力を感じます。パンダコパンダには当てはまらないけれど、退廃のイメージも少し湧きます。

宮崎駿監督は、この水没都市というモチーフが好きだったのではないでしょうか。そして、このパンダコパンダから始まったモチーフは、次に受け継がれてゆくのです。

余談ですが、ぼくのお気に入りのシーンはまさにこのあたりでした。3人でパパンダのベッドをいかだ代わりにして街に繰り出すシーンは最高に着きます。

このシーンは、今になっても覚えていました。子供の頃、すごく印象に残ったのだと思います。


魅力その3:まわりの大人の優しさ

この作品の大人達は、優しさに包まれています。

優しさってだいぶ漠然とはしているのですが、個人的に最も優しいと思ったところは、手を挙げて喜んでくれる大人がいるというところです。

ミミちゃんが色々あって水に流され、救助された時。大人達は川に飛び込んでミミちゃんの無事を喜びます。バンザーイと。

ミミちゃんがサーカスのトラと対峙して、トラを手懐けた時。まわりのサーカスの大人達は手を上げて喜びます。

サーカスに関しては、紆余曲折あってミミちゃんの無事を喜ぶ以外に喜ばしいことがあるのですが、そこはまあ無事を喜ぶのも入ってるって思っています笑

こんな風に、素直に喜んでくれる大人がいる。

それは子供たちの自信になって、安心感にもなります。

ぼくもそんな大人になりたいです。

子供と大人の視点

パンダコパンダを見て、子供の頃の視点と、大人になってからの視点はだいぶ変わるんだなって思いました。

たとえば子供の頃は、テレビゲームを友達に勝ちたいからであったり、ただこの作業が楽しいからって理由でプレイしていました。

しかし現在プレイしてみると、音楽やアートワーク、世界観に目がいってしまいます。

このように、パンダコパンダも楽しいアニメから、癒しと優しさのアニメに変わっていったのだと思います。

根底としては、子供は何も気にしないような、純粋無垢な気持ちで向き合えるってことがあります。

対して、大人は世界を知ったり、考えることが多くなった結果を踏まえて、向き合うという違いがあります。いい意味で言うと視野が広がったって感じですね。

なかなか残酷なことを言ってしまいましたが、懐かしさは時に大人たちを安心させてくれます。

そんな安心感、癒しを与えてくれたのが、このパンダコパンダという作品でした。

みなさんもぜひ。

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