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キングオブコント2024準決勝

2日間の戦いを終え、身体はしっかり動いているのにどこか意識が朦朧としているような数日を過ごし、数日過ごしてみればそこそこには空元気も実のある元気になってきて、「これは果たしてネタバレしてないと言い切れるのか?」という惨敗ムーブを各所で振り撒き、先日の発表をもってして正式に敗退が確定した。

発表を受けてたくさん(ものすごくたくさんではないけど僕らからしたらたくさん)の人が悲しんでくれた。しかしながら1週間のだんまりを経て僕らはどうしたって悲しみ終わっているから、去年同様このギャップだけどうにももどかしい。同じタイミングで悲しめる方が良い。「前を向いてください!」と言われたって、もう前は向いている。申し訳ない。「もう前は向いてるしな」とか思ってしまって申し訳ない。

勝ち上がれたならばきっと、喜ぶタイミングが1回だって2回だってやっぱり嬉しいだろうから、これはもうやっぱり勝ち上がるしか無いだろうなと思う。



決勝進出発表で客席に集められた時はもうかなりリラックスしていて、かといって誰が決勝に行くのかもなかなか予想がつかなくて、友達に行って欲しいような、ほんとはあんまり行って欲しくないような、そんな他所者の葛藤をそこそこに転がしながらみんなに拍手を送った。
本当に卑しい話だけれども、距離が近い人があまり行けなかったりしたのに対して内心ほっとしているような感覚もあって、なにをほっとしているんだ、罰当たりな不徳漢めと下がってしまうものも感じて、総じて、いくらなんでもザコかった。



毎年毎年、本番が始まるまでは決して誰1人としてそうなるつもりはなかろうに、必ず少しは生まれてしまうこの外野、そういう枠、そんな枠は本来ないんだけど数組収まってしまうこのスペース、惨敗ボックス、ここに入ってしまったかと、全て終わってみてしみじみ思うのだった。自らの実力に他ならないんだけど、「そ、そんなァ!?」と思いたくなるような、そんな戦いであった。

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