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米国特許法 AFCP(After Final Consideration Pilot)2.0

 USでのFinal Office Action (US Final OA)後の応答では、
①RCE申請と補正を行う、
②AFCP2.0申請と補正を行う、
③期限の1月以上前に応答する、
のどれかを行うことが多いように思います。

 US Final OA後に補正をすると、ほんの少しの補正でも、新たな調査・検討が必要なので、補正を受け入れられないとして、advisory actionが発行されることが多いです。

advisory actionが発行される場合、advisory actionが発行されるまでの間は出願を継続させておく必要があります。この結果、advisory actionが当初の応答期限(3月)よりも後に出される場合は、期間延長をしなければなりません。

この期間延長の費用を節約するため(延長費用支払+RCE申請となると延長費用が無駄)、上述の①RCE申請と補正を行う、③期限の1月以上前に応答する、という対策がとられます。

 ただし、補正が微少である場合には、②AFCP2.0申請と補正を行う、という対応をとることができます。

ただし、AFCP2.0申請をすれば、必ず補正が受け入れられるというわけではないです。体感ではAFCP2.0申請をすると、補正が受け入れられる可能性がほんの少しだけ高まるように思います。しかし、AFCP2.0申請が無料なので、殆どの場合はAFCP2.0申請をしているようです。

 AFCP2.0申請における「補正が微少」の基準ですが、

概ね、5word以内の補正であれば、補正が微少とされることが多い、

という説をよく聞きます。
不確かではありますが、一つの基準といえます。

●参考情報
 https://www.ryuka.com/jp/news/topics/patent/21352

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