食べ難い生キャラメル
昨日は松岡正剛さんの取材に、編集工学研究所へ。
なぜ松岡正剛さんは、答えを教えてくれないのか?
怒涛の『千夜千冊』がいま1560夜目。博覧強記の知識人でありながら、専門家に留まらない賢者の謎について、作家・海猫沢めろんさんのお力を借りて根掘り葉掘りしてきました!
そして本日は筒井康隆さんの取材をご自宅にて。
よわい八十を超えてなお、湧き出る創作のモチベーションなどについて伺いました。ウェブに綴られる『笑犬楼大通り 偽文士日碌』はどのような心づもりで書かれているのかを伺ったら、爆笑のお答えが返ってきました。
率直で飾らない、軽妙なお答えいただいたけれど、さり気なく何気ないのに、一言ひとことの重みが半端ない……。
松岡正剛さん、70歳、筒井康隆さん、80歳。
なんなんだこの目を光らせた凄みのある高齢者は。ハッと虚を衝かれるようなお言葉が多く、自分のほうがよっぽど思考が硬直して、老化しているのでは、と省みるほどでした。
己の道をひた走り続けた先人の大きな大きな背中を見ました。
お二人とも喫煙者で、取材中に紫煙をくゆらせてらした。それがまあ非常に絵になること。もう煙草また吸っちゃおうかな。
週150円で読み放題のcakesに、インタビューを掲載予定なので、乞うご期待ください。
筒井康隆さんには、ご自宅そばのスイーツ屋さんの生キャラメルを帰りしなのお土産にいただきました。
こりゃ、食べられないよ。神棚に飾るしかないみたいな気持ち。
久しく壊死していたミーハー心が蘇る二日間。「七瀬ふたたび」や「パプリカ」をこよなく愛した14歳の自分に。そして、編集者を目指して編集工学の門を叩いた20代前半、システムエンジニア時代の自分に教えてあげたい。
さてミーハー心は敢えてくしゃっと胸にしまって、生キャラメルをぺろりと咀嚼し、みるみるエネルギーに変えまして、新たな巨匠のそば杖となるような仕事に励もうか、など。
うー、でもほんと未練がましく食べずらい、、ので記念パピコ。
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