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【ネタバレ】読書感想文「眠りの森」東野圭吾 史上最低の裏表紙

※この文章は東野圭吾著「眠りの森」のネタバレを存分に含みます。

感想

◆事務所で風間利之が殺された第一の事件、演出家の梶谷康也が殺された第二の事件、柳生講介の水筒に毒を入れられた第三の事件、そして4年前のニューヨークでの青木一弘殺人未遂事件の4つの事件の犯人が異なるため、真相がかなり複雑。そのわりには淡々と読むことができた。

◆加賀恭一郎の若い頃(?)はこんなに積極的に女性と絡む性格だったのかーと。最近の加賀さんからは想像できない姿に思えた。

◆バレエおよびダンサーに対する好奇心があまりないのでダラダラと読んでしまった。バレエ好きな方にはハマる作品かも。

◆本作最大の欠点は文庫本の裏表紙である。

「名門バレエ団で男が殺された。被疑者は居合わせたバレリーナ。正当防衛を主張するが、その証拠は見つからない。事件が混沌をきわめる中、『眠りの森の美女』を模した殺人事件が起こる。捜査にあたる加賀恭一郎は、被疑者の親友のダンサーと出会う。気丈に稽古に励む彼女に惹かれながらも、辛い決断の時が迫る。」

眠りの森 裏表紙

はっ?!?!
犯人バラしとるやんけ!!
講談社なにしとん!!

ってことでこの小説は先に裏表紙を読んでしまい、講談社に楽しみの9割を奪われてしまった状態で読んだので、正直あまり楽しめませんでした。
裏表紙からのどんでん返しがあればよかったんですけどね。
裏表紙通りでした。

裏表紙なんて読むもんじゃない

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